May 04, 2018

[Journey] Turpan~Urumchi / CHINA '18. 5. 4

高速鉄道ができるまで、トルファンとウルムチの間は3時間かけてバスで移動するのが普通だった。在来線のトルファン駅は市街から50kmも離れていた(それで「トルファン駅」と名乗るのもすごいけど)ため、鉄道の利用は一般的ではなかった。しかし高速鉄道のトルファン北駅が市街から15kmのところにできたため、ウルムチ市街中心にあるウルムチ南駅まで列車と路線バスを乗り継ぎ2時間弱で行くことができるようになった。バスほど本数は多くないけれど、トルファン-ウルムチ間を高速鉄道に乗る人は少なくないらしい。


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Uyghur (CHINA), CASIO HIGH SPEED EXILIM EX-ZR4000 (2018. 5)

通勤客が目につく朝のトルファン北駅前行き路線バスに乗るとき、背後から車掌に金属探知機をバックパックに当てられた(こんな感じの棒型のやつ↓)。

しかしながら「とりあえず当てましたよハイハイ」的なチェックで、さすがに「厳重な警備」も、もう結構無理があるような気がした。それに、駅から街へ来たときのバスではこんなチェックはなかったのに、一貫性がない。ひょっとしたら抜き打ち的な意図で行っていたのかもしれないけど。


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トルファンからウルムチまで158km。所要時間は1時間ちょうど、料金は49元(¥843)。列車は砂漠の中を静かに走る。


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Uyghur (CHINA), CASIO HIGH SPEED EXILIM EX-ZR4000 (2018. 5)

ほぼ定時にウルムチ南駅へ着いた。高速鉄道はここが終点だ。

北京から通算3,394km。日本の新幹線で距離を例えると北海道新幹線の新函館北斗から九州新幹線の鹿児島中央まで行って折り返して東海道新幹線の熱海くらいまで(…かえってわかりにくい例えになってしまったような)。乗車時間合計は20時間40分。区間によって一等車と二等車を使い分けたけれど、とりあえず今回乗車分の料金を合計すると1,338.5元(¥23,022)。


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Uyghur (CHINA), CASIO HIGH SPEED EXILIM EX-ZR4000 (2018. 5)

終点に着いたところで感想をざっくりまとめると、高速鉄道は想像以上に快適な交通手段に思った。その理由は(1) 時間がほぼ正確で大幅な遅れがなかった (2) 日本からきっぷをネット予約できた (3) 飛行機と違い車窓の景色を楽しめた、の三点だ。駅のホームに入るまでに金属探知機による手荷物検査やパスポートチェックがあるなど、日本の鉄道と比べて煩わしい点もないわけではないけれど、中国では航空機や長距離バスでも同じようなセキュリティチェックはあるし、むしろ飛行機やバスに比べて定時性や予約の便利さで勝る高速鉄道は、中国国内の中長距離移動手段として今後さらに成長し続けるだろうと思った。


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Uyghur (CHINA), CASIO HIGH SPEED EXILIM EX-ZR4000 (2018. 5)

さて。新疆ウイグル自治区の首府・ウルムチ市は人口135万の大都市。過去に爆弾テロが起きたこともある。ウイグル地方の治安を考える場合、ウルムチは最も警備強化が必要とされる町だ。なので、身構えて歩く。

しかしトルファンと違い、駅を出たところでは検問はなかった。だがホテルへ向かう途中で、通りの一角にたむろしていた複数の警察官に止められた。そのとき他の通行人らはチェックされていなかったから、たぶんバックパックを背負っていた外見あたりで目を付けられたのだろう。

私を止めた小太りで丸眼鏡をかけた警察官は、ニヤニヤ笑いながら片手にタバコを持ちつつ、私のパスポートを珍しそうに眺めた。「どこに行くんだ?」と聞き、「ホテルだよ」と私が一言ぶっきらぼうに答えると、それ以上英語を話すことができなかったのか、相変わらずニヤつきながらパスポートをめくり、顔写真の載っているページをスマホで撮影していた。(1)小太り(2)丸眼鏡(3)片手でタバコ(4)横柄な態度、という各々のポイントが隣の国の将軍様にそっくりだったので、パスポートが返されたときに思わず「謝謝、金○恩先生」と皮肉を言いかけたけれど、さすがにダイレクトに通じそうだったのでとどまった。というかセオリーとして、海外で喧嘩するときには絶対に相手の国の言葉で罵ったらダメだ。たとえば、もし外国人から日本語で「ばーか」と言われたら、日本人に同じことを言われたときの数倍ムカつくであろうことは想像に難くないだろう。それと同じことである。

ウルムチ市内は、観光スポットは多くない。そのためか、ここもピチャンやトルファンと同様、22年前に訪れて飛行機の乗り継ぎで宿泊もしたはずだけど、町の記憶がまったくなかった。ガイドブックに載っているスポットの中で、今回、行こうと思ったのは、新疆ウイグル自治区博物館と、「紅山」という、市街にある山だった。


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Uyghur (CHINA) , SONY α6000 with SONY Vario-Tessar T* E 16-70mm F4 ZA (2018. 5)

たぶん前に来たときにはなかった、立派な建物の新疆ウイグル自治区博物館。土器、木製品から古代ミイラまで、見どころがとても多かった。博物館というところはつまらないと思ったら出口まで立ち止まることなく歩いて見学終了だけど、ツボにはまると何時間でもいたくなる。実は、団体ツアーや他人といっしょに行くには不向きな場所のように思う。結局、ここに二時間以上も滞在してしまった。

日が西に傾きはじめた。明日は帰国なので、先を急ぐ。この旅最後のスポットとして、紅山のある、紅山公園へ。紅山は標高934m。山といっても市街地の真ん中にあるので本格的な登山の準備が必要なわけではないけれど、標高がこれだけあるということは、ウルムチ市街そのものがそれなりの高地にあることをも意味する。紅山の名は、岩肌が褐色であることに由来するといわれる。


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Uyghur (CHINA), CASIO HIGH SPEED EXILIM EX-ZR4000 (2018. 5)

その褐色の岩肌を眺めながら公園へ。


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Uyghur (CHINA), CASIO HIGH SPEED EXILIM EX-ZR4000 (2018. 5)

観光地というより、地元住民向け憩いの場といった雰囲気が漂う。山頂に立つ鎮龍塔という九重の塔を目指して坂を登る。途中で一服した、小さなスペースからの眺めが素晴らしかった。


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Uyghur (CHINA) , SONY α6000 with SONY Vario-Tessar T* E 16-70mm F4 ZA (2018. 5)

地図で見るとウルムチは辺境の中にあるお山の大将のような町にも見えるけれど、実際は人口百万を超える立派な都市だということがリアルにわかる。

そしてこの旅のフィナーレ・鎮龍塔へ。


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Uyghur (CHINA) , SONY α6000 with SONY Vario-Tessar T* E 16-70mm F4 ZA (2018. 5)

…おお。塔の辺りでわらわら動く人の流れが絶えないぞ。おそらく古くから街のランドマークだったのだろう。そして塔の下へ到達。


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Uyghur (CHINA) , SONY α6000 with SONY Vario-Tessar T* E 16-70mm F4 ZA (2018. 5)

満足して宿に戻ると、部屋の窓から、紅山と、ほのかにライトアップされた山上の鎮龍塔を望むことができた。ウルムチ意外といい町じゃないか。あとはやはり過度の警備さえなければなー…と思いつつ、この旅終了。


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Uyghur (CHINA) , SONY α6000 with SONY Vario-Tessar T* E 16-70mm F4 ZA (2018. 5)

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May 03, 2018

[Journey] Turpan / CHINA '18. 5. 3

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Uyghur (CHINA) , SONY α6000 with SONY Vario-Tessar T* E 16-70mm F4 ZA (2018. 5)

トルファン市街のはずれにある蘇公塔。蘇公塔は「ミナレット」と呼ばれるモスクなどのイスラムの宗教施設に付随する塔で、高さは35m。1778年にトルファンのウイグル族の郡王によって造られた。塔の壁面には細かい模様が施されている。木材を使わず、すべてレンガの組み合わせでできているという。


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Uyghur (CHINA) , SONY α6000 with SONY Vario-Tessar T* E 16-70mm F4 ZA (2018. 5)

蘇公塔はトルファン市中心部に比較的近い観光スポットでもある。けれども町から3kmほど離れた所にあるのでバスやタクシーで訪れる旅行者が多い。だが実は、町と蘇公塔の間を結ぶ「解放街」という小さな通りの雰囲気が、とてもよい。


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Uyghur (CHINA) , SONY α6000 with SONY Vario-Tessar T* E 16-70mm F4 ZA (2018. 5)

古びた家が続く通り。


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Uyghur (CHINA) , SONY α6000 with SONY Vario-Tessar T* E 16-70mm F4 ZA (2018. 5)

22年前にトルファンを訪れたときも、この通りを歩いた。そのときはロバ車が当たり前のように行き交っていた。今はロバ車の代わりに、バイクが土埃を上げて道を走り抜けていく。時の流れから取り残されたようなこの通りも、当時撮った写真と現在を比較すると、実際の年数以上の変化があるように感じる。


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Uyghur (CHINA), MINOLTA α-5xi p with MINOLTA AF ZOOM 24-50mm F4 (1997. 9)

入口に「南関大寺」と漢字で書かれているモスクは、昔とほぼ変わらない姿で建っていた。トルファンでは、モスクは寺だ。


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Uyghur (CHINA) , SONY α6000 with SONY Vario-Tessar T* E 16-70mm F4 ZA (2018. 5)

トルファンと全く関係ないことだけど、通りの終端に近い場所にある民家の庭先にぽつんと咲くバラを見つけたときにEnyaの"China Roses"という曲を思い出した。



CHINA ROSES by ENYA (TRIBUTE Robin Williams)

実は"China Rose"を辞書で調べると、一番目の意味は「中国のバラ」ではなく「ハイビスカス」なのだ。ハイビスカスは南のほうで適当に咲いている花であって、個人的には特に中国の花だという印象はないけれど、おそらく英語圏の人にっては、China Roseは、まずハイビスカスなのだろう。そしてそれを知ったときにまた「中国にはいわゆる一般的なバラはないのか」という疑問がわいたのだけど、ここで"China Roses"の曲を思い出したとき同時に「あんだよ普通のバラもあるじゃねーかよ」と思った。


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Uyghur (CHINA) , SONY α6000 with SONY Vario-Tessar T* E 16-70mm F4 ZA (2018. 5)

午後は市街へ戻り、町の中にある博物館へ。博物館にも以前行った記憶があるけれど、そのときよりはるかに大きく立派な建物になり、展示物も増えたようだ。


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Uyghur (CHINA), CASIO HIGH SPEED EXILIM EX-ZR4000 (2018. 5)

現在のトルファン市街には、シブい風情のエリアは実際は非常に少ない。表通りはほとんどが近代的なビルやマンションが並ぶ都会的な雰囲気だ。


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Uyghur (CHINA) , SONY α6000 with SONY Vario-Tessar T* E 16-70mm F4 ZA (2018. 5)

だが以前来たときには、肉を客の前でさばく青空市場があったり、通りには食べ物を扱う露店がたくさんあったり、町歩きが楽しかった。ビールを引っかけながらケバブを食べられる露店もあった。本来イスラムと酒は相容れないものだけど、トルファンでは酒好きの中国文化と都合よく融合していた。


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Uyghur (CHINA), MINOLTA α-5xi p with MINOLTA AF ZOOM 24-50mm F4 (1997. 9)

今日は街を歩いても、露店はひとつも見つけられなかった。ファストフード店でさえ金属探知機で客のチェックをしていることを考えれば、屋外で食べ物を売ること自体が、もう無理なのだろう。

さっさと適当な食堂を見つけて夕飯食って宿に戻ろうと思って通りを歩いているとき、突然日本語で声をかけられた。

「あしたのかんこういかがですかー」

…日本語の客引きかー中国では珍しいなー、と無視して通り過ごそうとしたとき、また22年前の出来事を思い出した。

当時のトルファンは今より小さな町で、人が行くスポットはおのずと限られていた。そしてそのような場所で私は、しょっちゅう一人の男から流暢な日本語で声をかけられていた。彼は、(おそらくフリーの)日本語ガイドだった。ウイグル族特有の濃い顔立ちをした彼は私と同じくらいの年格好で、テレビのサッカー番組などで見かける川平さんに少し似ていた。

「一日かんこういかがですか」
「さばく見にいきませんか」
「いちばにいきましょう。バザールでござーる」

特に「バザールでござーる」は彼の鉄板ネタだった(「バザールでござーる」とは、1990年代に主に使われていた日本電気のCMキャラクターのサルのこと)。バイクで街を走りつつ、私を見つけると「バザールでござーるっ!」と叫びながら通り過ぎていき、客が見つからずにホテルの前で暇を持て余しているときに私と目があうと、寂しそうに「バザールでござーる…(´・ω・`)」と呟いた。

何度も顔を合わせるうちに、初めはぼったくり気味に感じたガイド料(というか私がその気もないのに勝手に言ってきただけだったのだけど)もディスカウントされて、高いと感じない程度の額になっていた。だが結局トルファンで過ごした数日の間、彼の世話にはならなかった。その理由は、当時の私は特に、旅先では極力自力で巡ろうというこだわりが強かったためだった。そしてトルファンを離れる日に彼から「らいねんまたあいましょう…バザールでござーる!」と力強く言われ、別れた。それからトルファンを訪れることなく時は過ぎてしまったけれど、その後も私にとって「バザールでござーる」といえば、日本電気のおさるさんではなくトルファンの彼のことだった。

現実に返る。いま通り過ぎたときにちらりと見た中年男の顔の経年変化を瞬時に計算する。川平さんは変動の範囲内にあった。

後戻りして、尋ねた。

「もしかして…『バザールでござーる』の人?」

一瞬、意表をつかれた感じの表情を見せた彼は、ちょっと間を置いてから答えた。

「そうですわたしはヤスオカリキヤです」

…やはり彼だ。時を経て容姿は川平さんからかけ離れつつあったけれど、この斜め45度のボケ具合は彼に違いなかった。

彼は現在、あるホテルに常駐してガイドを続けていると話した。正直、今度は、まだ現役を続けている彼のガイドを頼みたかった。もし一昨日か昨日会っていたら、間違いなく快諾していただろう。だがタイミングが悪かった。明日はウルムチへ移動しなければならなかった。

「ごめん。でも今度トルファンに来たときには是非…」

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その返事は本心からだった。しかし22年前に「また来年」と言って別れた彼と次にいつ再会するつもりなのか、さすがに具体的に口にすることはできなかった。
(顔写真は撮らせてもらったけれどブログに掲載してよいかどうかまで確認しなかったので一部のみ載せます→)

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May 02, 2018

[Journey] Piqan / CHINA '18. 5. 2

トルファンの90km東にピチャンという町がある。今は「地球の歩き方」にも載っていない地味な所だけど、1997年に行ったことがあった。22年ぶりに、そのピチャンへ足を運ぶ。


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Uyghur (CHINA), CASIO HIGH SPEED EXILIM EX-ZR4000 (2018. 5)

町はずれに近い場所にあるトルファンのバスターミナルへ、よさげな感じの道を歩く。

バスターミナルの建屋に入るときに予想通りパスポートと金属探知機のチェックを受ける。きっぷ売り場でもパスポートの提示を求められた。そして「ピチャン行きのバスは3時間後までないからタクシーにしろ」と言われる。

急いでいるわけではなかったしタクシーで行くには長い距離なので少しためらったけれど、よく聞くとタクシーは貸切ではなく、客が集まったところで出発する、相乗りの乗り合いタクシーとのことだった。乗り合いタクシーの運賃は33元(¥568)。バスは28元(¥482)。価格差は小さい。それなら乗り合いタクシーにすると言うと、その場できっぷが発券された。


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乗り合いタクシーの乗車券というものを初めて見た。よく見ると、私のパスポート番号と名前も印字されていた。もっとも、高速鉄道のきっぷにもパスポート番号と名前の記載はあったけれど、海外からのネット予約ということもあり、それはなんとなくそんなものかと納得していた。しかし高速鉄道と比べれば、乗り合いタクシーは時刻表があるわけでもなく客が集まったところで発車するだけの、ゆるい乗り物だ。にも関わらずきっぷがあり、しかもそこに乗客の名前などがきっちり入っているのは、これもまた警備強化が影響しているように感じる。


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Uyghur (CHINA), CASIO HIGH SPEED EXILIM EX-ZR4000 (2018. 5)

フロントに路線バスのような行先表示板が掲げられている以外は普通のタクシー、というか乗用車と全く変わらないピチャン行き乗り合いタクシー。

ピチャンまで1時間半。バスターミナルの前で車を降ろされる。

ピチャンを地図で見ると、一本道が町を貫いている。その道路を一時間ほど歩いた突き当たりに、ピチャン最大の観光スポットがある。22年前、そこには「沙山公園」という公園があった。


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Uyghur (CHINA), MINOLTA α-5xi p with MINOLTA AF ZOOM 24-50mm F4 (1997. 9)

日本語に訳すと「砂山公園」。

「公園」と名前はついていたけれど、入口の質素な門をくぐった先には、単に砂漠が広がるだけだった。


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Uyghur (CHINA), MINOLTA α-5xi p with MINOLTA AF ZOOM 24-50mm F4 (1997. 9)

しかしそのときは、生まれて初めて見た一面の砂漠に圧倒された。麓のあたりにはムスリムの墓地があった。そこにいた墓守のような男と目があい、睨まれたことを覚えている。

それから幾年を経て、記憶の通りに一本道をまっすぐ行った先には、アミューズメント施設のような立派な門ができていた。以前、頻繫に見かけたロバの馬車は姿を消していた。


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Uyghur (CHINA) , SONY α6000 with SONY Vario-Tessar T* E 16-70mm F4 ZA (2018. 5)

入場料30元(¥516)を払って中へ入る。砂漠の中に、新たに舗装道路が通っていた。そこに時おり遊覧用の車が走りまわり、あちこちに遊戯施設やキャンプ場ができていた。墓地は跡形もなくなっていた。どこかの施設の下に埋まっているかもしれなかった。


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Uyghur (CHINA) , SONY α6000 with SONY Vario-Tessar T* E 16-70mm F4 ZA (2018. 5)

沙山公園は文字通り、公園として整備されていた。

きょう何を期待してピチャンへ来たかといえば、無意識のうちに、22年前と変わらない一面の砂漠だけを見たいと思っていたためだったに違いない。だが現実は、違っていた。時代の変化を考えれば商売っ気を出して土地に手を加えるのは当然のことだろう。だが、少しがっかりしたことは否めない。

でも過去を知らずに、もし今日初めてここに来たとしたら、それなりに満足していたような気もする。


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Uyghur (CHINA), CASIO HIGH SPEED EXILIM EX-ZR4000 (2018. 5)

砂漠を後に、ピチャンの町を歩く。


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Uyghur (CHINA), CASIO HIGH SPEED EXILIM EX-ZR4000 (2018. 5)

前に来たときの町の記憶は「小さな町だった」ということだけだった。けれども今日のピチャンは、ちょっとした日本の地方都市より活気があるように見える。人口は21万人。


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Uyghur (CHINA), CASIO HIGH SPEED EXILIM EX-ZR4000 (2018. 5)

政治スローガンや道徳的な文言が書かれた看板が目についた。


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Uyghur (CHINA), CASIO HIGH SPEED EXILIM EX-ZR4000 (2018. 5)

反面、これらが目立つことが、この地域が現在抱えている問題を端的に表しているように感じた。


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Uyghur (CHINA), CASIO HIGH SPEED EXILIM EX-ZR4000 (2018. 5)

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May 01, 2018

[Journey] Lanzhou~Turpan / CHINA '18. 5. 1

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Gansu (CHINA) , SONY α6000 with SONY Vario-Tessar T* E 16-70mm F4 ZA (2018. 5)

蘭州から新疆ウイグル自治区のトルファンまで、一気に1,619km移動する。東京からの距離でいうと、鹿児島まで行って折り返して博多へ戻ってくるくらい。長旅になるので今日の列車は一等車を予約した。

検札のとき、きっぷに鉛筆でトルファン到着時刻を書かれる。トルファンに着くのは18時57分。所要時間10時間37分。


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高速鉄道列車の料金は、区間(または列車)によって、一等車と二等車の価格差が小さい場合がある。北京-西安で乗った列車の場合、一等は824.5元(¥14,181)、二等は515.5元(¥8,867)でおよそ4割の違いがあったけれど、今日の列車では、一等は599.5元(¥10,311)、二等は499.5元(¥8,592)で2割弱しか変わらない。


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Gansu (CHINA), CASIO HIGH SPEED EXILIM EX-ZR4000 (2018. 5)

一等の座席は、これまた日本の新幹線のグリーン車と同様に2列ずつの配置。意外に席が埋まっていたように感じたのは、やはり価格が割安なためか。

今日の車窓は、これまでに比べて自然が多く見える…というか、人家が少ない。

窓の向こうの山は、やがて紅く染まり…


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Qinghai (CHINA), CASIO HIGH SPEED EXILIM EX-ZR4000 (2018. 5)

白い雪を被り…


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Gansu (CHINA), CASIO HIGH SPEED EXILIM EX-ZR4000 (2018. 5)

そして午後になると、列車は砂漠の中をひた走る。


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Uyghur (CHINA), CASIO HIGH SPEED EXILIM EX-ZR4000 (2018. 5)

列車内には売店があり、温かい弁当を買うことができた。


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Gansu (CHINA), CASIO HIGH SPEED EXILIM EX-ZR4000 (2018. 5)

お値段は45元(¥774)。おかずは全て野菜ものだった。ベジタリアン向けメニューというより肉関連の戒律が厳しいムスリムが多いウイグル住民に配慮したものではないかと思った。


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Uyghur (CHINA), CASIO HIGH SPEED EXILIM EX-ZR4000 (2018. 5)

途中停車駅の周辺以外はほとんどが単調な砂漠の景色に飽きてきたころ、今日の目的地・トルファン北駅に着く。19時近いのに、北京から直線距離でおよそ2,300kmのトルファンは、北京基準の中国標準時では、まだ真昼の明るさだ。


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Uyghur (CHINA), CASIO HIGH SPEED EXILIM EX-ZR4000 (2018. 5)

改札を出たところで検問に遭う。中国人はIDカードを見せて通過していくけれど、私はパスポートを見せると、取り上げられて警官に別の場所へ連れていかれた。

最近、新疆ウイグル自治区の警備が厳しくなっていることは下川裕二さんのブログ等で知っていたけれど、大都会でもなく、かといってゲリラが潜んでいそうな山奥でもないトルファンでもこれほどの検問があるのは意外だった。

連れていかれたのは警官の詰所のような場所。別にやましいことはないので淡々と訊かれたことに答える。もっとも質問は「ホテルは?」とか「連絡先の電話番号は?」とかいう程度のことだった。だがまだ何か物足りないのかパスポートをめくり「ビザないの?」とか「ビザなしだといつまでいられるの?」とか何やらケチつけるところを探してる様子。いくらなんでもそう聞かれて「実はオーバーステイですてへぺろ」と答える奴はいないだろうと思いつつ「15日間は滞在できるはず」と説明する。最後にスマホでパスポートの顔写真があるページを撮られた。訊かれてばかりでは面白くないので、市街へ行く交通手段がないのか逆質問する。「タクシーで…」と言われたけれど「バスはないの?あるんじゃないの?」と問いただすと、駅前から出ている202番の路線バスが市街中心部まで行くという。

解放後、その202番バスに乗って市街へ。約20分。運賃1元(¥17)。無事に市街へ着いたものの、今度はホテルの入口に金属探知機があった。そして晩飯を食いにいったファストフード店の中にも金属探知機と警備員が(…)。警備もここまで厳重だと、ある意味治安は相当保たれているのではないかと妙に感心すると同時に、今後の移動や施設に入るときなどにかかる手間等を想像すると先が思いやられた。

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April 30, 2018

[Journey] Xi'an~Lanzhou / CHINA '18. 4.30

朝、西安のホテルをチェックアウトするときに「Check out」という英単語がフロントの女性に通じなかった。彼女もスマホの翻訳機能を駆使するなどしていろいろ頑張るけれど、なかなか意思疎通ができない。そこで私がGoogleで検索すると、明快な回答が表示された。


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お姉さんもニッコリ。

中国ではGoogleは使えないと聞いていたけれど、China Mobile社回線のローミングになるという手持ちのSimカードを用いた通信では使えたり、ホテルのWi-fiでは使えなかったりと、プロバイダによる違いなのか、実際には環境によりさまざまだった。


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今日は甘粛省の省都・蘭州へ移動する。高速鉄道の駅がある蘭州西までの所要時間は3時間9分、料金174.5元(¥3,001)。北京-西安間と比べれば短く感じるけれど、移動距離は401km。東京から滋賀県の米原までとほぼ同じだ。その割には料金安いな。昨日行った観光スポット入場料の150元と大差ない。

今日の乗車区間の途中にある宝鶏駅と蘭州西駅の間は昨年7月に開通したばかりの路線。高速鉄道の路線図を見たとき北京とウルムチの間がつながっていることにたまたま気づいて実現に至った今回の旅だけど、実はホットなルートだった。


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Shaanxi (CHINA), CASIO HIGH SPEED EXILIM EX-ZR4000 (2018. 4)

高速鉄道の二等車両は、新幹線の普通車と同じように3列+2列の並び。13時過ぎに蘭州西に着く。


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Gansu (CHINA) , SONY α6000 with SONY Vario-Tessar T* E 16-70mm F4 ZA (2018. 4)

駅前は開発中の様子。その向こうには土が剥き出しのはげ山。厳しい気候の、シルクロードの地へ来たことを実感する。

まずネットで予約してあったホテルへ向かう。しかしなかなか見つからない。おかしいと思いつつ何度か通りを行き来し、最終的にはGoogle Mapに緯度経度を入力して検索するという荒技で場所を特定。そこにはタワーマンションかビルのような建物があった。しかしその前には施錠された門があり、警備員から中へ入ることを拒まれた。そしてあらためて確認すると、サイトに掲載されている宿のページには建物の看板や外観の画像がないことに気がつく。


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日本でいう民泊のような施設だろうか。手こずりそうな気がした。英語が通じない警備員と身振りや筆談でやりとりするうちに「直接宿に電話して確かめろ」みたいなことを言われる。そこでまた、けさ西安のホテルで英語が通じなかったことを思い出す。高まるいやな予感を胸に電話。

やはり英語は通じなかった。話がかみ合わないまま、向こうから電話を切られた。警備員に筆談で泣きついて、彼から電話をしてもらう。その後彼に、スマホの音声翻訳で宿との会話の結果を見せられた。きょうは機械翻訳が大活躍だ。

警「何かお手伝いしましょうか」

私「(…これ英語でいう"May I help you?"の機械翻訳かな?)…私はこのホテルに泊まれると話していましたか?」

警「今日は満室だと言っていました」

私「…。私はこのホテルを諦めたほうがいいですか?」

警「あなたは諦めたほうがいいです」

予約が通っていない点に疑問は残ったけれど、反面、これ以上粘っても、らちがあかないように思われた。何よりもう、そこまでして泊まりたい宿に思えなくなっていた。幸いにして支払いは現金の予定だったので、キャンセル料を勝手に取られることはなさそうだった。警備員に音声翻訳で礼をいい、ホテル探しにとりかかる。

駅から1kmくらいのところに新しいホテルがあるのを見つけ、かろうじて通じた英語でチェックイン。朝食付き一泊558元(¥9,598)。西安で泊まったホテルの3倍の値段だったけれど、仕方がない。中国の場合、もともと外国人を泊めることが許可されていない宿というのもあり、安宿が簡単に見つからない可能性があったので、泊まれそうであれば躊躇せずそこに決めるつもりだった。

荷物を置き、町へ出る。蘭州は、町の中を流れる黄河と蘭州ラーメンで知られる。黄河とは、あの「黄河文明」の黄河だ。もっとも紀元前7000年ごろに成立したといわれる黄河文明が早くから栄えたのは川の下流域であり、蘭州がその名を知られるようになったのはシルクロードの要衝の町としてだった。紀元前4世紀ごろ、秦の昭王の時代に隴西郡の地となり、漢代に金城郡、そして隋代の582年に現在の名称の蘭州が設置された。人口は314万。西安に比べて肌寒く感じたので標高も調べたところ、1,600mもあるようだ(西安は400mだった)。この旅は単純に東から西へ移動するだけだと思って事前に標高差のことは考えていなかったけれど、実際には結構起伏に富んだところを行くようだ。


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Gansu (CHINA) , SONY α6000 with SONY Vario-Tessar T* E 16-70mm F4 ZA (2018. 4)

まず黄河を見に行く。川は駅から2~3km離れたところにあった。黄河という名の由来は、上流の黄砂が混ざって黄色く見えたためという説がある。今日の川の水は、黄色というより茶色かった。


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Gansu (CHINA) , SONY α6000 with SONY Vario-Tessar T* E 16-70mm F4 ZA (2018. 4)

次はラーメンだ。

「蘭州ラーメン」というものを初めて意識したのは、2016年に中国南部・雲南省のシーサンバンナを訪れたときだった。


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Yunnan (CHINA), SONY Cyber-shot DSC-W730 (2016. 9)

ラオスやミャンマーとの国境に近いこの場所で、モスクの絵が描かれた看板がある蘭州ラーメンの店を見つけたとき、なぜここに中国の地方都市の名前がついたラーメン屋があるのか理解できなかった。のちに蘭州ラーメンが中国全国に広がる一大ブランドであることを知った。そして数年前には日本にも蘭州ラーメンの店がオープンしたことを聞いたけれど、これは日本人向けでなく在留中国人向けに作ったのではないかと思った。というのは、シーサンバンナで蘭州ラーメンを食べたときに「これは、進化しすぎたラーメンに慣れた日本人には合わないだろうな…」と感じたためだった。だが一方で「ラーメンはシンプルなほうがいい」というポリシーを持つ私には、簡素な蘭州ラーメンのコンセプトは、いたく理解できた。

さて。蘭州に来たからには本場もののラーメンを食べようと、繁華街へ。町には麺を扱う飲食店が多くあった。せっかくなのでシブめのところにしたいと思い、店頭で麺打ちをしていた小さな店へ入る。身振りで注文すると、しばらくして料理が手元に。


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Shaanxi (CHINA), CASIO HIGH SPEED EXILIM EX-ZR4000 (2018. 4)

…なんか期待していたのと違う。

しかしこれはこれでシンプルに旨かった。

だがラーメンを食べたいという思いはまだ達成されていない。幸いにして量も少なかったので、これをいただいた後、別の店をあたる。一軒目より少し大きめの店。カウンターの奥で調理をしている。適当にメニューを指差して注文(あとで考えると、この適当さが思い通りの料理に巡りあえない原因だったのだけど)。


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Shaanxi (CHINA), CASIO HIGH SPEED EXILIM EX-ZR4000 (2018. 4)

出てきた料理はまた、思っていたものと違っていた。今度は、丼いっぱいに入れられたきしめんのような太麺の上に、こまかく切ったジャガイモ・にんじんとパクチーが乗っている。スープはカレー味。これ、最初のひと口ふた口は結構おいしく感じたのだけど、いかんせん量が多かった。食べ終えると、これ以上蘭州ラーメンを追求することはあきらめざるをえなかった。

今日の総括。

「蘭州にはラーメン以外の麺屋さんも多いぞ」。

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April 29, 2018

[Journey] Xi'an / CHINA '18. 4.29

陝西省の省都である西安は、昔は「長安」と呼ばれ、秦、漢、隋など十数の王朝の都として栄えてきた。千年以上の歴史があるこの町の見どころはとても多く、一日ですべてを回りきることはできない。そこで今日は初めに、世界遺産にもなっている西安で最も有名な観光スポット・秦始皇帝兵馬俑に行き、あとは町なかに残る古い寺などを適当に巡ろうと考える。日曜日なので観光地は混雑するだろうと思い、朝早めに出発。


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Shaanxi (CHINA) , SONY α6000 with SONY Vario-Tessar T* E 16-70mm F4 ZA (2018. 4)

西安の市街中心部の周囲は城壁で囲まれている。その城壁に沿った道を歩いて、鉄道(在来線)の西安駅へ。駅前から出ている兵馬俑行きのバスに乗る。

女性の車掌からきっぷを買ったとき「中国人ではないの?」と聞かれたので「そうだ」と答えると、彼女は私のそばで立っていた若い中国人カップルに何やら早口で指図してから「Follow them!」と私に言った。

とりあえず彼らについていけとのことなので、それに従ってバスを下りる。1時間くらい乗っていたけれど、まだ終点ではないようだった。だがここは、言われたとおりにする。

お寺っぽい施設があった。しかし入場券売り場まで来ると、カップルは空いているところに割り込みながら列の前のほうへずんずん進んで行き、やがて見失ってしまった。入場券を買って、ひとりで中へ。入場料150元(¥2,580)。いいお値段だ。ここに兵馬俑があるのだろうか。なんとなくだけど、その気配は感じない。


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Shaanxi (CHINA) , SONY α6000 with SONY Vario-Tessar T* E 16-70mm F4 ZA (2018. 4)

施設の中には博物館もあった。


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Shaanxi (CHINA), CASIO HIGH SPEED EXILIM EX-ZR4000 (2018. 4)

全体的にお洒落な雰囲気だ。カップルで来るのも理解できる。しかしやっぱり、なんか違う。調べるとここは「華清宮」という、唐の時代に作られた離宮で、楊貴妃が使った風呂もあるという。訪れる価値はある場所だ。

しかし限られた時間の中で私が見たいのは、ここではない。

兵馬俑はどこなのだ。

Google Mapでよく調べたところ、ここからさらに8km先にあるようだった。あのままバスに乗り続けていればよかったのだ。

そこで再びバスに乗ろうと停留所に戻りしばらく待ったけれど、たまに来るバスは停まる素振りを見せずに真ん中寄りの車線を走り去っていってしまった。結局歩くことに。

1時間半かけて兵馬俑の入口に着いたときには午後1時を過ぎていた。ちょうど、昼飯食って元気に午後の部に突入した感じの観光バスが駐車場に何台も入ろうとしている。あー早く出発した意味がなくなってしまった。しかしここを見ずして帰るわけにはいかないので、覚悟を決めて行列に並び、きっぷを買う。


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ここもまた、入場料150元。観光地の入場料は、全体的に高く感じる。そしてようやく中へ。

秦の始皇帝と共に埋葬された8,000体近い数の「武士俑」といわれる人形がある3ヵ所の俑坑は、案の定、あふれる観光客で大変な様子になっていた。


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Shaanxi (CHINA) , SONY α6000 with SONY Vario-Tessar T* E 16-70mm F4 ZA (2018. 4)

あーでも写真撮らなきゃ。しゃしん…。


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Shaanxi (CHINA) , SONY α6000 with SONY Vario-Tessar T* E 16-70mm F4 ZA (2018. 4)

なんとか撮った。知らない女性のスマホごしだけど(…)。

3ヵ所の俑坑を全て巡ってから帰ると、街に着く頃にはもう夕方近くになってしまっていた。


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Shaanxi (CHINA), CASIO HIGH SPEED EXILIM EX-ZR4000 (2018. 4)

当初行こうと考えていたお寺の多くは、17時頃で閉まってしまう。寺はあきらめて、夕方過ぎまで開いているところを探す。鐘楼が、まだ開いているようだった。鐘楼とは鐘つき堂のことで、西安の鐘楼は1384年に建てられた。高さ36m。中国国内でも有数の大きさで街のランドマーク的存在であるため、夜も開いているようだ。


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Shaanxi (CHINA) , SONY α6000 with SONY Vario-Tessar T* E 16-70mm F4 ZA (2018. 4)

楼の階段を上がると、暮れゆく町が見えた。


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Shaanxi (CHINA) , SONY α6000 with SONY Vario-Tessar T* E 16-70mm F4 ZA (2018. 4)

鐘楼の高さ自体は周囲のビルなどに完全に負けていたので、正直なところ、上がる前は眺めにはあまり期待していなかった。しかし本当に町の中心にある、交差する道の間に位置しているため、交差点のビルが迫って見えたり、眼下に延びる広い道路を通して町の遠くまで見わたすことができたりして意外に居心地がよかった。

せめてあと一日この町に滞在したい気持ちだったけれど、明日は移動だ。残念。


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Shaanxi (CHINA) , SONY α6000 with SONY Vario-Tessar T* E 16-70mm F4 ZA (2018. 4)

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April 28, 2018

[Journey] Beijing~Xi'an / CHINA '18. 4.28

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Tokyo, CASIO HIGH SPEED EXILIM EX-ZR4000 (2018. 4)

今回の旅は、羽田空港午前2時発の北京行き飛行機で始まる。2時間前にチェックインするように考えると、終電近くで0時頃に空港に来ればちょうどよかった。とても効率的に時間を使うことができる。

しかし。

北京到着予定は午前4時45分。いつ眠れるのかこれ。時差を加えても飛行時間は3時間45分だ。

少なくとも飛んでいる間はできるだけ眠っておきたい。たぶん私を含むこの便の乗客は皆同じ思いだっただろう。離陸した飛行機が水平飛行に入ると、消灯された機内ですぐに眠ろうと努めた…

…はずなのに、1時間後に再び照明が煌々とつき、機内食の焼きそばが供された。しかもさすがに中国の会社だけあって、たぶん誰も期待していないにも関わらず、これがまた無駄に旨かった。


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Beijing (CHINA) , SONY α6000 with SONY Vario-Tessar T* E 16-70mm F4 ZA (2018. 4)

もやっとした体感で、暁の、もやっとした空気の北京に着く。

ああしかしやっぱりこういうのに乗るのは、年こいてからでは無理があるな。この便に乗ろうと計画したときの私は、思いやりのない別人格だったに違いないと自分を恨む。

北京の街に出るのは、1997年以来だ。そのとき北京は目的地ではなく、西に2,400km離れた新彊ウイグル自治区のウルムチへ行く途中、乗り継ぎのために一泊した。北京とウルムチの間には新彊航空という会社の飛行機が飛んでいて、4時間かかった。


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20年前にして既にレア感を強くにおわせていた新彊航空は、2002年に中国南方航空に吸収されて消滅した。

そして今回の旅の最終目的地もまた、ウルムチだ。

しかし手段は飛行機ではない。鉄道だ。

「中国高速鉄道」と呼ばれる中国版の新幹線は2007年に運行を始めた。路線網は短期間に大きく広がり、現在は20,000kmを超えるらしい。先日その路線図を見たときに、ウルムチまで線路が通じていることを知った。新幹線ができるまでは北京からウルムチまで列車で40時間以上かかっていた。その頃は列車でウルムチへ行こうという気には全然ならなかったけれど、今なら、それほど無理をせずに行けるのではないか。一週間くらい日程があれば、途中の町に立ち寄る余裕もできそうだ。そう思って、高速鉄道でウルムチを目指そうと考えた。


空港からバスで直接、列車の始発駅である北京西駅へ。今日は北京は通過のみ。


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Beijing (CHINA) , SONY α6000 with SONY Vario-Tessar T* E 16-70mm F4 ZA (2018. 4)

北京西駅。駅建物は高さ90mあるのだとか。威圧感がある…というか、威圧感がある駅舎というのもすごい。ここできっぷを入手する。

中国の鉄道の指定券は、Trip.comという中国の旅行サイトで予約できる。きっぷ一枚につき20元(¥344)の手数料をとられるけれど、日本のクレジットカードで決済できる。おそらく現在もっとも簡単確実に中国の列車を予約できる方法だ。

Trip.comで予約したきっぷは駅窓口で発券してもらうことができるという。日本ではあまり馴染みのない方法なので、予約受取専門の窓口みたいなものがあるのかとも思って、ざっと探してみたけれど無さそうだった。そこで、普通のきっぷ売り場で予約番号が記された紙を手渡すと、黙ってきっぷを発行してくれた。


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おおこれは便利。とはいえ、この日、窓口では昔の中国の駅のように何時間も待たされはしなかったものの10人くらいの客が並んでおり、また、駅に入る前及び改札時など複数回手荷物のチェックを受ける必要があったため、時間は余裕を見ておく必要がありそう。

今日の目的地である西安北までの料金は515.5元(¥8,867)、所要時間は5時間54分。距離は1,216km。日本の新幹線に例えると、東京から1,200kmのところは熊本県の九州新幹線・新八代駅付近にあたる。

駅入口の改札を通った先にある待合室の先にさらに列車ごとの改札があり、そこを抜けてようやくホームに出る。


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Beijing (CHINA), CASIO HIGH SPEED EXILIM EX-ZR4000 (2018. 4)

初めて見た高速鉄道の車両は、日本の新幹線によく似ていた。強いていえば車体に書かれた「和諧号」のフォントに中国っぽさを感じる。車内はほぼ満席。隣の男性はケンタッキーフライドチキンを広げて食べている。日本だったら文句をいわれることもあるのかな。個人的には、酒や体臭類に比べれば全く許容範囲内なのだけど。

定刻に発車。乗り心地も日本の新幹線とほとんど変わらない。


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Beijing (CHINA), CASIO HIGH SPEED EXILIM EX-ZR4000 (2018. 4)

ときどき車内に速度が表示される。この列車のMAXは303km/hで、そこに達すると徐々に速度を落としていた。


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Beijing (CHINA), CASIO HIGH SPEED EXILIM EX-ZR4000 (2018. 4)

市街地を過ぎると、うっすらとアンバーがかかった風景が広がる。


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Shaanxi (CHINA), CASIO HIGH SPEED EXILIM EX-ZR4000 (2018. 4)

街並みの異国っぽさにも気をとられたためか、明らかに睡眠不足の割には寝落ちすることも少なく西安北駅に到着。ほぼ定刻。


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Shaanxi (CHINA), CASIO HIGH SPEED EXILIM EX-ZR4000 (2018. 4)

高速鉄道の西安北駅は、市街地の中心にある在来線の西安駅から離れたところにある。しかし地下鉄と接続しており、街へのアクセスは簡単だ。

西安の人口は870万。ホテルも多い。ネットで見つけたビジネスホテルに投宿する。本日はここまで。


18042812inhotel
Shaanxi (CHINA), CASIO HIGH SPEED EXILIM EX-ZR4000 (2018. 4)

旅先で見ると旅行関係の本にも見えるけれど、ビジネス書ですわ。

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September 22, 2016

線量 China~Thailand

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Yunnan (CHINA), SONY Cyber-shot DSC-W730 (2016. 9)

景洪(中国) 0.13μSV/h。


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Bokeo (LAOS), SONY Cyber-shot DSC-W730 (2016. 9)

フエサイ(ラオス)0.10μSV/h。


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Chiang Rai (THAILAND), SONY Cyber-shot DSC-W730 (2016. 9)

チェンコン(タイ)0.05μsv/h。

ラオス・フエサイとタイ・チェンコーンというメコンをはさんだ両岸の町で値が違うのは誤差の範疇っすかね(今春、似た位置関係にあるヴィエンチャンとノーンカイで計ったときは、ラオス側のヴィエンチャンのほうが数値が低かった)。

だんだんアジアの線量の傾向みたいなのが把握できるようになってきた気が。

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September 16, 2016

[Journey] Xishuangbanna~Huai Sai / LAOS '16. 9.16

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Yunnan (CHINA), SONY Cyber-shot DSC-W730 (2016. 9)

景洪は日没が遅い分、日の出も遅い。午前6時の街は真っ暗で、朝の気配がまったく感じられない。夜遊びに疲れはじめた若者や、露出派手めの服をまとい街頭に残る肉感的なお姉さんを横目に、足早にバスターミナルへ行く。


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Yunnan (CHINA), SONY Cyber-shot DSC-W730 (2016. 9)

16091503busticket午前6時50分。バスが出発する頃、ようやく空が白みはじめる。行き先は「会晒」。隣国ラオスの、フエサイだ。中国の南の果てともいえるシーサンバンナから、さらに南を目指す。

表記はほとんど漢字の、国際バス。乗車券もほぼ漢字で書かれている。中国人以外の利用は考慮していないのか、あるいは、もともといないのか。

10人ほどの客を乗せ、ゆるい山道を淡々と行く。

勐臘(メンラー)という町で一回目の休憩をしてから再び走り始めたところで、警察署の脇に立つ警察官に、バスが停められた。パスポートチェックかと思い、荷物を手探りする。しかし警察官は我々乗客には目もくれず、運転手の男性にきつい口調で詰め寄ると、彼を車の外へ連れ出した。

20分、30分…と時間が過ぎても、彼は戻ってこなかった。

乗客の表情に不安がよぎる。

ところで、この直前、氏名とパスポート番号を書くように車内で乗客名簿が回覧されていた。それをちらっと見たところ、私以外は全て中国人のようだった。その名簿ですら、項目はすべて漢字で書かれていた。漢字が読めなければ、ラオス人でさえこのバスを利用することは難しいだろう…というか、きっぷを買うことすら不可能に違いないと、一昨日、苦労して乗車券を買ったときのことも思い出す。

そして、思い出して納得し終わっても、彼はまだ戻ってこなかった。


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Yunnan (CHINA), SONY Cyber-shot DSC-W730 (2016. 9)

一時間以上経ち、運転手が交通違反の切符のようなものを手に、うなだれた姿で帰ってきた。だが「ようやく出発か」と思ったところで、乗客は、警察官から荷物を持って外に出るように指示された。そして、警察官は運転手からエンジンキーを受け取るとバスに乗り、動かした。バスは、警察署の中へ消えていった。

…。

まさかの、バスのボッシュートだった。

ちゃらっちゃらっちゃ~♪

それどころではないはずだったのに、脳内に、「世界ふしぎ発見」の、あの音楽が流れた。車の整備不良か、積荷に何かいかがわしいものがあったのか、或いは他の何かのトラブルだったのか、結局、まともに言葉が通じなかったので原因はわからなかったけれど、とにかく、ここでバスは運行終了のようだった。

取り残された乗客と車掌のおばちゃんとの間で善後策が講じられる。だが、中国語が話せる人たちはまだよいとして、唯一、言葉が通じない日本人のオッサン(先に回された名簿から、なんとなく既に国籍は乗客一同に知れわたっていたような)は、ここでは扱いが面倒な存在に思われるはずなので、静かに事の成り行きを見守らせていただく。

バスが行くはずだった、終点のフエサイまで乗る予定の客は、私を含めて4人だった。


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車掌のおばちゃんと筆談したところ、国境の町・磨憨(モーハン)までは他のバスの席を確保できたので、座って行くことができる。…で、運賃も、磨憨までとの差分はここで返金するので、そこから先はあんたらで何とかしなさい、という感じだった。

フエサイまで行く人は他にもいるし、ここは彼らと(…というより、彼らにひっついて)前進するしかなかろう、と、その言葉を素直に受け入れることにした。

「地球の歩き方」によれば、磨憨と国境を接するラオスのボーテンを始発とするバスの類はなく、タクシーを交渉して先へ行くしかないようだった。

そうだ。それを知っていたから、がんばって、景洪に着いた翌朝に、前売りの国際バスのきっぷを買いに行ったのだ。

不安はあったけれど、共にフエサイに行くはずの中国人3名に運命を託すことにする。さっき車掌のおばちゃんから返金されたいくばくかのバス代を手に、ほどなくしてやって来た磨憨行きのマイクロバスに乗り込む。1時間ほどで到着。イミグレーションの建物がすぐ目の前に見える。


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Yunnan (CHINA), SONY Cyber-shot DSC-W730 (2016. 9)

磨憨は整然とした雰囲気の、意外に大きな町のようだ。

出国手続をし、ボーダーの緩衝地帯を歩く。


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CHINA-LAOS Border, SONY α6000 with SONY E18-55mm F3.5-5.6 (2016. 9)

たぶんバスだったら、車に乗ってここを通過していたのだろう。

ラオスのイミグレーションは、金色の、仏塔のような建物だ。同行した中国人男性から「入国審査官に金(ワイロ)を払うなよ」と、ひとこと忠告を受ける。それに気づいたのか、審査官からは「…おまえ中国語話せるの?」とボソッと聞かれただけで、パスポートに入国スタンプを押された。


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Louang Namtha (LAOS), SONY α6000 with SONY E18-55mm F3.5-5.6 (2016. 9)

ボーテンは、予想通り、何もなかった。休憩中のバスは、景洪発・ラオスのウドムサイ行きのようだ。だが、やはりここから乗れそうなバスはなかった。

同行する中国人男性の一人が、まず、客待ちしていたタクシーに交渉を試みた。

10秒で決裂した模様だ。

片手を広げて、ボヤく。「500元(¥7,700)」と言われたらしい。景洪からフエサイまでのバス料金が140元(¥2,150)だったことを考えると、たしかに受け入れがたい金額ではある。

それから彼は、イミグレを通過する車一台一台に声をかけ、交渉を始めた。十数台目で、合意に至った。当然の如く、中国人の運転する乗用車だった。今度は、彼は指を一本立てて示した。おそらく100元(¥1,500)かと。

そして、その車に乗っていた運転手+知り合いらしき一人にバス難民4人を加え、定員オーバー状態で乗用車はラオスを走り始めた。皆が中国語で談笑している中、ここでも、ひとりだけ場違い的存在の中年日本人男性は、全方位から見ても居心地がよろしくないように思われた。皆様もそれとなく気にはされていたようで、何回か、片言の日本語で話しかけていただいたけれど、会話は続かなかった。

だって、いきなり「アリガト」ってだけ言われても。

日が傾きはじめた頃、フエサイの町に入る。

「フエサイのどこまで行くんだ?」的なことを聞かれたけれど、宿を決めていたわけではないので適当に相槌をうっていると、もう一人のバス難民のおばちゃんといっしょに「中国飯店」と書かれた小さなホテルの前で車を降ろされた。


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Bokeo (LAOS), SONY α6000 with SONY E18-55mm F3.5-5.6 (2016. 9)

とりあえず運転手氏に「シェイシェイ」と言って100元札を渡し別れてから、周りを見まわす。

まさにこれは、中国人向けの宿だろう。しかしこのホテルの他に、辺りには商店やメシ屋などは無いようだった。

いっしょに車を降りたおばちゃんはそのホテルへ入っていったけれど、なんかここは、ちょっと違う感がした。Google Mapで調べると、市街地から5km離れている。

もともとあんまり大きな町ではないはずなので、せっかくだからと、市街地を目指して歩く。


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Bokeo (LAOS), SONY α6000 with SONY E18-55mm F3.5-5.6 (2016. 9)

途中、大河がいきなり視界に飛び込んできた。


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Bokeo (LAOS), SONY α6000 with SONY E18-55mm F3.5-5.6 (2016. 9)

メコン川だ。

景色などどうでもいい気分で歩いているのに、無駄に絵になっている。

この旅何回目…というか、今年何回目のメコン川だろうか。そして、考えてみれば、深い意味もなく、まさかの今年二度目のラオスだ。


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Bokeo (LAOS), SONY α6000 with SONY E18-55mm F3.5-5.6 (2016. 9)

一時間ほど歩いてフエサイの市街地に着くことができた。ゲストハウスが軒を連ねる通りを何度か行ったり来たりしてから、新しめに見えた小さなゲストハウスに今宵の宿を決める。タヌキっぽい雰囲気の、オーナーの親父に「二泊するからディスカウントしてくれないかな」と言うも、まけてはくれず、そして、なぜか一泊分の料金120,000キップ(¥1,500)しか受け取らなかった。

今日は移動に徹した一日だったので、明日はフエサイの街をぶらぶら歩いてみようかと、ビアラオをほどよく吸収した脳味噌でぼんやり考えながら、床につく。


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Bokeo (LAOS), SONY α6000 with SONY E18-55mm F3.5-5.6 (2016. 9)

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September 15, 2016

[Journey] Xishuangbanna / CHINA '16. 9.15

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Yunnan (CHINA), SONY Cyber-shot DSC-W730 (2016. 9)

景洪のシーサンバンナ・バスターミナルから、勐罕(モンハン)へ。

乗り場は人で溢れていた。しかし三日目で、このゴチャゴチャしたペースにも少し慣れてきた気がする。

一時間ほどで到着。


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Yunnan (CHINA), SONY α6000 with SONY E18-55mm F3.5-5.6 (2016. 9)

トゥクトゥクが走っていた。中国でトゥクトゥクを見たのは初めてのような。

まず、バス停の近くで見つけた市場に入ってみる。


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Yunnan (CHINA), SONY α6000 with SONY E18-55mm F3.5-5.6 (2016. 9)

残念ながら、すでに店をたたんでしまったところが多いように見受けられた。市場は基本的に朝がピークなのだ。

肉屋の傍らでゴミをついばむ鶏は、野良でもペットでもなく、売り物だ。シーサンバンナでは、鶏肉は基本的に生きた状態で取引されている。

さて。勐罕を代表する観光スポットとして、シーサンバンナタイ族園という施設がある。ここは、もともとあったタイ族の集落の外周を囲ってテーマパークのようにしたところで、その中ではタイ族の人たちが普通に生活していたり、観光客向けの店があったり民俗舞踊ショーを行っていたりする。


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Yunnan (CHINA), SONY α6000 with SONY E18-55mm F3.5-5.6 (2016. 9)
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入場料65元(¥1,000)。なかなかいいお値段だけど、これが少数民族文化の保護に使われる…ものだと思いたい。


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Yunnan (CHINA), SONY α6000 with SONY E18-55mm F3.5-5.6 (2016. 9)
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Yunnan (CHINA), SONY Cyber-shot DSC-W730 (2016. 9)

園内では、観光客に入り混じって、たしかに民族衣装っぽい服を着た人たちが普通に生活している様子に見えた。しかし既によその国でこういう風景に見慣れすぎているせいか、普通にスルーしながら歩いてしまっていた。

あとで考えると、もったいなかった(…)。


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Yunnan (CHINA), SONY Cyber-shot DSC-W730 (2016. 9)

歌舞劇場と名づけられた大きなステージでは民俗舞踊ショーが延々と行われていた。


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Yunnan (CHINA), SONY Cyber-shot DSC-W730 (2016. 9)

このほか、毎日二回「水かけ祭りショー」も行われるそうだ。たぶん、タイで旧正月に行われる、ソンクラーンと呼ばれるアレのことだろう。

毎日二回…。

というわけでそれも自然にスルーして、園内の小ぎれいな集落をぶらつく。


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Yunnan (CHINA), SONY α6000 with SONY E18-55mm F3.5-5.6 (2016. 9)

みやげもの屋に吊るされたTシャツに「THAILAND CHIANG MAI」と描かれていたのが、ちょっと面白かった。輸入してきたんかい。

園内には民泊できる家もあるそうで、じっくり時間をかけて過ごすことができれば、またいろいろと新たな発見もありそうな気がした。


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Yunnan (CHINA), SONY α6000 with SONY E18-55mm F3.5-5.6 (2016. 9)

夕方のバスで景洪に戻る。

景洪は日本と一時間の時差しかないのに緯度はタイと同じ辺りにあるので、19時を過ぎてもまだ明るい。


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Yunnan (CHINA), SONY α6000 with SONY E18-55mm F3.5-5.6 (2016. 9)

瀾滄江の川沿いにある道では露店が店を出し始めていた。その近くでは、これもおそらくタイ族風の建築様式のレストランが店を開けようとしていた。若干のわざとらしさもあるけれど、いい雰囲気の光景だ。

慣れてくるにしたがって居心地がよくなる町ではないかな、と感じていた。明日、ここを発たなければならないのが残念だ。


16091515prtea
Yunnan (CHINA), SONY α6000 with SONY E18-55mm F3.5-5.6 (2016. 9)

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