« [Journey] Lanzhou~Turpan / CHINA '18. 5. 1 | Main | [Journey] Turpan / CHINA '18. 5. 3 »

May 02, 2018

[Journey] Piqan / CHINA '18. 5. 2

トルファンの90km東にピチャンという町がある。今は「地球の歩き方」にも載っていない地味な所だけど、1997年に行ったことがあった。22年ぶりに、そのピチャンへ足を運ぶ。


18050203turpanst
Uyghur (CHINA), CASIO HIGH SPEED EXILIM EX-ZR4000 (2018. 5)

町はずれに近い場所にあるトルファンのバスターミナルへ、よさげな感じの道を歩く。

バスターミナルの建屋に入るときに予想通りパスポートと金属探知機のチェックを受ける。きっぷ売り場でもパスポートの提示を求められた。そして「ピチャン行きのバスは3時間後までないからタクシーにしろ」と言われる。

急いでいるわけではなかったしタクシーで行くには長い距離なので少しためらったけれど、よく聞くとタクシーは貸切ではなく、客が集まったところで出発する、相乗りの乗り合いタクシーとのことだった。乗り合いタクシーの運賃は33元(¥568)。バスは28元(¥482)。価格差は小さい。それなら乗り合いタクシーにすると言うと、その場できっぷが発券された。


18050201taxiticket

乗り合いタクシーの乗車券というものを初めて見た。よく見ると、私のパスポート番号と名前も印字されていた。もっとも、高速鉄道のきっぷにもパスポート番号と名前の記載はあったけれど、海外からのネット予約ということもあり、それはなんとなくそんなものかと納得していた。しかし高速鉄道と比べれば、乗り合いタクシーは時刻表があるわけでもなく客が集まったところで発車するだけの、ゆるい乗り物だ。にも関わらずきっぷがあり、しかもそこに乗客の名前などがきっちり入っているのは、これもまた警備強化が影響しているように感じる。


18050202taxi
Uyghur (CHINA), CASIO HIGH SPEED EXILIM EX-ZR4000 (2018. 5)

フロントに路線バスのような行先表示板が掲げられている以外は普通のタクシー、というか乗用車と全く変わらないピチャン行き乗り合いタクシー。

ピチャンまで1時間半。バスターミナルの前で車を降ろされる。

ピチャンを地図で見ると、一本道が町を貫いている。その道路を一時間ほど歩いた突き当たりに、ピチャン最大の観光スポットがある。22年前、そこには「沙山公園」という公園があった。


18050204desertpark1
Uyghur (CHINA), MINOLTA α-5xi p with MINOLTA AF ZOOM 24-50mm F4 (1997. 9)

日本語に訳すと「砂山公園」。

「公園」と名前はついていたけれど、入口の質素な門をくぐった先には、単に砂漠が広がるだけだった。


18050205desert
Uyghur (CHINA), MINOLTA α-5xi p with MINOLTA AF ZOOM 24-50mm F4 (1997. 9)

しかしそのときは、生まれて初めて見た一面の砂漠に圧倒された。麓のあたりにはムスリムの墓地があった。そこにいた墓守のような男と目があい、睨まれたことを覚えている。

それから幾年を経て、記憶の通りに一本道をまっすぐ行った先には、アミューズメント施設のような立派な門ができていた。以前、頻繫に見かけたロバの馬車は姿を消していた。


18050206desertpark2
Uyghur (CHINA) , SONY α6000 with SONY Vario-Tessar T* E 16-70mm F4 ZA (2018. 5)

入場料30元(¥516)を払って中へ入る。砂漠の中に、新たに舗装道路が通っていた。そこに時おり遊覧用の車が走りまわり、あちこちに遊戯施設やキャンプ場ができていた。墓地は跡形もなくなっていた。どこかの施設の下に埋まっているかもしれなかった。


18050207desert2
Uyghur (CHINA) , SONY α6000 with SONY Vario-Tessar T* E 16-70mm F4 ZA (2018. 5)

沙山公園は文字通り、公園として整備されていた。

きょう何を期待してピチャンへ来たかといえば、無意識のうちに、22年前と変わらない一面の砂漠だけを見たいと思っていたためだったに違いない。だが現実は、違っていた。時代の変化を考えれば商売っ気を出して土地に手を加えるのは当然のことだろう。だが、少しがっかりしたことは否めない。

でも過去を知らずに、もし今日初めてここに来たとしたら、それなりに満足していたような気もする。


18050208piquqnstreet1
Uyghur (CHINA), CASIO HIGH SPEED EXILIM EX-ZR4000 (2018. 5)

砂漠を後に、ピチャンの町を歩く。


18050209piquanstreet2
Uyghur (CHINA), CASIO HIGH SPEED EXILIM EX-ZR4000 (2018. 5)

前に来たときの町の記憶は「小さな町だった」ということだけだった。けれども今日のピチャンは、ちょっとした日本の地方都市より活気があるように見える。人口は21万人。


18050210tatekan1
Uyghur (CHINA), CASIO HIGH SPEED EXILIM EX-ZR4000 (2018. 5)

政治スローガンや道徳的な文言が書かれた看板が目についた。


18050211tatekan2
Uyghur (CHINA), CASIO HIGH SPEED EXILIM EX-ZR4000 (2018. 5)

反面、これらが目立つことが、この地域が現在抱えている問題を端的に表しているように感じた。


18050212sleepy
Uyghur (CHINA), CASIO HIGH SPEED EXILIM EX-ZR4000 (2018. 5)

|

« [Journey] Lanzhou~Turpan / CHINA '18. 5. 1 | Main | [Journey] Turpan / CHINA '18. 5. 3 »

■Journey」カテゴリの記事

#China」カテゴリの記事

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)


Comments are moderated, and will not appear on this weblog until the author has approved them.



« [Journey] Lanzhou~Turpan / CHINA '18. 5. 1 | Main | [Journey] Turpan / CHINA '18. 5. 3 »