November 04, 2019

[Journey] 宮城県気仙沼市~女川町 '19.11. 4

2016年に気仙沼市の大谷海岸を訪れたとき、津波を受けたJR気仙沼線の線路と駅ホームの跡がほぼそのまま残っていた。

 

19110401oyabeach2016Miyagi, SONY α6000 with SONY E18-55mm F3.5-5.6 (2016. 12)

震災遺構として保存するつもりなのか気になっていたので、その後の様子を確認しに行ってみる。

 

19110402oyabeach2019Miyagi, SONY α390 with MINOLTA AF ZOOM 24-85mm F3.5-4.5 NEW (2019.11)

駅があった場所では大掛かりな整地が行われていた。駅や線路の跡は確認できなかった。

もともとこの辺りは気仙沼線の中でも海に近いところを通っており、車窓の景色がよい場所として知られていた。けれども、鉄道の面影はなくなっていた。

 

19110403oyabeachnowMiyagi, SONY α390 with MINOLTA AF ZOOM 24-85mm F3.5-4.5 NEW (2019.11)

南三陸町へBRTで移動する。町の中心にある志津川駅は2017年に商店街の移設に伴って場所が変わっていた。

 

19110404shizukawastnMiyagi, CASIO HIGH SPEED EXILIM EX-ZR4000 (2019.11)

駅建屋はプレハブ。これもまだ暫定的な場所なのか。

 

19110405sunsunsyoutengai1Miyagi, SONY α390 with MINOLTA AF ZOOM 24-85mm F3.5-4.5 NEW (2019.11)

「南三陸さんさん商店街」は、場所は変わりながらも以前あった店は継続して営業している様子だった。この商店街のお客は地元民が多い。だが、なぜかよそ者にも優しい雰囲気を感じるので、南三陸町に来るたびに立ち寄るようになった。

 

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一方で、新しい市街の川向うにある震災前の市街地は大きく姿を変えていた。

 

19110407bousaityosyaMiyagi, SONY α390 with MINOLTA AF ZOOM 24-85mm F3.5-4.5 NEW (2019.11)

悲劇の象徴的存在だった防災対策庁舎の周囲は全面整地中だった。そしてその向こう側の、住宅や商店があった辺りにはべらぼうな盛り土が施され、巨大な丘が作られていた。

 

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この巨大人造丘は、高さ20m。「祈りの丘」という名の震災犠牲者鎮魂施設になるらしい。南三陸町は市街地の場所を完全に変えた。

BRTで柳津へ。以前は柳津駅でBRTから列車に乗り換えるときには、駅前でバスを降りてから改札を通り、跨線橋を上り下りして鉄道のホームに行く必要があった。だが、BRTの乗降場から鉄道のホームまでまっすぐ歩いていける通路が作られていた。BRTを鉄道の仮復旧ではなく恒久的なものとする布石だろうか。

 

19110408yanaizustnMiyagi, SONY α390 with MINOLTA AF ZOOM 24-85mm F3.5-4.5 NEW (2019.11)

列車を乗り継いで女川へ行く。

震災後に建て替えられた女川駅の周りには、やはり新しくできた商店街がある。けれども、今のところはそれしかない。

 

19110409onagawacityMiyagi, SONY α390 with MINOLTA AF ZOOM 24-85mm F3.5-4.5 NEW (2019.11)

せっかく海のそばまで来たのだから何か魚を食べようと思い、閉店時間が迫っているせいか愛想のない食堂に入って、せわしなくサンマ定食をいただく。今回はここまで。

 

19110421sanmarMiyagi, CASIO HIGH SPEED EXILIM EX-ZR4000 (2019.11)

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November 03, 2019

[Journey] 岩手県陸前高田市~宮城県気仙沼市 '19.11. 3

BRTで陸前高田市へ。陸前高田駅の場所が前回(2017年)来たときと変わっていた。

 

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線路はないけれど、作りが鉄道駅っぽい。

今の駅は「新中心市街地」と呼ばれるところにあるらしい。

そばに商店街があった。きょうは「産業まつり」という催しが行われており、アマチュアっぽい人が仮設のステージで歌っている。地元産品の出店もあったけれど、お客さんはほとんどが普段着姿の、近所の人に見えた。

 

19110302industrialfestIwate, CASIO HIGH SPEED EXILIM EX-ZR4000 (2019.11)

駅は高台にあり、海の方向を見下ろすことができる。タピック45を見つけた。

 

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川の流れを辿った先にある、横から見ると三角形をしたタピック45は、震災前は「道の駅」で、近くに「奇跡の一本松」などの震災遺構がある。しかし周りの土地は荒れ放題だ。重機が置かれているので、造成中、なのかもしれないけど。

 

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タピック45。

震災後しばらくの間は自由に中に入ることができたけれど、きょうは立入禁止になっていた。手前に立つ筒状の物体は、よく見ると最上部にマンホールの蓋が付いている。たぶんこれからその高さまで盛り土をするのだろう。

 

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タピック45の隣に「東日本大震災津波伝承館」という施設が新しくできていた。入場無料。

おそらくこれまで見た震災関連の展示館の中で、もっとも手がかかっているように見えた。館内には写真パネルや被災した物の展示のほか、説明用のビデオが多くあった。個人的にこうした施設の説明ビデオというのは、興味のない部分が早送りができなかったり、逆に、興味のある部分だけを見直したりすることができなかったりするため、好きではない。けれども現代の動画世代の人には、こっちのほうが理解しやすいのかもしれない。

 

19110306takadamatsubaraIwate, SONY α390 with SONY DT 18-55mm F3.5-5.6 SAM II (2019.11)

建物の裏手に回ると、たくさんの松の幼木がきれいに植えられていた。震災前まで存在していた「高田松原」を復活するのだそうだ。そしてここから「奇跡の一本松」への道路が作られていた。

 

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…。

一本松は以前と変わらずぽつんと立っていたけれど、新たにできたアプローチの豪華さからして、将来は、このままぽつんでは済まないような気もした。

 

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東日本大震災津波伝承館を出て、あらためて町を歩く。

 

19110309rikuzentakadacityIwate, CASIO HIGH SPEED EXILIM EX-ZR4000 (2019.11)

二年前と変わらず、至るところで工事中のように見えた。いや、そのとき派手に行なわれていた盛り土工事は、ほぼ終わったようだった。しかし。

陸前高田市の2010年の人口は23,300人だった。震災後の2015年は19,800人。2019年は18,500人で、大幅な人口減少が続く。

これに対して今年の夏に訪れた大槌町の人口は15,300人(2010年)→11,800人(2015年)→11,600人(2019年)で、震災直後の落ち込みは大きかったけれど、直近の下がり方はやや小さくなっている。大槌町で新築のこぎれいな家がずらりと建ち並ぶのを見てバブリーだと感じたけれど、よそ者にバブリーと思われようが、復興においてまず重要なのは、かつて住んでいた人が早く元の生活に戻せるようにすることではなかろうか、と、このとき思った。

気仙沼行きのBRTに乗り、終点のひとつ手前の鹿折唐桑(ししおりからくわ) 駅で大島行きのバスに乗り換える。

2016年にフェリーで20分かけて行った、大島。今年4月に気仙沼大島大橋が開通して、気仙沼湾に浮かぶ面積8.5平方kmのこの島へ車で行くことができるようになった。

あえて、橋の手前の停留所で降りる。この橋は歩いて渡ることもできるのだ。橋のたもとには見物客がたくさんいた。

 

19110310oshimabrdMiyagi, SONY α390 with SONY DT 18-55mm F3.5-5.6 SAM II (2019.11)

私以外は皆、車で来たのだろう。見物客用の駐車スペースも用意されていた。

橋からの眺めがよい。全長は297m。本土と島の間でいちばん近いところに架けられたのだろう。

 

19110311oshimabrd2Miyagi, SONY α390 with SONY DT 18-55mm F3.5-5.6 SAM II (2019.11)

大島に入り、島を横断して太平洋側にある小田の浜という海岸まで歩く。

 

19110312oshimaMiyagi, SONY α390 with SONY DT 18-55mm F3.5-5.6 SAM II (2019.11)

小田の浜はきれいな海岸だった。

 

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19110314beachhouseMiyagi, SONY α390 with SONY DT 18-55mm F3.5-5.6 SAM II (2019.11)

海の家も新しい。最近整備されたのだろう。橋ができたことによって、今後観光地としての発展が期待される。

 

19110315bustocityMiyagi, CASIO HIGH SPEED EXILIM EX-ZR4000 (2019.11)

夕方のバスで気仙沼市街に戻る。

宿の近くに手ごろな店が開いておらず、まさかの二晩連続で晩飯がはなまるうどん!

 

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November 02, 2019

[Journey] 岩手県釜石市~大船渡市 '19.11. 2

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釜石市の北部にある、鵜住居。「うのすまい」と読む。インパクトがあるこの地名の由来は、素直に「鵜の居住地」というほかに、アィヌ語の「ウシ・オマ・イ(入り江のある所)」とする説もある。

 

 

地図で見るとたしかに入江にあるこの町は、東日本大震災で、やはり津波の被害を受けた。

地震のあと、駅のそばにあった鵜住居地区防災センターに200名以上の住民が避難した。「防災センター」という名前は避難所っぽさも感じられるけれど、実はここは避難者が「避難生活をするための拠点」としての位置づけで、津波の一次避難先としては高台などに別の場所が定められていた。津波は二階建ての建物を丸ごと襲い、中にいた人のうち生存者として救出されたのはわずか34名だった。

鉄道は長い間不通が続き、今年3月、8年ぶりに営業再開した。しかし今日、私はJR釜石駅から路線バスでここに来た。先月きた台風の影響で、鉄道は再び不通になってしまっていた。

 

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駅前に「いのちをつなぐ未来館」という、重い名前の施設があった。

震災に関する資料が展示されていた。

 

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今まで他の町で見てきた震災関連の施設と比較しても、ここの説明は具体的かつ、量も多すぎず少なすぎずで、わかりやすかった。

 

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館内には震災前の駅前の写真パネルも展示されていた。しかし現在の駅前には、まったく昔の面影はなかった。駅前には緩やかな丘ができていて、「釜石祈りのパーク」という、これまた重い名前がつけられていた。

 

19110205praingparkIwate, SONY α390 with SONY DT 18-55mm F3.5-5.6 SAM II (2019.11)

手前にあるみかげ石には「釜石市鵜住居地区防災センター跡地」と彫られていた。

線路をはさんだ反対側を歩く。

 

19110206waytothestadiumIwate, SONY α390 with SONY DT 18-55mm F3.5-5.6 SAM II (2019.11)

10分ほど先へ行くと、釜石鵜住居復興スタジアムがある。津波で校舎が全壊した小学校と中学校の跡地に建てられた。

ここで今年、ラグビーワールドカップの試合が行われた。試合は9月と10月に一試合ずつ予定されていた。しかし10月の試合は不運にも台風と重なってしまい中止になった。釜石には「釜石シーウェイブス」というクラブチームがあるので、今後はリーグ戦などに使われるのだろうけれど、貴重な国際試合の一試合が中止になったのは痛い出来事だっただろう。

 

19110207stadiumIwate, SONY α390 with SONY DT 18-55mm F3.5-5.6 SAM II (2019.11)

スタジアムは6,000人収容(ラグビーワールドカップの試合時には仮設席を増設して16,020人とした)。入り口の前にいきなり避難経路の案内があるのが特徴的だ。釜石の市街地から距離はあるけれど、ここに作ったということは、アクセスは鉄道やバスよりも自家用車を想定しているのかなと思う。

 

19110208movieIwate, CASIO HIGH SPEED EXILIM EX-ZR4000 (2019.11)

映画「ボヘミアン・ラプソディ」野外上映会の告知があった。明日。¥500か。いいなぁ。

一瞬そそられたけれど、夜はちょっと冷えそうだと思った。

釜石へ戻り、南下する。釜石から先は、鉄道は動いていたけれど、列車はガラガラだった。

 

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レトロな観光用車両。

 

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車内も豪華な雰囲気なのにもったいない。7月に乗ったときは、昼間の列車には立ち客もいるくらいだったのに。一部区間がまた不通になったせいか、営業再開当初のブームが過ぎたせいなのか。

盛駅でBRTに乗り換え。BRTは列車と同じホームの反対側から発車する。

 

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BRTは地方のバスでは珍しく、Suicaも使える。列車の頃より所要時間はかかるけれど、鉄道の代替手段として、使い勝手に相当配慮されているように感じる。本日の宿泊地・大船渡で下車。

 

19110212hanamaruyoshinoyaIwate, CASIO HIGH SPEED EXILIM EX-ZR4000 (2019.11)

はなまるうどんと吉野家が合体した店があった。一見、便利そうだ。しかしよく考えると何が便利なんだかわからない。自分は牛丼を食べたいけどツレがどうしてもうどんを食べたいといっているときとか…牛丼とうどんを同時に食べたいけど近くに「なか卯」がないときとか…くらい…か…な。

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July 15, 2019

[Journey] 岩手県大槌町~釜石市 '19. 7.15

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岩手県大槌町・浪板海岸の波は「片寄せの波」といわれ、寄せるだけで、返しの波がない。その海は、サーファーで賑わう。沖に見えるのは「ひょっこりひょうたん島」のモデルのひとつである、と町のパンフレット等で紹介されている蓬莱島。もっとも「ひょっこりひょうたん島」というのは1964~69年にNHKで放映された人形劇の番組なので、これをリアルで知っている人は結構なお年だ。

海岸から1kmほど山側に行ったところに「ベルガーディア鯨山」という施設がある。ここに「風の電話」という、電話線がつながっていない黒電話が置かれた電話ボックスがある。詳細はWebサイト参照。

中には「許可なく写真撮影禁止」と書かれていた。許可を取らなかったので、写真は外からだけ撮る。

 

19071502bellgardiakujirayamaIwate, SONY α6000 with SONY Vario-Tessar T* E 16-70mm F4 ZA (2019. 7)

こう書くのもなんだけど、撮影制限があるのに「インスタ映え」の雰囲気をひたすら強く感じる場所だった。私がここのオーナーの思いを感じ取れていないだけなのかもしれないけれど。

大槌町の中心部を目指して歩く。30分ほどで吉里吉里の集落へ入る。「きりきり」と読むこの地名の由来は、アイヌ語の「白い砂浜」の意味からとも、ここの海岸の砂の上を歩くと「キリキリ」と鳴るからとも言われる。

…ということは、白くきれいな砂浜があったのかもしれない。しかし津波で砂が流されてしまったそうで、海岸は立入禁止・工事中だった。

 

19071503kirikiribeachIwate, SONY α6000 with SONY Vario-Tessar T* E 16-70mm F4 ZA (2019. 7)

町の中心にある天照御祖(あまてらすおおみかみ)神社。

 

19071504chinboIwate, SONY α6000 with SONY Vario-Tessar T* E 16-70mm F4 ZA (2019. 7)

境内に珍棒が祀られている。鳥居の下で屹立する珍棒。思わず頭の部分を撫でると、想像以上にスベスベしていた。さすが、わかっていらっしゃる(…)。

「吉里吉里坂」と書かれた緩い坂道を登り、峠をトンネルで抜ける。

 

19071505kirikiritunnelIwate, SONY α6000 with SONY Vario-Tessar T* E 16-70mm F4 ZA (2019. 7)

トンネルの入口脇にあるボタンを押すと「通行者注意」の表示が出て運転者に歩行者の存在を知らせる仕組みになっている。しかしトンネル内に歩道はなく、恐怖感と戦いながら早足で通過。大槌の市街に入る。

プレハブのそば屋で一服する。ゆでめんを供す質素な店なのにテラス席があるのが、妙だけど嬉しい。

 

19071506noodleshopIwate, SONY α6000 with SONY Vario-Tessar T* E 16-70mm F4 ZA (2019. 7)

前回、大槌の町を訪れたのは2017年。二年で、町の姿は大きく変わった。

 

19071507otsuchicityIwate, SONY α6000 with SONY Vario-Tessar T* E 16-70mm F4 ZA (2019. 7)

二年前は、民家があったのは主に国道沿いに限られていたけれど、今は見渡す限り真新しい家が整然と建ち並ぶ。そしてさらに新築住宅の広告看板が立つ。まるでここだけバブル景気が来ているようだ。

 

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市街地の中心に「おしゃっち」という建物ができていた。

 

19071509oshattiIwate, SONY α6000 with SONY Vario-Tessar T* E 16-70mm F4 ZA (2019. 7)

一階と二階は大槌町文化交流センター、三階は図書館がある。一階には津波の被害と町の復興の様子を撮った多くの写真パネルが展示されていた。

 

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空いたスペースには机と椅子が設けられ、地元の高校生とおぼしき若者が思いおもいに勉強していた。

 

19071511oldgovbuildongIwate, SONY α6000 with SONY E 18-55mm F3.5-5.6 (2014. 9)

前回訪れたときには残されていた、津波の被害を受けた町庁舎。その建物は撤去されて、芝生が植わっていた。

 

19071512traceofbuildingIwate, SONY α6000 with SONY Vario-Tessar T* E 16-70mm F4 ZA (2019. 7)

ぽつりと立つ地蔵が、悲劇の証しとして唯一残された。いろいろな捉え方はあるだろうが、これが、この町の震災被害の収束方法だ。

列車に乗るため、大槌駅へ。昔のこの駅の様子は知らないけれど、明らかに立派で大きな駅舎が建つ。

 

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この形もひょうたん島イメージのような。

 

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釜石駅に着くと、ラグビーワールドカップの掲示があった。釜石でも試合があるのだ。盛り上がっている…のだろうか。今回はここまで。

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July 14, 2019

[Journey] 岩手県宮古市~山田町 '19. 7.14

三陸鉄道の列車を田老駅で降りる。駅前の、かつて民家があったところは無料駐車場になっていた。ずっと昔からそうだったかのように見えた。

 

19071401frontoftarostnIwate, SONY α6000 with SONY Vario-Tessar T* E 16-70mm F4 ZA (2019. 7)

震災で津波の被害を受けた田老は、来るたびに町の様子が大きく変わっている。悲劇の象徴的な存在だった、決壊した防潮堤の上は、地元の爺さんが朝の散歩道にしていた。後を追って防潮堤にのぼり、町を見下ろす。

 

19071402baseballstudiumIwate, SONY α6000 with SONY Vario-Tessar T* E 16-70mm F4 ZA (2019. 7)

この野球場がある場所は、2011年7月に来たときには更地だった。

 

19071403beforeIwate, SONY NEX-5 with SONY E 18-55mm F3.5-5.6 (2011. 7)

震災前とは別の姿で新しい町ができつつある様子は、復興というより、再開発のようにも見える。そして町の中心部近くには「新田老駅」が工事中。

 

19071404shintarostnIwate, SONY α6000 with SONY Vario-Tessar T* E 16-70mm F4 ZA (2019. 7)

既設の田老駅とわずか500mしか離れていない。来年春に開業予定。

 

19071405tarokankohotelIwate, SONY α6000 with SONY Vario-Tessar T* E 16-70mm F4 ZA (2019. 7)

震災直後「ここだけが残った」建物だったように見えた「たろう観光ホテル」も、今は「ここだけが取り残された」ように感じる…というか、ここは震災遺構として、あえてそのまま残しているのだけど。

お昼前の列車で南へ移動。

 

19071406miyakostnIwate, SONY α6000 with SONY Vario-Tessar T* E 16-70mm F4 ZA (2019. 7)

三陸鉄道の宮古駅から先、釜石駅までの間は今年3月に営業が再開されたばかりだ。震災前、この区間は山田線というJRの路線だった。だが復旧にあたり、JRが鉄道としての再開を渋った。結局、復旧にかかる費用の多くをJRが負担する代わりに、復旧後は地元第三セクターの三陸鉄道に経営譲渡することで話がついた。

しかし再開直後の物珍しさのせいか、今日乗った二両編成の列車は旅行者などで激混みで、立ち客もいた。岩手船越駅で下車。

 

19071407iwatehunakoshistnIwate, SONY α6000 with SONY Vario-Tessar T* E 16-70mm F4 ZA (2019. 7)

無人駅。

 

19071408beforesantetsu Iwate, CASIO EXILIM EX-ZR410 (2014. 7)

↑この画像は2014年、休業中に訪れたとき撮ったもの。看板がJRだったこと以外はほとんど変わってないっすね。

岩手船越駅から歩いて10分ほどのところに、「道の駅やまだ」がある。

 

19071409michinostnyamadaIwate, SONY α6000 with SONY Vario-Tessar T* E 16-70mm F4 ZA (2019. 7)

鉄道が再開するまで路線バスで宮古から釜石へ行くときは、途中「道の駅やまだ」で乗り換えが必要だった。道の駅やまだには町の特産品を扱う売店や食堂がある。乗り換えの時間つぶしもできて、便利な場所だ。

そしてこの近くには、かねてから行きたかった「鯨と海の科学館」がある。

 

19071410whaleandseaIwate, SONY α6000 with SONY Vario-Tessar T* E 16-70mm F4 ZA (2019. 7)

鯨と海の科学館は、道の駅やまだから海岸の近くに下りたところに建つ。場所的に津波の被害を受けたことは明らかだったけれど、営業再開しているかどうかはっきりせず、2014年2017年に訪れたときは、入口の前まで来て初めて休業中であることを知った。だが今日は、営業再開したのを予め全国ニュースで知っていた。三度目の正直だ。期待とともに訪ねる。

 

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ここでいちばんの見ものは、三陸沖で捕れた体長17.6mのマッコウクジラの骨格標本。

 

19071412whaleIwate, CASIO HIGH SPEED EXILIM EX-ZR4000 (2019. 7)

津波は建屋の二階床上1mの高さまできたそうだ。そのとき約7万点の展示物や標本が流出し、一階に展示されていたクジラの骨格標本も津波を被った。

 

19071413aftertsunamiIwate, CASIO HIGH SPEED EXILIM EX-ZR4000 (2019. 7)

しかしこの骨格標本は幸いなことに、流失した部分はなかった。それから、この骨を一つずつ洗って再開を目指したという。

 

19071414stumprallyIwate, CASIO HIGH SPEED EXILIM EX-ZR4000 (2019. 7)

明日はスタンプラリーをやるそうだ。「(明日また来てください。)」とは冷たいようだけど、明日また来る人もいるのかもしれない。入場料は大人¥300、小中学生は¥150。財布には優しい。

こじんまりとした所だけど、展示物はまとまっていて、説明もわかりやすかった。来てよかった。

 

19071415thanksIwate, CASIO HIGH SPEED EXILIM EX-ZR4000 (2019. 7)

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July 13, 2019

[Journey] 岩手県久慈市~田野畑村 '19. 7.13

19071301frontofkujistnIwate, SONY α6000 with SONY Vario-Tessar T* E 16-70mm F4 ZA (2019. 7)

JR八戸線の列車で久慈へ。駅前で、貸切バスから降りてきた団体客と一緒になる。

 

19071303kitasanrikurailIwate, SONY α6000 with SONY Vario-Tessar T* E 16-70mm F4 ZA (2019. 7)

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久慈駅前の建物に掲示されているドラマ「あまちゃん」で使われた「北三陸鉄道」の看板は、前回(2017年)来たときに見たものから新しくなっていた。2013年の放送から時間が経った今も、まだここは、あまちゃんの町だ。

乗り換えの三陸鉄道の列車をホームで待つ。するとさっきの団体客がやってきた。彼らはずっと列車に乗るわけではなく、バス一台で久慈駅まで来て、列車の旅をちょっとだけ体験してから、先の駅で待っているバスに乗って移動するようだ。

バス一台、というのが曲者で、列車を貸し切るほどの人数ではないから、一般客に加えて数十人の人達が普通の列車に乗ることになる。

あー近くに来たらうっとうしいなと思っていたら、背後からその団体さんのひとりと思われるばあさんに袖を引っ張られ「ねえ、海はどっち側?」と尋ねられた。

そんなに私が海の方向に熟知しているように見えるのだろうか。海が見たければ、走っている列車の中にこだわらず、列車から降りたときにじっくり見ればいいじゃないか、と思った。

 

19071304inthetrainIwate, SONY α6000 with SONY Vario-Tessar T* E 16-70mm F4 ZA (2019. 7)

…ということで三陸鉄道の列車を、海が近くに見えた堀内駅で下車。

久慈から5つめ。この駅にも、待合室に駅ノートがあった。

 

19071305notebookinthestationIwate, CASIO HIGH SPEED EXILIM EX-ZR4000 (2019. 7)

そしてここも絵の達人が訪れていた。少数精鋭の絵師たちが全国行脚しているのか、あるいは、今はこういう人が多いのだろうか。

 

19071306horinaistnIwate, SONY α6000 with SONY Vario-Tessar T* E 16-70mm F4 ZA (2019. 7)

堀内駅は、あまちゃんのロケで使われた駅だそうだ。パッと見た感じ、周囲は小さな漁村以外に何もない。もっともそれが、ドラマで使うには好都合だったのだろう。

海岸へ降りると、一部が公園のように整備されていた。まだ新しい。震災復興というより、あまちゃんなどでここを知った旅行者が退屈しないように作られたのではないかと思った。

 

19071307takuboku Iwate, CASIO HIGH SPEED EXILIM EX-ZR4000 (2019. 7)

公園には宮沢賢治の碑があった。宮沢賢治が1925年に三陸を旅行したとき、堀内の港から船に乗った(可能性がある)そうだ。碑に刻まれた「敗れし少年の歌へる」は、賢治が乗船する日の明け方に書いた詩とされる。

 

19071308ria Iwate, SONY α6000 with SONY Vario-Tessar T* E 16-70mm F4 ZA (2019. 7)

公園から少し歩くとシャープに入り組んだ「いかにもリアス式」といった感じの海岸があり、次の列車までの2時間を持て余さずに過ごすことができた。

続いて、北リアス線で震災から最後に復旧した島越駅で下車する。駅が営業を再開できたのは震災から3年後の2014年4月だった。震災前は駅の周りに集落があったようだけど、現在は、人家は見当たらない。しかし新しい立派な駅舎があった。

 

19071309shimanokoshistn Iwate, SONY α6000 with SONY Vario-Tessar T* E 16-70mm F4 ZA (2019. 7)

2018年度の一日の乗降客数は39名という。

駅にあった名所案内に書かれていた、ハイペ海岸へ行ってみる。ひと気のない山道を30分以上歩く。

 

19071310tsunami Iwate, SONY α6000 with SONY Vario-Tessar T* E 16-70mm F4 ZA (2019. 7)

山の中なのに「津波浸水区間」の表示があった。海抜31m。ここに津波が来たことを、いつ、誰が最初に知ったのかと思う。

 

19071311haibebeach Iwate, SONY α6000 with SONY Vario-Tessar T* E 16-70mm F4 ZA (2019. 7)

ハイペ海岸に着いた。色を失った、愛想のない海。ちょうどそのとき「村に、クマが出没しています…」と抑揚のない声で伝える村内放送が無人の砂浜に響いた。怖い。海岸を後に、足早に2km先の田野畑駅へ。今日はここまで。

 

19071312tanohatastn Iwate, SONY α6000 with SONY Vario-Tessar T* E 16-70mm F4 ZA (2019. 7)

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May 04, 2019

[Journey] 青森県八戸市 '19. 5. 4

八戸市は、青森市・弘前市に次ぐ青森県第三の都市だ。人口は23万人。下北半島・北三陸への交通の拠点であり、また一時期、八戸駅は東北新幹線の終点でもあったため、手頃な宿が多い。何度も訪れるうちに、駅近のスーパーマーケットの場所まで覚えてしまった。

 

19050401yokomachistore Aomori, CASIO HIGH SPEED EXILIM EX-ZR4000 (2019. 5)

たぶん八戸駅に最も近いスーパーマーケット・「よこまちストア一番町店」。駅から徒歩10分のところにある。

一方でむかしからの八戸の中心街は、八戸駅から6km離れたJR八戸線の本八戸駅周辺にある。そしてそこには、最近までストリップ劇場・「八戸マノン劇場」があった。今朝は、まずその跡地を探しに行く。

 

19050402manon1 Aomori, SONY α6000 with SAMYANG AF24mm F2.8 FE (2019. 5)

劇場は本八戸駅のすぐ近くにあった。跡というより、おそらく営業中のときそのままの姿で建物が残っている。廃墟のように見えるかもしれないけれど、現在営業しているストリップ劇場の多くも、外観の程度はおおよそここと似たりよったりだ。ちなみに劇場の名に使われている「マノン」という単語の語源は、18世紀にフランスの貴族アベ・プレヴォーが書いた小説「マノン・レスコー」に登場する美少女の名前で、この作品を基にバレエやオペラが作られたため、広く知られるようになった。今さら完全に手遅れではあるけれど、選んだ言葉は大切に使ってほしかった。

 

19050403manon2 Aomori, SONY α6000 with SAMYANG AF24mm F2.8 FE (2019. 5)

ネットでいろいろ調べたところ、2016年1月ごろまでは営業していたらしい。しかし廃業は突然だったようだ。いや、経営者にとっては計画的だったのかもしれないけれど、廃業後しばらくしてから「料金不払いによる電気やガスの停止通知が扉の隙間に挟み込まれていた」こともあったようで、きれいに店をたたむ意思はなかったように感じた。

 

19050403manon3 Aomori, SONY α6000 with SAMYANG AF24mm F2.8 FE (2019. 5)

入口のドアにしっかりとテープで貼られている紙には、「×××××氏 出入禁止にする どろぼー!!」と書かれていた(注:実際は実名が書かれていた)。怖い。

しかしなぜ、青森県では三番目の町であり、風俗産業が特に盛んなようにも見えない八戸にストリップ劇場があったのだろうか。

日本でストリップ劇場が存在した場所の多くは、大都市の盛り場や温泉地などの歓楽街だ。だが、それ以外に「なぜここで?」と思われる所にも劇場はあった。たとえばあまり風俗に縁がなさそうな埼玉県朝霞市には、かつて朝霞コマ劇場、朝霞大一劇場、朝霞ショー劇場と、三つも劇場があった。また、現在も営業している大和ミュージック劇場は、やはり、風俗のイメージが強くない大和市にある。

この二つの町には共通点がある。それは米軍施設が近くにある(または過去にあった)ことだ。朝霞には米軍キャンプがあった(現在の陸上自衛隊朝霞駐屯地)。また大和ミュージック劇場のすぐそばには、米軍厚木基地がある。そして八戸の隣の三沢市には、米軍の三沢基地があるのだ。ストリップはアメリカ発祥の風俗だ。八戸マノン劇場がはたしてアメリカ人向けに機能していたかどうかと考えると若干の疑問があるけれど、この地に劇場が作られた由来として、そんな影響もあったのではないかと考えてみる。

 

19050404honhachinohestn Aomori, SONY α6000 with SAMYANG AF24mm F2.8 FE (2019. 5)

本八戸駅からJR八戸線の列車に乗る。列車は海沿いに南下する。15分後、鮫駅で下車。ここは、まだ八戸市。鮫にはウミネコ繁殖地として有名な蕪島がある。

 

19050405kabushimaisland Aomori, SONY α6000 with SAMYANG AF24mm F2.8 FE (2019. 5)

19050406gosyuin 島の周りは観光客で賑わっていたけれど、島の中にある蕪嶋神社の本殿は再建中で、鳥居の先に立ち入ることはできなかった。震災の影響ではなく、2015年に火災で全焼してしまったのだ。もっとも、ここの津波の高さは6mだったので、そのときの被害も皆無ではなかっただろう。今回は、ここまで。

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May 03, 2019

[Journey] 青森県横浜町~野辺地町 '19. 5. 3

下北半島を縦断するJR大湊線に初めて乗ったのは、まだJRが国鉄だった昭和の終わりの頃だった。暇と体力はあったので、駅から5kmくらい歩いて、陸奥湾沿いの荒野を疾走する列車の写真を撮った。

 

19050305ohminatolineold2Aomori, MINOLTA X-600 with MINOLTA New MD Rokkor 135mm F2.8 (1985. 9)

貧乏だったため写真はモノクロ。当時モノクロフィルムの現像料金は¥250(カラーでは¥300~350)、サービスサイズのプリント代は¥20~25(カラーは¥30~40)くらいだった。

それから何度も大湊線に乗ったけれど、駅間を走る列車を狙って撮ったのはそのときだけだった。

今日は30年ぶりに、当時と同じ場所へ行こうと試みる。

 

19050301fukkoshistn Aomori, SONY α6000 with SONY Vario-Tessar T* E 16-70mm F4 ZA (2019. 5)

吹越(ふっこし)駅。大湊線沿線の、特に海に近いあたりでは強風が吹くことが多く、しばしば列車が運休になる。「吹越」という駅名もまた、風に縁がありそうな感じがした。だが調べたところではアイヌ語で「穴の跡が多いところ」という意味の「ポコットウシ」が、激しく訛ったものらしい。この「穴」は、この近くに吹越鳥帽子山という休火山があり、その噴火口が埋まって窪地になったところがたくさんあることに由来するようだ。吹越駅と、つぎの有戸駅の間は11km離れている。ほぼ中間地点にドライブインのような独特な作りの民宿があり、その近くにあった小山に登って列車を待った記憶があった。

 

19050303minshku Aomori, SONY α6000 with SONY Vario-Tessar T* E 16-70mm F4 ZA (2019. 5)

1時間ほど歩くと、当時のおぼろげな記憶そのままの姿の民宿があった。だが小山は見つけることができず、線路もうっそうと茂った松林に遮られて見えなかった。そういえば、強風対策のためか線路沿いに松が多く植林されていたのを車窓から見たことがあった。

そこで、過去にこだわらず、列車を撮ることができそうなポイントを新たに探すことにした。さらに数十分歩いた先で、線路を見下ろせそうな丘を発見する。てっぺんに上がると、人の足跡が数個残っていた。先駆者の鉄道マニアの方のものかもしれなかった。人間ではない獣の足跡もあったけれど、それはあえて気にしないことにする。

 

19050304ohminatolinenowAomori, SONY α6000 with SONY Vario-Tessar T* E 16-70mm F4 ZA (2019. 5)

30分くらい待った後、二両編成の列車が、30年前と同様に意外に速いスピードで通り過ぎていった。

このあとは、横浜町の中心部へ行って昼飯を食うつもりでいた。町の中心は、有戸と逆方向にある陸奥横浜駅が近い。吹越と陸奥横浜の間も7kmあるので、鉄道と並走する国道を走る路線バスで行くつもりだった。しかしバスの時間まで2時間あったため、だらだら歩いて距離をつめることにする。だが1時間半が過ぎたところで尿意をもよおしたので、小便を兼ねて、国道沿いにぽつんと建っている渋めのラーメン屋に入店。

 

19050306ramenshop Aomori, CASIO HIGH SPEED EXILIM EX-ZR4000 (2019. 5)

地元民と思われる先客が数人いた。¥5~600のメニューが並ぶなかで唯一よそ者向けに見えた、この店で最も高い「ほたてラーメン」¥1,000を発注。

 

19050307hotateramen Aomori, CASIO HIGH SPEED EXILIM EX-ZR4000 (2019. 5)

地元客は皆、普通っぽいラーメンを食べていて、口々に「おいしー」と言っている。普通のラーメンを頼めばよかった(…)。

放尿兼昼食の間にバスは行ってしまったので、結局、店を出た後、さらに歩く。

途中で、砂浜海岸という海水浴場へ行く道を見つけた。砂浜海岸もまた、むかし偶然見つけて、澄んだ陸奥湾の光景に感動した場所だ。

 

19050308sunahamabeachAomori, FUJI Utsurundesu (1996. 9)

これは、持参した一眼レフが故障して使えなくなったため旅先で買った「写ルンです」で撮った写真。余談だけどこのとき以来、旅行にはカメラ二台体制をとるようになった。

久しぶりの砂浜海岸。入口に来た。

 

19050309sunahamabeachnowAomori, SONY α6000 with SONY Vario-Tessar T* E 16-70mm F4 ZA (2019. 5)

…きたない。(´・ω・`)

海開きの直前には掃除されるのだろうか。そうならば、たまたま悪い時期に来てしまったのかもしれない。でも、以前はオフシーズンでも今日ほど汚れていなかったのだけど。

 

19050310mutsuyokohamastn Aomori, SONY α6000 with SONY Vario-Tessar T* E 16-70mm F4 ZA (2019. 5)

結局、陸奥横浜駅まで歩いてしまった。列車で終点・野辺地へ。

野辺地駅構内にはむかし「こけし亭」といううどん屋があって、貧乏旅行をしていたときには世話になっていた。こけし亭はいつのまにかなくなってしまったけれど、そのあとに「駅そばパクパク」というなんかかわいらしい名前の店ができていた。

 

19050312pakupaku Aomori, CASIO HIGH SPEED EXILIM EX-ZR4000 (2019. 5)

調べたところ、こけし亭はもともと宮城県で弁当などを製造販売していた株式会社伯養軒の直営店で、1999年にNRE(日本レストランエンタプライズ)に営業譲渡された。東京資本となったこけし亭は2014年に撤退してしまったけれど、駅そばの灯が消えることを懸念した野辺地の人たちが地元資本で立ち上げたのがこの「パクパク」なのだそうだ。

 

19050313udonAomori, CASIO HIGH SPEED EXILIM EX-ZR4000 (2019. 5)

19050311hosuukei こけし亭のうどんは断面が丸くて細めの独特な麺だった記憶があるけれど、今日いただいたぱくぱく亭の天ぷらうどんは、素朴でやさしいお味のおうどんでございました。

今日はもうじゅうぶん働いた(?)気分だったので、ここまで。

宿に着いてから歩数計を確かめると、やはりえらくたくさん歩いていた。

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May 02, 2019

[Journey] 青森県むつ市 '19. 5. 2

19050201cherryinosoreAomori, SONY α6000 with SAMYANG AF24mm F2.8 FE (2019. 5)

昨日の、恐山の桜。

山では桜はまだ蕾だったけれど市街地では見ごろの桜がちらほら目についたので、今日は桜を見るつもりで郊外にある花見の名所を何ヶ所かチェックしていた。

だがホテルを出た途端に雨に遭う。風も強い。花散らしの雨になりそうな気もしたので、予定を変えてむつ市街を歩く。

 

19050202masakariplaza Aomori, CASIO HIGH SPEED EXILIM EX-ZR4000 (2019. 5)

観光物産館の「まさかりプラザ」。「まさかり」の名は下北半島の形からつけたのだろう。

 

19050203masakariplaza2 19050204masakariplaza3 Aomori, CASIO HIGH SPEED EXILIM EX-ZR4000 (2019. 5)

観光関係の展示説明のほか、「エネルギーZONE」と書かれた原子力施設PRコーナーがあった。電力会社はここでも影響力のあるスポンサーなのか。

外に出ると空は明るくなっていたけれど相変わらず大粒の雨が落ちていて、しばらく待ってもなかなかやむ気配がない。

 

19050205tanabujinja Aomori, SONY α6000 with SONY Vario-Tessar T* E 16-70mm F4 ZA (2019. 5)

田名部(たなぶ)神社へ。鳥居の下に歴代天皇の名と肖像が展示されていた。改元に対する熱意を感じる。

 

19050206tennou Aomori, SONY α6000 with SONY Vario-Tessar T* E 16-70mm F4 ZA (2019. 5)

19050207gosyuin むつ市は1960年まで大湊田名部市という名で、その中心が田名部町だった。

いただいたご朱印には「下北半島総鎮守」と記されている。広い下北半島の、取りまとめ神社だ。

由緒によれば「創立年代は1616年(元和二年)の類焼のために不明であるが、1341年(興国二年)の鰐口が残されている」とされる。鰐口とは、神社仏閣の堂前に布を編んだ太い綱とともに吊るしてある円形の大きな鈴のことだ。江戸時代以前からこの地に存在したであろう由緒ある神社である。

神社を出ても雨は止まなかった。今日は、やる気なくここで終了。

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May 01, 2019

[Journey] 青森県むつ市~東通村 '19. 5. 1

下北半島の中心にある恐山は、きょうが山開きだ。
ほぼ満員の恐山行き始発バスを、終点のひとつ手前の「太鼓橋」という停留所で降りる。

 

19050101bridgeofsanzu Aomori, SONY α6000 with SAMYANG AF24mm F2.8 FE (2019. 5)

太鼓橋は「三途川」と名づけられた細い流れに架かる。ここが、いわゆる現世とあの世の境界に当たる。橋の向こうには恐山菩提寺がある。しかし悪人には、この橋が針の山に見えたり糸のように細く見えたりして渡ることができないそうだ。

だが太鼓橋には「通行止」と書かれた札が掛けられており、誰も渡ることができなかった。仕方がないので脇にある車道を歩いて菩提寺へ向かう(…)。

 

19050102osorezanbodaiji Aomori, SONY α6000 with SAMYANG AF24mm F2.8 FE (2019. 5)

19050104gosyuin菩提寺の前には大きな駐車場があるので、多くの人は車で訪れるようだ。

開山初日だけあって参拝客は多い。しかし中が広いため、あまり混雑感はない。

恐山には過去何度か訪れたことがある。

初めて来たのは大学生の頃だった。そのときは境内にある宿坊に泊まった。部屋は男性と相部屋だった。宿代がいくらだったか覚えていないけれど、学生の貧乏旅行で払うことができた金額だった。

実は今回、久しぶりにここに泊まってみようと思って開山の日に合わせてスケジュールを組んだのだけど、調べたところ今は宿泊料が一泊一万円を超えていることを知り、それならば普通に町なかのホテルに泊まったほうがいいわということであっさりあきらめた。

もちろん私が泊まったころと違って宿泊棟は立派なものになっていたけれど、それもなんか違うだろうと愚痴のひとつもいいたくなる。

また今日は、ご朱印を受け付ける担当の人たちが、預かったご朱印帳を投げるように雑に扱っている(ように見えた)のが気になった。忙しいのはわかるけれど、参拝者に見えるところでは…ねえ。

そういえば昔ここに泊まったとき、帰りがけに挨拶をしようと僧侶に声を掛けると、お金を勘定していてめんどくさそうに返事をされたことを思い出した。なんでそんなことを記憶していたかといえば、坊さんがお札を人前で数える姿が、それまで私が抱いていたイメージと違っていたからだと思う。もちろん坊さんだって生活はあるわけだけど、しかし。

 

19050103osorezan  Aomori, CASIO HIGH SPEED EXILIM EX-ZR4000 (2019. 5)

恐山は、地獄と極楽の光景が同居しているといわれる。たぶん私が見たのは、ナントカの沙汰も金…ああもうやめときます。

いったんむつ市内中心部のバスターミナルへ戻り、下北半島の北東部にある東通(ひがしどおり)村へ。

村へ行く路線バスは1日5本。14時25分の三番バスの乗客は、私含め二人だけだった。目的地は「トントゥビレッジ」。東通村にある東通原子力発電所のPR施設だ。

 

19050105tontuvillageAomori, CASIO HIGH SPEED EXILIM EX-ZR4000 (2019. 5)

下北半島には原子力関連施設が多い。それに伴って、こうした施設につきもののPR館の類もまた多くある。

 

19050106mapofsimoita Aomori, CASIO HIGH SPEED EXILIM EX-ZR4000 (2019. 5)

「トントゥ」は東通の音読みであると共に、「森の小人」を意味するフィンランド語でもあるそうだ。ということでトントゥビレッジには原子力PRコーナーのほか、子供向けのメルヘンな展示もある。

 

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また上階は展望室になっていて、東通原子力発電所1号機の外観を見ることができた。結構盛りだくさんの内容ながら、ここも他のこの類の施設と同様に太っ腹の入場無料。原子力PRコーナーには福島第一原子力発電所の現状説明があった。

 

19050108f1 Aomori, CASIO HIGH SPEED EXILIM EX-ZR4000 (2019. 5)

最近は報道されることが少なくなったので、地道にこうした展示を続けているのはありがたい。きょうから令和元年。工藤パンで改元をささやかに祝う。

 

19050109kudopan Aomori, CASIO HIGH SPEED EXILIM EX-ZR4000 (2019. 5)

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