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September 17, 2018

[Journey] Sigiriya~Kandy / Sri Lanka '18. 9.17

ダンブッラからおよそ20km離れたところにある町・シーギリヤへ。シーギリヤには、スリランカで最も有名な遺跡のシーギリヤ・ロックがある。シーギリヤ・ロックは、5世紀に、高さ195mの岩頸(火山が侵食によって削られて、火道内の岩栓が地表に現れた地形)に当時の王・カッサパ1世が造った王宮の遺構。断崖絶壁の上に築かれた王宮跡と、岩頸の中腹に描かれたシーギリヤ・レディと呼ばれる女性画が有名だ。1982年、世界遺産に登録された。

バスを降りると、シーギリヤ・ロックはぽっかりと島のように浮かんで見えている。


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Matale (SRI LANKA), SONY α6000 with SONY Vario-Tessar T* E 16-70mm F4 ZA (2018. 9)

シーギリヤ・ロックの外国人入場料は30USドル(¥3,287)。スリランカ・ルピーで払うこともできたようだけど、チケット売り場の掲示はUSドルのみだった。外貨をがっつり稼いでやろうという魂胆が垣間見える。だが、この30ドルの入場料が高いと感じるようであれば、シーギリヤ・ロックには行かなければよい。

…私は、実は今までそう思っていたので、スリランカ三回めにして、ようやく今回初めてここに来た。


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シーギリヤ・ロック全景とシーギリヤ・レディの写真が印刷されたチケット。

入場券売り場の近くにある博物館を見てから、シーギリヤ・ロックの頂を目指す。


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Matale (SRI LANKA), SONY α6000 with SONY Vario-Tessar T* E 16-70mm F4 ZA (2018. 9)

昼を過ぎると混雑して登りにくくなると聞いていたので午前中に来たのだけど、それでも先へ進むにつれて人の姿が多く見受けられるようになる。というのも、道が狭く、かつ、岩場に作られた階段は踏込み面の奥行きがところどころ浅く登りづらいために、歩きが遅くなる人が現れるからだ。

シーギリヤ・レディの画が、登っている途中、突然目の前に現れた。写真撮影禁止と聞いていたので、てっきり日の当たらない祠の中などにひっそりと存在するのかと思っていたら、意外にも、野ざらしの岩肌に普通に描かれていた。しかし、やっぱり撮影禁止なのだそうだ。


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Matale (SRI LANKA), CASIO HIGH SPEED EXILIM EX-ZR4000 (2018. 9)

麓から30分ほど坂と階段を上がったところにある、ライオンの足を模した巨大なオブジェが残る「ライオン・ゲート」。ここが宮殿の入口にあたる。その先は、明らかに最近作られたと思われる立派な鋼製の階段が通じる。坂をさんざん登ってきた挙句に現れた天へ伸びる階段を見て、絶望感と、なぜか「この先はちょっと歩きやすくなる」という不思議な安堵感とが入り混じる。


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Matale (SRI LANKA), CASIO HIGH SPEED EXILIM EX-ZR4000 (2018. 9)

階段を登りきり、さらに坂道を数十メートル上がって、頂上に着く。麓からの所要時間はおよそ45分だった。


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Matale (SRI LANKA), SONY α6000 with SONY Vario-Tessar T* E 16-70mm F4 ZA (2018. 9)

頂上には王宮のほか、兵舎、住居、ダンスステージとプールがあったそうだ。

しかし王宮が現役だった当時は、ここまでどのような道があったのだろうか、そして、そこまでしてなぜこの場所に王宮を作りたかったのだろうか、と思う。到達困難な場所へ宮殿を築くことによる達成感や征服感は理解できるけれど、いっぺん上がってしまったら、ここに根を生やしたように居ついてしまって、滅多なことでは下界へ降りようと思わなくなり、長期に渡って権力を振るい続けることは難しくなるとは考えなかったのだろうか。自然に、そんな疑問が湧く。事実、カッサバ1世は、実弟のモッガラーナに戦いを仕掛けられ、王宮ができてからわずか11年後に自らの喉を切って自害し、シーギリヤ・ロックは短期間で都の役割を終えた。

そして今、土台だけが残された王宮の跡では、中国人観光客が記念撮影をしている。「イー、アル、サン(中国語で「1、2、3」)」の掛け声とともにジャンプする彼らの眼下には、おそらく当時と変わらぬ緑の大地が広がる。「国破れて山河あり」そのものだ。


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Matale (SRI LANKA), CASIO HIGH SPEED EXILIM EX-ZR4000 (2018. 9)

そんなわけで、初シーギリヤ。率直にいわせていただければ、入場料30ドルの価値はあるとは思ったけれど、反面、一回来れば十分な場所のようにも感じた。

ダンブッラの宿へ戻る。既にチェックアウトを済ませて荷物だけ預かっていただいていたため、その荷物を取りに帰った。


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Matale (SRI LANKA), CASIO HIGH SPEED EXILIM EX-ZR4000 (2018. 9)

しかし「まあ茶でも一杯」とオーナーのおばあさんからありがたい言葉をいただいたので、お言葉に甘えてセイロンティーで一服。


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Matale (SRI LANKA), CASIO HIGH SPEED EXILIM EX-ZR4000 (2018. 9)

ひと気のない昼下がりのゲストハウスでだらんとしているネコが、居心地よさげに見える。人間にとっても居心地がよさそうだったので少々名残惜しさはあったけれど、さらに移動。バスで二時間かけて、夕方に、中部の中心都市であるキャンディへ着く。本日はキャンディ泊。


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Kandy (SRI LANKA), CASIO HIGH SPEED EXILIM EX-ZR4000 (2018. 9)

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