April 28, 2024

[Journey 一週間日本縦断の旅2] 北海道稚内市~倶知安町 '24. 4.28

【第一日】宗谷本線・稚内→函館本線・比羅夫

4時に目が覚めた。今朝は6時36分の列車で出発する予定だ。しかしその前に出る5時21分の始発でも間に合う時間だった。ジジイの朝は早い。

手短に身支度をして、夜明けの街を歩く。

 

24042801domeHokkaido, SONY α6400 with SONY  E 18-135mm F3.5-5.6 OSS (2024. 4)

稚内駅の400メートル北にある、北防波堤ドーム。1945年まではここに線路が通っていて、稚内桟橋という駅があった。稚内と南樺太の大泊を結んでいた稚泊航路の乗換駅だった。現在は、稚泊航路記念碑と蒸気機関車の車輪が残されている。調べたところ、1955年以降宗谷本線を走っていたC5549という型式のものだった。厳密にいえば、稚内桟橋駅がなくなってから走っていた車両だ。

 

24042802wakkanaistnHokkaido, SONY α6400 with SONY  E 18-135mm F3.5-5.6 OSS (2024. 4)

線路が外にはみ出している稚内駅。

それにしても寒い。気温は10.4度。

今回、服装は北海道仕様をあまり考慮してこなかった。これから九州へ行くのにダウンジャケットは持っていきたくないし。だがとりあえず今は疑うことなくダウンジャケットが普通に欲しい。

改札できっぷを見せると、経由が書かれている別紙まで丁寧にチェックしてから「どこに(改札の)スタンプ押しますか?」と聞いてくれた。やっぱりここはそういう訳ありのきっぷで乗る人が結構いるのかなと思った。

240428031sttrain

最初の列車は、特急サロベツ2号。

 

24042807sarobetuHokkaido, CASIO HIGH SPEED EXILIM EX-ZR4000 (2024. 4)

サロベツは稚内の南にある豊富町付近の地名。その辺りに来ると、車窓に原生林が広がりはじめた。

 

24042804skunkcabbageHokkaido, SONY α6400 with SONY  E 18-135mm F3.5-5.6 OSS (2024. 4)

地面には、ミズバショウの花が雑に咲き散らされている。やがて、川が列車にまとわりつくように付いてきた。

 

24042805teshioriverHokkaido, SONY α6400 with SONY  E 18-135mm F3.5-5.6 OSS (2024. 4)

水の流れに沿って人が住みはじめ、そのあとで集落を縫うように線路が敷かれたのだろうなと想像する。天塩川という名前のこの川は、途中の幌延から名寄まで120kmに渡って、ほぼ線路沿いに流れていた。

もしかしたらこの旅でいちばん印象的な車窓風景を、最初の列車で見てしまったような気がした。

2404428062ndtrain

旭川で乗り換えた札幌行きの特急・ライラック18号は、サロベツ号が着いた同じホームの反対側で待っていた。

 

24042809asahikawastnHokkaido, CASIO HIGH SPEED EXILIM EX-ZR4000 (2024. 4)

車窓に見える風景が、凡庸に見えた。新千歳空港から北海道入りしていればそんなこともなかったのだろうけど、今回のように先に宗谷本線に乗ってしまうと、どうしても感動が薄くなる。

240428103rdtrain

札幌で普通列車に乗り換えて銭函(ぜにばこ)駅で下車。

 

24042812zenibakostnHokkaido, SONY α6400 with SONY  E 18-135mm F3.5-5.6 OSS (2024. 4)

ここは前回日本縦断をしたときにも来たところだ。駅から少し歩くと日本海に出る。海岸で、札幌駅で買った弁当を食べようと考えていた。前に来たときの、夏の終わりの穏やかな海の記憶があった。

 

24042811zenibakoseaHokkaido, SONY α6400 with SONY  E 18-135mm F3.5-5.6 OSS (2024. 4)

しかし今日の海は、沖から吹いてくる冷たい風が強すぎた。メシを食うのはあきらめる。写真を何枚か撮って駅へ戻り、弁当は待合室でそそくさと食べた。

240428134thtrain

海沿いを走る列車で小樽へ。

 

24042814otarustnHokkaido, SONY α6400 with SONY  E 18-135mm F3.5-5.6 OSS (2024. 4)

ほとんどの列車はこの小樽駅で乗り換えになる。ここから先も函館本線なのだけど、小樽と長万部の間は通称「山線」と呼ばれる。北海道新幹線が開通すると、この区間は廃線になってしまうといわれている。現在は普通列車しか走っていないので廃止されると聞いても割と素直に納得してしまいがちだけど、1986年まで特急列車も走っていた。そしてなぜか廃線予定であるにも関わらず、最近では沿線のニセコや倶知安へ向かう観光客などで混雑し乗客の積み残しが発生しているという話も聞いた。そこできょうは乗換え時間に余裕をもたせた。幸い、2両編成の列車は座席がほぼ埋まる程度の乗客数だった。

240428155thtrain240428166thtrain

途中の倶知安で乗り換えて、ひと駅目の比羅夫で下車。きょうの宿は、無人駅の駅舎を宿泊施設にした「駅の宿ひらふ」。

 

24042817statinhotelHokkaido, SONY α6400 with SONY  E 18-135mm F3.5-5.6 OSS (2024. 4)

本当に、駅の中…時刻表の隣に突然入口があった。部屋は3室。列車が見えるホーム側の部屋は、反対側より¥1,000高い。私はそこにこだわりはなかったので、安い方の部屋にした。

 

24042819roomofstationhotelHokkaido, CASIO HIGH SPEED EXILIM EX-ZR4000 (2024. 4)

部屋は小さく質素。宿になる前は、この建物はどのような造りだったのだろうか。

 

24042820hirahustnHokkaido, SONY α6400 with SONY  E 18-135mm F3.5-5.6 OSS (2024. 4)

外から駅を見る。○をつけたところが私の部屋だ。あらためて見ると、無人駅の割には立派な駅舎だ。

 

24042821bbqHokkaido, CASIO HIGH SPEED EXILIM EX-ZR4000 (2024. 4)

夕食は、ホーム脇でいただくBBQ。列車内の旅行者と、お互いに無言で写真を撮り合う。

 

24042822stationinthenightHokkaido, SONY α6400 with SONY  E 18-135mm F3.5-5.6 OSS (2024. 4)

現在、この駅に発着する列車は下り6本、上り7本。この日、何本か列車の発着を見たけれど、乗降客は私を含めてこの宿の泊り客以外にいなかった。JR北海道発表の数値によれば、この駅の一日の乗車人員は平均1人超~3人。その大部分は宿の客ではなかろうか。

 

24042823kamemushiHokkaido, CASIO HIGH SPEED EXILIM EX-ZR4000 (2024. 4)

室内に、カメムシを駆除するためのテープが置いてあった。一匹貼り付けた。

| | | Comments (0)

«[Journey・一週間日本縦断の旅2] プロローグ~北海道稚内市 '24. 4.27