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September 20, 2018

[Journey] Jaffna / Sri Lanka '18. 9.20

18092001stupa
Jaffna (SRI LANKA), CASIO HIGH SPEED EXILIM EX-ZR4000 (2018. 9)

泊まっているホテルのそばに、美しいストゥーパと、こじんまりとしたお寺があった。よく見ると"SRI NAGAVIHARA INTERNATIONAL BUDDHIST CENTRE JAFFNA"とある。


18092002nagavihara
Jaffna (SRI LANKA), CASIO HIGH SPEED EXILIM EX-ZR4000 (2018. 9)

元をたどればスリランカの主要部族のひとつだった、ナガ(Naga)族によって3世紀頃に作られた寺院らしい。

ナガ族は、後にシンハラ人に取り込まれる。"Vihara"は「精舎」という意味だから「ナガ族の精舎」と訳される。

インド北東部のナガランド地方にも「ナガ族」と呼ばれる少数民族がいるけれど、ナガランドはミャンマーとの国境に近い内陸部で、海を隔てたスリランカと4,000km以上離れていることや、こちらのナガ族の宗教は山、森、岩などを対象にした自然崇拝的なものであったとされていることから、おそらく同名の異民族だろう。

一方、ジャフナ住民の多数派であるタミル人は「スリランカ・タミル」と呼ばれ、紀元前に南インドから移住した人々の子孫が今日まで住み続けているとされる。この町には大昔から複数の民族が住んでいる。

今日はジャフナ市街を歩く。


18092003kandaswamy
Jaffna (SRI LANKA), SONY α6000 with SONY Vario-Tessar T* E 16-70mm F4 ZA (2018. 9)

ジャフナ最大のヒンディー寺院、ナッルール・カンダスワミ寺院。黄色の派手な外観と紅白に塗り分けられた塀が目を引く。タミル人の多くはヒンドゥー教だ。寺院の中は撮影禁止なので、塀の外から撮る。内部撮影禁止の場所を外から撮った写真を公開してよいものかという懸念もなくはないけれど、Wikipediaのジャフナのページにもここの写真が掲載されているので、まあこれくらいならよかろうと判断する。


18092004clocktower
Jaffna (SRI LANKA), SONY α6000 with SONY Vario-Tessar T* E 16-70mm F4 ZA (2018. 9)

ジャフナにも大きな時計台があった。現在、町の人口は88,000人。内戦が始まる前の1981年には118,000人が住んでおり、ジャフナは、コロンボ都市圏以外では最大の都市だった。しかし内戦の間に、この町では少数派だったシンハラ人はジャフナから追放あるいは逃亡し、タミル人の中にも比較的安全だったコロンボや国外へ移住してしまった人がいたため、人口は激減してしまった。

内戦が終結して10年経ち復興もそれなりに進んでいる今、街を歩いても戦争の痕跡を簡単に見つけることはできない。しかし、あえて戦争遺跡として残そうとしているように見える場所もある。


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Jaffna (SRI LANKA), SONY α6000 with SONY Vario-Tessar T* E 16-70mm F4 ZA (2018. 9)

街の中心部に残る、県庁舎の跡。この建物は英国統治時代の19世紀前半に建設された。現在は屋根も窓もない。廃墟というより遺跡と呼ぶほうが相応しく見えるこの建物が破壊されたのは、内戦のためだった。内戦の間、ここはLTTEの警察として使われていた。周辺には多くの地雷が埋められていたそうだ。壁に遺された弾痕が、傷ついた時期が近代であることを物語る。横一列に並んだ複数の弾痕は機関銃によるものだろう。


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Jaffna (SRI LANKA), SONY α6000 with SONY Vario-Tessar T* E 16-70mm F4 ZA (2018. 9)

だが、将来はこの場所に博物館や劇場、観光案内をも含んだ総合文化施設を建設する計画もあるそうだ。


18092008jaffnafort
Jaffna (SRI LANKA), SONY α6000 with SONY Vario-Tessar T* E 16-70mm F4 ZA (2018. 9)

海岸沿いを歩き、ジャフナ・フォートへ。フォート(fort)は、英語で「要塞」を意味する。ジャフナは元々、ヨーロッパ商人によって作られた交易都市だった。ジャフナ・フォートは17世紀オランダがスリランカを統治していた時期にできた。かつてはスリランカに数あるフォートの中で最も保存状態の良好な場所といわれた。だがここも内戦によって、内部にあった建物は破壊されてしまった。現在はオランダの資金援助のもとで政府によって修復作業が進められている。


18092009church
Jaffna (SRI LANKA), SONY α6000 with SONY Vario-Tessar T* E 16-70mm F4 ZA (2018. 9)

要塞の内部にあった、教会の跡。ここも修復する予定という。しかし修復というよりこれは建替えというべきレベルだろう。

ジャフナ・フォートはこの国の観光施設では珍しく、入場無料だった。未だ修復の途中のためだからだろうか。入口に禁止事項が掲示されていた。


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Jaffna (SRI LANKA), CASIO HIGH SPEED EXILIM EX-ZR4000 (2018. 9)

飲酒、ビデオ撮影の禁止などと共に、"DO NOT ENGAGE IN ACTS OF VULGARITY(直訳すると「下品な行為に携わるな」)"と書かれていた。ここに描かれた程度のことが「下品な行為」と判定されるのかと少し疑問に感じたけれど、おそらくこれらのイラストから、さらに発展した行為を指すのだろう。開いているのは18時までだけど、現在は無料で入ることができる開放的な空間だから、ほうっておくとそういう行為に走りたがる人たちもいるのかと。

ホテルへ戻り、昨日の約束どおり部屋を変えてもらう。今度の部屋は、ベッドの数は二つだった。しかしそれ以外は、やはりというか当然というか、昨晩の部屋と大きく変わらなかった。アメニティも、石鹸とタオル(とシーツ…風の掛け布団)だけだった。鍵がかかるだけマシだと考えるべきか。


19092011nomosquito
Jaffna (SRI LANKA), CASIO HIGH SPEED EXILIM EX-ZR4000 (2018. 9)

窓や扉を閉めても隙間があるため、夜になると部屋の中に蚊が入ってきた。ダイソーで買って日本から持ってきた蚊取り線香が、ここで威力を発揮する。スリランカでもスーパーマーケットなどで普通に蚊取り線香は売っているし、電子蚊取り器のようなものが備え付けられているホテルもあったけれど、もちろんここには無い。その点でダイソーの蚊取り線香は4巻入り¥108という、非常時の備えとしては手頃な量と価格だった。受け皿には、これも「もしかしたら役に立つかも」と思って日本から用意してきたアルミ箔の切れ端が活躍する。実は今まで海外に蚊取り線香を持っていったことはほとんどなく、夜中に蚊が現れたときも布団を頭から被って攻撃をかわしていたのだけど、今回のようにシーツ風の掛け布団しかない宿では防御のしようがないので、蚊取り線香は非常に効果的だった。これは今後も使える手だな。なおマッチは飛行機に持ち込むときのルールがわからなかった(タバコを吸わないので、今までそういう機会がなかった)ので、スリランカに来てから買いました。一箱7ルピー(¥5)。

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