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May 03, 2019

[Journey] 青森県横浜町~野辺地町 '19. 5. 3

下北半島を縦断するJR大湊線に初めて乗ったのは、まだJRが国鉄だった昭和の終わりの頃だった。暇と体力はあったので、駅から5kmくらい歩いて、陸奥湾沿いの荒野を疾走する列車の写真を撮った。

 

19050305ohminatolineold2Aomori, MINOLTA X-600 with MINOLTA New MD Rokkor 135mm F2.8 (1985. 9)

貧乏だったため写真はモノクロ。当時モノクロフィルムの現像料金は¥250(カラーでは¥300~350)、サービスサイズのプリント代は¥20~25(カラーは¥30~40)くらいだった。

それから何度も大湊線に乗ったけれど、駅間を走る列車を狙って撮ったのはそのときだけだった。

今日は30年ぶりに、当時と同じ場所へ行こうと試みる。

 

19050301fukkoshistn Aomori, SONY α6000 with SONY Vario-Tessar T* E 16-70mm F4 ZA (2019. 5)

吹越(ふっこし)駅。大湊線沿線の、特に海に近いあたりでは強風が吹くことが多く、しばしば列車が運休になる。「吹越」という駅名もまた、風に縁がありそうな感じがした。だが調べたところではアイヌ語で「穴の跡が多いところ」という意味の「ポコットウシ」が、激しく訛ったものらしい。この「穴」は、この近くに吹越鳥帽子山という休火山があり、その噴火口が埋まって窪地になったところがたくさんあることに由来するようだ。吹越駅と、つぎの有戸駅の間は11km離れている。ほぼ中間地点にドライブインのような独特な作りの民宿があり、その近くにあった小山に登って列車を待った記憶があった。

 

19050303minshku Aomori, SONY α6000 with SONY Vario-Tessar T* E 16-70mm F4 ZA (2019. 5)

1時間ほど歩くと、当時のおぼろげな記憶そのままの姿の民宿があった。だが小山は見つけることができず、線路もうっそうと茂った松林に遮られて見えなかった。そういえば、強風対策のためか線路沿いに松が多く植林されていたのを車窓から見たことがあった。

そこで、過去にこだわらず、列車を撮ることができそうなポイントを新たに探すことにした。さらに数十分歩いた先で、線路を見下ろせそうな丘を発見する。てっぺんに上がると、人の足跡が数個残っていた。先駆者の鉄道マニアの方のものかもしれなかった。人間ではない獣の足跡もあったけれど、それはあえて気にしないことにする。

 

19050304ohminatolinenowAomori, SONY α6000 with SONY Vario-Tessar T* E 16-70mm F4 ZA (2019. 5)

30分くらい待った後、二両編成の列車が、30年前と同様に意外に速いスピードで通り過ぎていった。

このあとは、横浜町の中心部へ行って昼飯を食うつもりでいた。町の中心は、有戸と逆方向にある陸奥横浜駅が近い。吹越と陸奥横浜の間も7kmあるので、鉄道と並走する国道を走る路線バスで行くつもりだった。しかしバスの時間まで2時間あったため、だらだら歩いて距離をつめることにする。だが1時間半が過ぎたところで尿意をもよおしたので、小便を兼ねて、国道沿いにぽつんと建っている渋めのラーメン屋に入店。

 

19050306ramenshop Aomori, CASIO HIGH SPEED EXILIM EX-ZR4000 (2019. 5)

地元民と思われる先客が数人いた。¥5~600のメニューが並ぶなかで唯一よそ者向けに見えた、この店で最も高い「ほたてラーメン」¥1,000を発注。

 

19050307hotateramen Aomori, CASIO HIGH SPEED EXILIM EX-ZR4000 (2019. 5)

地元客は皆、普通っぽいラーメンを食べていて、口々に「おいしー」と言っている。普通のラーメンを頼めばよかった(…)。

放尿兼昼食の間にバスは行ってしまったので、結局、店を出た後、さらに歩く。

途中で、砂浜海岸という海水浴場へ行く道を見つけた。砂浜海岸もまた、むかし偶然見つけて、澄んだ陸奥湾の光景に感動した場所だ。

 

19050308sunahamabeachAomori, FUJI Utsurundesu (1996. 9)

これは、持参した一眼レフが故障して使えなくなったため旅先で買った「写ルンです」で撮った写真。余談だけどこのとき以来、旅行にはカメラ二台体制をとるようになった。

久しぶりの砂浜海岸。入口に来た。

 

19050309sunahamabeachnowAomori, SONY α6000 with SONY Vario-Tessar T* E 16-70mm F4 ZA (2019. 5)

…きたない。(´・ω・`)

海開きの直前には掃除されるのだろうか。そうならば、たまたま悪い時期に来てしまったのかもしれない。でも、以前はオフシーズンでも今日ほど汚れていなかったのだけど。

 

19050310mutsuyokohamastn Aomori, SONY α6000 with SONY Vario-Tessar T* E 16-70mm F4 ZA (2019. 5)

結局、陸奥横浜駅まで歩いてしまった。列車で終点・野辺地へ。

野辺地駅構内にはむかし「こけし亭」といううどん屋があって、貧乏旅行をしていたときには世話になっていた。こけし亭はいつのまにかなくなってしまったけれど、そのあとに「駅そばパクパク」というなんかかわいらしい名前の店ができていた。

 

19050312pakupaku Aomori, CASIO HIGH SPEED EXILIM EX-ZR4000 (2019. 5)

調べたところ、こけし亭はもともと宮城県で弁当などを製造販売していた株式会社伯養軒の直営店で、1999年にNRE(日本レストランエンタプライズ)に営業譲渡された。東京資本となったこけし亭は2014年に撤退してしまったけれど、駅そばの灯が消えることを懸念した野辺地の人たちが地元資本で立ち上げたのがこの「パクパク」なのだそうだ。

 

19050313udonAomori, CASIO HIGH SPEED EXILIM EX-ZR4000 (2019. 5)

19050311hosuukei こけし亭のうどんは断面が丸くて細めの独特な麺だった記憶があるけれど、今日いただいたぱくぱく亭の天ぷらうどんは、素朴でやさしいお味のおうどんでございました。

今日はもうじゅうぶん働いた(?)気分だったので、ここまで。

宿に着いてから歩数計を確かめると、やはりえらくたくさん歩いていた。

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