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September 10, 2019

[Journey] Kalimpong / INDIA '19. 9.10

19091001kalimpongmorningWest Bengal(INDIA), SONY α6000 with SONY Vario-Tessar T* E 16-70mm F4 ZA (2019. 9)

朝のカリンポン。晴れていれば、山がきれいに見えていただろう。

 

19091002tongsagumbaWest Bengal(INDIA), SONY α6000 with SONY Vario-Tessar T* E 16-70mm F4 ZA (2019. 9)

「ブータン寺」の異名を持つトンサ・ゴンバ。看板には「TONGSA GUMBA」と書かれている。ブータンにも「トンサ」という町がある。しかしブータンのトンサは「Trongsa」と書く。また「僧院」という意味の言葉はチベット語では「Gompa」、ブータンの公用語であるゾンカ語では「Goempa」と綴る。もっともブータンのTrongsaは「トンサ」とカタカナ読みで通じるし、「Gompa」「Goempa」と「GUMBA」の違いも些細なことなのかもしれない。またゾンカの綴りについては、「あれは格好つけるためにわざわざ凝ったスペルにしているだけだ」と、むかしブータン人から聞いたこともある。

 

19091003bhutanesemanWest Bengal(INDIA), SONY α6000 with SONY Vario-Tessar T* E 16-70mm F4 ZA (2019. 9)

トンサ・ゴンパの建物の中にはブータン国王夫妻の写真が飾られており、境内ではゾンカ語を話すばあさんやブータンの民族衣装のゴを着たおっさんを見かけた。由来はわからないけれど、やはりブータンにゆかりはあるようだ。

 

19091004tharpacholinggompaWest Bengal(INDIA), SONY α6000 with SONY Vario-Tessar T* E 16-70mm F4 ZA (2019. 9)

市街地の北のはずれにあるタルパ・チョリン・ゴンパは見晴らしがよい斜面に建つ、1922年に建てられた僧院。

 

19091005museumWest Bengal(INDIA), SONY α6000 with SONY Vario-Tessar T* E 16-70mm F4 ZA (2019. 9)

建物内に小さな展示館が作られていて、たまたま会ったひとりの僧侶がおよそ一時間もかけて所蔵品を説明してくれた。恐縮する。写真撮影禁止の掲示があったけれど、僧侶から撮影許可をいただいた。

 

19091007borderWest Bengal(INDIA), SONY α6000 with SONY Vario-Tessar T* E 16-70mm F4 ZA (2019. 9)

インドと中国の国境・ナトゥラの写真。ほとんどチベットの風景だ。

 

19091006tibetanletterWest Bengal(INDIA), SONY α6000 with SONY Vario-Tessar T* E 16-70mm F4 ZA (2019. 9)

チベット文字で書かれた手紙。読めないけどかっこいい。

カリンポン周辺は、近代にブータン領だったことがあった。1706年にブータン王が侵攻し、この近辺の土地を当時のシッキム王国から奪い取ったのだ。しかし1864~5年に起きたイギリス領インドとブータンとの戦争で、カリンポンはイギリスの土地となった。この戦争でブータンを保護国としたイギリスは、ブータンに土地を提供して「ブータンハウス」という施設を作らせた。外交権を失ったブータンにとって、大使館の代わりに外国との窓口となったのがカリンポンのブータンハウスだった。ブータンは1971年に国連に加盟するまで鎖国政策をとっており、その間、ブータンハウスは唯一の外交拠点だった。当時ブータンを訪れた外国人の記録を調べると、必ずといっていいほどブータンハウスに関する記述がある。

ブータンハウスに大使館並みの特権を与えるため、イギリスはこれを建てるための土地をブータンに提供した。従ってブータンハウスのある場所「だけ」はブータン領の飛び地として残った。現在のブータンはインドなど国交のある国には普通に大使館を置いているため、ブータンハウスは設立時の役割を終えた。領土の飛び地状態についても、極秘裏に飛び地状態が継続しているのであればともかく、現在もそうだという情報はいくら探しても確認できなかったため、とっくにそうではなくなっているのだろう。

しかし地図で見ると、ブータンハウスは今も存在している。

 

…ふむ。

それでは行ってみましょう。

 

19091008bhutanhouseWest Bengal(INDIA), CASIO HIGH SPEED EXILIM EX-ZR4000 (2019. 9)

カリンポン市街地からおよそ4km歩き、ブータンハウスの門の前に着く。

単なる警備員にしてはごっつい銃を持つ二人のインド人男性と目が合った。私の顔を見て「ブータン人…」と呟きながら門扉の鍵に手をかける。

あ、これはもしかしたら…と思い「いや、俺、日本人だけど…日本人は入っちゃダメなのか?」と尋ねる。

すると彼らは表情を変えて「ブータン人以外はダメだ」と言い、私の前に立ちふさがった。

聞いておいてよかった。入ってからトラブルになるよりマシだ。しかし「じゃあ建物の写真を外から撮るのは?」と聞くと、それもダメだと言われる。せっかく来たのに外観の写真すら残せないのはおもしろくない。「じゃあスケッチするのはどうだ?」というと、沈黙したので、手帳に描く。

19091009myimageofbhutanhouse
(←これ)

ここまで書いたところで「もうそのくらいにしておけ」と言われたため、あきらめて撤収する。残念だけれど仕方がない。こちらも明確な目的があって来たわけではないのだから、無理は言えない。

警備員のひとりが「俺、日本に観光で行ったことがあるよ」と話してくれた。日本の感想を聞くと「Slowly,Slowly…」と答えていた。何がSlowlyだったのかは教えてくれなかった。

なお私が撮らせてもらえなかったブータンハウスの外観画像は、Wikipediaに掲載されている(…)。

町への帰り道で、神輿に遭遇した。時期的にヒンディーの祭り・ダサイン(Dasain)だろうか…自信はないけど。

 

19091010maybedasainWest Bengal(INDIA), SONY α6000 with SONY Vario-Tessar T* E 16-70mm F4 ZA (2019. 9)

チベット系の顔立ちの人が目立つこの町でも、祭りは宗派に関係なく皆が楽しんでいた。

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