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June 2018の3件の記事

June 16, 2018

[Journey] 福井県坂井市~おおい町 '18. 6.16

せっかく海の近くまで来ていながら足を運ばないというのも何なので、朝、三国港(みくにみなと)という駅まで電車に乗って海を見に行く。


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Fukui, CASIO HIGH SPEED EXILIM EX-ZR4000 (2018. 6)

駅から3km先には、名勝・東尋坊がある。しかし今回は時間がないため、代わりに徒歩10分のところにある「サンセット・ビーチ」と名づけられた海岸へ。


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Fukui, SONY α6000 with SONY E 35mm F1.8 OSS (2018. 6)

だが今朝もあいにく天気が悪く太陽も見えず、眺めは冴えなかった。折り返しの電車で福井駅へ。


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Fukui, CASIO HIGH SPEED EXILIM EX-ZR4000 (2018. 6)

作家・水上勉氏は1963年に、芦原温泉を舞台とした小説「越前竹人形」を発表した。この作品がきっかけで、芦原温泉は竹人形で有名になった。

その水上勉氏の文学館・若州一滴文庫が、彼の出身地の福井県おおい町にある。ここで年に一度、週末に、水上氏が生前に立ち上げた「若洲人形座」による竹人形劇が催される。今年は、今日と明日の二日間だ。今回福井に来た主目的は、このためだった。

おおい町は福井県の西端に近いため、東西に長い福井県を横断する形で移動する。

列車を乗り継ぎ3時間以上かけて、若州一滴文庫の最寄り駅・若狭本郷へ。

若州一滴文庫は2013年に訪ねたことがあり、若狭本郷駅に降りるのもそのとき以来だ。


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Fukui, SONY α6000 with SONY E 35mm F1.8 OSS (2018. 6)

1990年の国際花と緑の博覧会で使われた「風車の駅」の建物がそのまま移築された若狭本郷の駅舎は、相変わらず周囲の農村風景と馴染まない様子で建っていた。

若州一滴文庫へ、駅から30分歩く。

竹人形劇の演目は、毎年変わる。

過去5年間の演目は、

2013年「五番町夕霧楼」
2014年「五番町夕霧楼」
2015年「曽根崎心中」
2016年「はなれ瞽女おりん」
2017年「五番町夕霧楼」

…だった。水上氏の作品が演じられることが多い。

個人的には今回、水上氏の作品を見たいと思っていたけれど、今年の演目は人形浄瑠璃のスタンダード・ナンバー「曽根崎心中」だった。

若洲一滴文庫の入口には、幟が立っていた。


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Fukui, CASIO HIGH SPEED EXILIM EX-ZR4000 (2018. 6)

人気はあるようで、チケットは売り切れ。


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Fukui, CASIO HIGH SPEED EXILIM EX-ZR4000 (2018. 6)

180人収容の会場で、ほぼ1時間観劇。熱演に感心しつつも、一方で、悪くいえばある意味人形劇としてはベタな「曽根崎心中」よりも、やはり水上作品を見たかったと思いが残り、また、表情のない人形の姿に少し物足りなさを感じてしまっていた。

人形に表情がないのは言うまでも無く当たり前のことなのだけど、昨晩の「あわらミュージック劇場」の残像がまだ脳裏にあったので、無意識に比較してしまったようだった。見る順番を逆にして「あわらミュージック」には竹人形劇を見た後で行くべきだったな、と自省しつつ、気持ちのいい一本道を歩いて駅へ戻る。今回の旅はこれにて終了っす。


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Fukui, SONY α6000 with SONY E 35mm F1.8 OSS (2018. 6)

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June 15, 2018

[Journey] 福井県あわら市他 '18. 6.15

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Fukui, CASIO HIGH SPEED EXILIM EX-ZR4000 (2018. 6)

福井・芦原温泉は「男ひとり旅で人気の温泉」第一位なんだそうだ。ふふふ。


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Fukui, CASIO HIGH SPEED EXILIM EX-ZR4000 (2018. 6)

自然にレトロな雰囲気のJR芦原温泉駅前から路線バスで温泉街へ。

温泉宿は、ひとりで泊まるには割高に感じるところが多い。今回はネットで安い宿を探し、一泊朝食付き¥5,980のところを見つけた。だが安い代わりに、浴衣もタオルもない。そこでタオルは持参してきたものを使う。


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Fukui, SONY α6000 with SONY E 35mm F1.8 OSS (2018. 6)

部屋に荷物を置いて、すぐに街へ出る。事前にリサーチした芦原温泉名物のひとつ「三国バーガー」のある三國湊座へ。閉店時間の17時近くに、なんとか間に合った。


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Fukui, CASIO HIGH SPEED EXILIM EX-ZR4000 (2018. 6)

三国バーガー。以上。

晴れていれば近くの海から日没を見ることもできるけれど、あいにくの曇り空なので温泉へ戻る。

日が落ちようとしている街に、ぽつんと灯りがともる建物。


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Fukui, CASIO HIGH SPEED EXILIM EX-ZR4000 (2018. 6)

あわらミュージック劇場。

ひと昔前には秘宝館とセットでどこにでもあったような気がする温泉街のストリップ劇場も、現在は、ここと、福島県会津若松市の芦の牧温泉劇場、群馬県渋川市の伊香保銀映、愛媛県松山市のニュー道後ミュージック、昨年末に行った静岡県熱海市のアタミ銀座劇場のわずか4ヵ所しかない(しかも芦の牧温泉劇場は6月末で閉館予定)。新規参入がむずかしい業界なので、おそらく今後も減る一方だろう。お近くをお寄りになった際には本当に立ち寄っておかないと後悔することになりかねない。

外観の写真を撮っていると、中から支配人らしい男性が顔をのぞかせた。開演は20時といわれたので、中で待たせてもらう。狭いロビーの壁に、踊り子さんのヌード写真が何十枚も貼られていた。裸で微笑む踊り子さんたちは、無個性に見えた。それは彼女たちの笑顔が作り笑いに見えたためかもしれなかったし、人間の個性というのが実は服装など肉体以外の部分に現れることが大きいためかもしれなかった。

写真の多くは年季が入っていて、おそらく既に引退された方も相当混ざっているように見受けられた。いいのかな、と思ったけれど、一般の人があまり目にするような場所でもないからいいのか、と納得したところで、「俺は一般の人ではないのか」と静かに心の中で自分にツッコミを入れる。

ロビーの隅に記念スタンプがあった。押してみる。


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…ち・小さい(大きさを比較するために隣に十円玉を置きました)。


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踊り子さんは三人(画像の一部をボカしてあります)。メンバーは10日ごとに変わり、踊り子さんは20日間滞在するパターンが多いようだ。

20時10分過ぎ、予定より若干遅れて開演。開演時の客は私を含めて四名だった。うかつによそ見をしたりうたた寝したりしたりしようものなら、容易に踊り子さんに発見されるだろう。客も真剣さが求められる。

ショーの構成は、東京で見たときとほぼ同じパターン。ひと通り踊ったあとで、写真撮影コーナーがある。この劇場ではインスタントカメラが使われていた。一枚¥1,000。何枚か撮らせていただく。

デジタルカメラで撮ってもストリップ劇場の中では写真は「ポラ」と呼ばれるけれど、ポラロイド社は既にインスタントカメラを製造販売していない。踊り子さんから手渡されたカメラは、フジのインスタックスだった。型名までは確認できなかったけれど、あとで調べたところ、これ(↓)のようだ。

フジinstax 500AF。撮りやすい画角だったのであとでスペックを調べたら、レンズの焦点距離は35mm換算35ミリだった。余談になるけれどデジタルカメラを使うストリップ劇場では「撮影時にカメラの設定をいじらないこと」という暗黙のお約束が存在し、そしてたいていの場合はレンズの焦点距離がズームの広角端になっているため、油断すると顔などが歪んでしまうのだ。使用電池はCR123A×2本で、撮影可能枚数は30枚。ここの撮影では100%フラッシュを使うから、実際はもっと少なくなるかもしれない。デジタルに比べるとフィルム代もかかるけど、バッテリーも充電式ではないのでコストは結構かさみそうだ。最短撮影距離は0.6m。接写は難しい(…深読みしてください)。


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Fukui, FUJI instax 500AF(?) (2018. 6)

(写真の一部(というか大部分)はあとからボカしてあります)

この日の踊り子さんの中には、偶然、以前、東京の劇場で見た人もいた。東京では常連っぽいマニアックなお客が多いのに対して、今晩のお客、というかここのお客のほとんどは温泉に泊まる一見さんであるせいか、気持ちリラックスしているように見えた。ある踊り子さんから、写真のお礼に、と手作りのおにぎりをいただいた。東京の劇場では無い、温かい触れ合いが(…)。

夜が深まるにつれて、飲み屋からきた風情の宿泊客などが続々とやってきて場内は盛り上がりはじめる。22時過ぎにはお客は20人以上になった。なんだかホッとする。私は、明日の朝は早く出発したいのと、そもそも温泉にも入りたいので、途中で退出する。

外に出ると、劇場内の音楽が相当漏れていた。だが、これにつられてくる客も多いのだろう。闇の中を歩いて宿へ帰る。


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Fukui, SONY α6000 with SONY E 35mm F1.8 OSS (2018. 6)

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June 14, 2018

旅がグンと楽になる7つの極意

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実は先日、下川裕治さんのブログで見つけた下川さんの著書プレゼントに応募したところ、めでたく当選して本が送られてきた。

下川さんは1990年に出した『12万円で世界を歩く』という本で有名になってから、現在まで息長く多くの作品を書き続けてきた旅行作家だ。1990年は、私が初めて海外旅行をした年でもある。タイを中心にひとりで旅する下川さんは私とキャラが被るところがあったので、『12万円で世界を歩く』を含めて下川さんの本は過去何冊か読んだことがあ。だが初めて買ったのは『12万円で…』ではなかったようにも記憶していたので、あらためてWikipediaで調べたところ、それ以前に三冊の本を出していたようだった。しかしいずれも旅行関係ではなかった。

『賢くやせる』
『ハゲてたまるか』
『だいじょうぶ!ハゲは防げる 今なら間に合う治療と予防最前線』

恐るべきことに、三冊中二冊はハゲ関係だった。しかしまた、読みたいようにも、あるいは、失礼ながら読んでも仕方がないようにも思われる書名だ。まかり間違えば下川さんはハゲ作家の道を歩んだのかもしれない。おそらく私は『12万円で…』以降のものから先に下川さんの本を読み始めたのだと思う。

さて。今回いただいた本のタイトルは『旅がグンと楽になる7つの極意』。帯には「シニア世代のための逆転発想の旅行術 ベテラン作家が教える”海外ひとり旅を楽しむ方法”」とある。下川さんがこれまでの経験で得た、旅のノウハウが書かれている。

『7つの極意』は以下の通り。

「LCCには乗らない」
「ホテルは予約しない」
「同じ店に何度も通う」
「英語を喋らない」
「ホテルの部屋で夕飯を食べる」
「下痢を怖がらない」
「Wi-Fiに頼らなくてもいい」

ある程度ひとり旅の経験がある人ならば、なんとなく内容が想像できるものもあるかもしれない。そして私もなんとなく経験は重ねてきたので、自分なりのノウハウがある。年を食ってから個人差が顕著に現れるのは、健康と体力面だ。「下痢を怖がらない」の章では主に下川さんの下痢経験が書かれているけれど、私にも経験から得た自分なりの下痢対策がある。

18061402digine←これはブータンで売っていたインド製の下痢止め・ダイジン(Digene)。飲んだ途端に便秘になった。強力すぎて、逆にこれの世話にはなりたくないと思った。

しかし、そもそも腹の壊し方というのは人によって異なるものなので、この点に関しては他人の考えは軽い参考程度にしかならないように思った。もっとも恐れてばかりでは旅には出られないので、まず「下痢を怖がらない」強い心を持つことは大切だけど。

また、特に最近はインターネットとの関わり方にに気を配る必要がある。ネットでできることは日々増えている。

『12万円で…』が刊行され、また、私が海外旅行を始めた1990年当時は、飛行機もホテルも、予約が必要なときは旅行会社に依頼するのが最も簡単な方法だった。だが今は、複雑な経路の航空券の購入も安宿探しもネットで容易にできてしまう。行きたいホテルが予め決まっていれば、直接宿に電話するより宿泊サイトを通して予約するほうが安い特価で泊まれることも少なくない。

今年のゴールデンウィークにした中国高速鉄道を乗り継いで北京からウルムチまでいった旅にしても、日本からネットできっぷを予約できたからこそ実現できたようなもので、あれがひと昔前のようにきっぷを買うのに駅の行列に並ばなければならなかったら、絶対にやる気にはならなかった。

しかし一方で、小さな宿やゲストハウスはネットで予約できないところが多く、また、そういった宿では自分の目で外観や部屋を見てから値段を聞いて(場合によってはその場で価格交渉して)納得した上で泊まることができるから、ネット予約に比べて、泊まってからがっかりするということは少ない。この本の『7つの極意』の中のひとつである「ホテルは予約しない」にも、私の考えと似たことが書かれている。

そんな感じでこの本に書かれている内容は、私のようにいくらかの経験がある人にとっては、自分の持つノウハウと照らし合わて再確認ができるという意味があるように思う。だがシニア世代の海外ひとり旅未経験の人が、この本を読んだだけでそれを実践できるかといえば、先述した健康と体力、それから気力面で存在するであろう個人差から、疑問はある。けれどもこの本はマニュアルとしてではなく、自分なりの旅のノウハウを作り上げるという意味では、そのきっかけやヒントになるのではないかと感じた。


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Vang Vieng (LAOS), SONY α6000 with SONY E18-55mm F3.5-5.6 (2016. 2)

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