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September 18, 2018

[Journey] Kandy / Sri Lanka '18. 9.18

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Kandy (SRI LANKA), SONY α6000 with SONY Vario-Tessar T* E 16-70mm F4 ZA (2018. 9)

スリランカ中部最大の町・キャンディ。人口12万人。スペルは飴さんの"Candy"ではなく、"Kandy"。スリランカ現地語のひとつであるシンハラ語で「山」を意味する"Kanda"(カンダ)が転じたものといわれる。


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Kandy (SRI LANKA), MINOLTA X-600 with MINOLTA New MD 50mm F1.7 (1991. 9)

1991年に来たとき撮った、キャンディ市街中心部の時計台。


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Kandy (SRI LANKA), SONY α6000 with SONY Vario-Tessar T* E 16-70mm F4 ZA (2018. 9)

時計台も街も、ほんの少し垢抜けたように見える。

シンハラ人による最後の王朝の都があったことから、キャンディは「古都」と称されることが多い。しかしキャンディには「仏陀の歯がある」とされる超有名な仏歯寺という大きなお寺があるものの、同じように古都と呼ばれる日本の京都やタイのチェンマイと違って、町全体にお寺が多いというわけではない。そして実は市街地には、超有名な仏歯寺以外にこれといった見どころがない。前回来たときにそのことを学習したため、今日は、とりあえず超有名な仏歯寺にお参りする以外は特に予定を決めず、だらだら街歩きをしようと考える。

町はずれの高台に、白い大仏が見えた。


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Kandy (SRI LANKA), SONY α6000 with SONY Vario-Tessar T* E 16-70mm F4 ZA (2018. 9)

この大仏は1993年にできた。前にこの町に来たときは、まだ無かった。

"White Buddha"と、見たままで呼ばれることもあるようだけど、正式名称は"Bahiravokanda Vihara Buddha Statue"。"Vihara"(ヴィハーラ)とは出家修行者が住む僧院のことで、日本語では「精舎」と訳される。平家物語の一節にある「祇園精舎の鐘の声…」の「精舎」のことだ。

大仏様を目指して急な坂道を上がる。なんかこのところ毎日、坂を登っているようだ。曲がりくねったわかりにくい道だったけれどGoogle Mapのおかげでほとんど迷わず、40分で到着。


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Kandy (SRI LANKA), CASIO HIGH SPEED EXILIM EX-ZR4000 (2018. 9)

入口を通り過ぎようとすると、掃除をしていた男から「入場料が必要だよ」と声をかけられる。入場料は250ルピー(¥175)。しかしそれは、昨日の夕食のローカル食堂のカレーより高かった。昨日のカレーを思い出してためらいながら財布を出す私の脇を、地元の人たちがお金を払うことなく通り過ぎる。入場料を取るのは外国人だけなのだろう。


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Kandy (SRI LANKA), CASIO HIGH SPEED EXILIM EX-ZR4000 (2018. 9)

大仏様の高さは13m。濃い系の顔つきをした20代くらいに見える若い坊さんが「上に登ることができるよ」と大仏様の右膝の辺りを指差した。階段があった。

背中に接して作られた小さな階段を上がると、脇のあたりまで行くことができた。脇の下から失礼して、ご尊顔を拝する。


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Kandy (SRI LANKA), SONY α6000 with SONY Vario-Tessar T* E 16-70mm F4 ZA (2018. 9)

振り返れば、朝のキャンディ市街が一望できた。


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Kandy (SRI LANKA), SONY α6000 with SONY Vario-Tessar T* E 16-70mm F4 ZA (2018. 9)

階段を下りると、私が日本人だと知った濃い系の坊さんから「どこからきましたか?とうきょう?おおさか?ごきげんいかがですか?おはようございます!」と、畳みかけるように日本語で話しかけられた。まるで怪しい観光ガイドっぽく見えてその場は思わず引いてしまったけれど、日本語をやたらと知っている理由を尋ねておけばよかったと、あとから思った。

市街へ戻り、仏歯寺へ。「仏歯が入った箱を見ることができる"Puja"(プジャ)の時間に行くのがお勧めですわ」と、泊まっているホテルのフロントの人から言われたので、9時半から始まるプジャの時間に間に合うように訪れる。プジャはヒンディーで「礼拝」や「供養」という意味だけど、仏教国のスリランカやブータンでも同じ意味で使われている。


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Kandy (SRI LANKA), SONY α6000 with SONY Vario-Tessar T* E 16-70mm F4 ZA (2018. 9)

仏歯寺。ここも世界遺産に登録されている。さすがに超有名なだけあって、立派な造り。拝観料は1,500ルピー(¥1,050)。有名観光地の入場料はもれなく高いのか、高いところが有名観光地なのか。お寺の中は、たぶん私と同じようにプジャ狙いで来たと思われる人たちでいっぱい。時間になると仏歯が納められている部屋の前で太鼓とラッパの演奏が始まる。


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Kandy (SRI LANKA), SONY α6000 with SONY Vario-Tessar T* E 16-70mm F4 ZA (2018. 9)

仏歯は金色の小箱に入っているそうだけど、箱の中は見ることはできなかった。多くの外国人旅行者がガイドと共に来ていた。彼らはガイドの説明を神妙な様子で聞き、やがてガイドと共に足早に去っていった。この寺は、彼らの印象に残ったのだろうか。

仏歯寺の周りにはキャンディ国立博物館、考古学博物館、仏教博物館という三つの博物館があり、これらを巡っていたらお昼近くになった。

仏歯寺の近くに"Old Empire"というカフェがあるのを見つけた。


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Kandy (SRI LANKA), CASIO HIGH SPEED EXILIM EX-ZR4000 (2018. 9)

私事ではあるけれど、"New Empire Hotel"というバンコクで泊まる常宿(名前は高級そうだけど一泊¥2,500)に名前だけ似ているので勝手に親近感を覚え、店内へ。古い建物をお洒落な感じで使っており、若い男性店員たちはお揃いの黒シャツを着ている。しかし渡されたメニューを見て、がっかりする。カレーなどの食事もあるけれど、お値段が全体的に高い。

軽いものを頼んでさっさと退散しようと思い、アイスコーヒーを注文。405ルピー(¥284)。日本のスタバのコーヒーと変わらない値段。スタバの数倍時間がかかってコーヒーが来た。


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Kandy (SRI LANKA), CASIO HIGH SPEED EXILIM EX-ZR4000 (2018. 9)

なんだこの白さは。思わずそばにいた店員に「これ、コーヒーか?」と尋ねる。ポケットに手を突っ込んで立っていたチャラい男性店員は事も無げに「そうだ」と答えた。そうなのか。

凝視すると、ほんの少し茶色く見えるような気もしないでもない。もしかしてホワイトチョコレートのように、見た目は白いけれど味はしっかり付いているというような未知の飲み物がスリランカにあるのかと思い、口にする。だが、「これはコーヒーだ」と念じて飲めば、かすかにコーヒーの香りがするように感じられないこともないかもしれないような気がする、という程度の味だった。そして、勘定をしようと500ルピー札を渡すと、男は「サンキュー」と言いながら札を着服する素振りを見せて微笑んだ。それが、男が初めて私に見せた愛想だった。しかも請求書には、レストラン並みのサービス料10%が上乗せされていた。

話のネタは提供されたけれどサービスは提供されなかったうえにチップまであげる気はないので、「いいから釣りよこせ」と言い、釣り銭を手にする。するとしばらくして、チャラ男店員同士が私の前でじゃれ合いはじめた。そして私の目の前に、丸めた紙くずが飛んできた。それは故意に投げられたのではなく、じゃれ合いの過程で誤って飛んできたのかもしれない。だがチャラ男たちは私に謝罪もせずその後もイヌのようにじゃれ合い続けていたから、単なるケチな客に対する嫌がらせだったのだろう。絵に描いたようなクソ店だ。しかし「不潔だった」とか「まずかった」とか「面と向かって暴言を吐かれた」とか「釣り銭をごまかされた」とかいうような直接的な不快さはなかったので、腹がたつというより、むしろある意味こちらもその稚拙なクソっぷりを少し楽しんでしまっていたような。

クソ店・Old Empireを出ると、空に黒い雲が上りはじめていた。ひと雨来そうなので、スーパーマーケットで食料を買い込んでホテルへ急ぐ。キャンディで泊まっているホテルは新しくこじんまりとしたところで、値段(4,070ルピー・¥2,801)の割に部屋も清潔で快適だ。

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Kandy (SRI LANKA), CASIO HIGH SPEED EXILIM EX-ZR4000 (2018. 9)

寝るだけではもったいないと思っていたので、ちょうどよい休養の機会が来たものと受け取る。部屋に戻り、日本から持ってきた本を読みはじめると、しばらくして窓の外から激しいスコールの音がした。本日はこれにて終了。


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Kandy (SRI LANKA), SONY α6000 with SONY Vario-Tessar T* E 16-70mm F4 ZA (2018. 9)

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