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April 30, 2018

[Journey] Xi'an~Lanzhou / CHINA '18. 4.30

朝、西安のホテルをチェックアウトするときに「Check out」という英単語がフロントの女性に通じなかった。彼女もスマホの翻訳機能を駆使するなどしていろいろ頑張るけれど、なかなか意思疎通ができない。そこで私がGoogleで検索すると、明快な回答が表示された。


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お姉さんもニッコリ。

中国ではGoogleは使えないと聞いていたけれど、China Mobile社回線のローミングになるという手持ちのSimカードを用いた通信では使えたり、ホテルのWi-fiでは使えなかったりと、プロバイダによる違いなのか、実際には環境によりさまざまだった。


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今日は甘粛省の省都・蘭州へ移動する。高速鉄道の駅がある蘭州西までの所要時間は3時間9分、料金174.5元(¥3,001)。北京-西安間と比べれば短く感じるけれど、移動距離は401km。東京から滋賀県の米原までとほぼ同じだ。その割には料金安いな。昨日行った観光スポット入場料の150元と大差ない。

今日の乗車区間の途中にある宝鶏駅と蘭州西駅の間は昨年7月に開通したばかりの路線。高速鉄道の路線図を見たとき北京とウルムチの間がつながっていることにたまたま気づいて実現に至った今回の旅だけど、実はホットなルートだった。


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Shaanxi (CHINA), CASIO HIGH SPEED EXILIM EX-ZR4000 (2018. 4)

高速鉄道の二等車両は、新幹線の普通車と同じように3列+2列の並び。13時過ぎに蘭州西に着く。


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Gansu (CHINA) , SONY α6000 with SONY Vario-Tessar T* E 16-70mm F4 ZA (2018. 4)

駅前は開発中の様子。その向こうには土が剥き出しのはげ山。厳しい気候の、シルクロードの地へ来たことを実感する。

まずネットで予約してあったホテルへ向かう。しかしなかなか見つからない。おかしいと思いつつ何度か通りを行き来し、最終的にはGoogle Mapに緯度経度を入力して検索するという荒技で場所を特定。そこにはタワーマンションかビルのような建物があった。しかしその前には施錠された門があり、警備員から中へ入ることを拒まれた。そしてあらためて確認すると、サイトに掲載されている宿のページには建物の看板や外観の画像がないことに気がつく。


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日本でいう民泊のような施設だろうか。手こずりそうな気がした。英語が通じない警備員と身振りや筆談でやりとりするうちに「直接宿に電話して確かめろ」みたいなことを言われる。そこでまた、けさ西安のホテルで英語が通じなかったことを思い出す。高まるいやな予感を胸に電話。

やはり英語は通じなかった。話がかみ合わないまま、向こうから電話を切られた。警備員に筆談で泣きついて、彼から電話をしてもらう。その後彼に、スマホの音声翻訳で宿との会話の結果を見せられた。きょうは機械翻訳が大活躍だ。

警「何かお手伝いしましょうか」

私「(…これ英語でいう"May I help you?"の機械翻訳かな?)…私はこのホテルに泊まれると話していましたか?」

警「今日は満室だと言っていました」

私「…。私はこのホテルを諦めたほうがいいですか?」

警「あなたは諦めたほうがいいです」

予約が通っていない点に疑問は残ったけれど、反面、これ以上粘っても、らちがあかないように思われた。何よりもう、そこまでして泊まりたい宿に思えなくなっていた。幸いにして支払いは現金の予定だったので、キャンセル料を勝手に取られることはなさそうだった。警備員に音声翻訳で礼をいい、ホテル探しにとりかかる。

駅から1kmくらいのところに新しいホテルがあるのを見つけ、かろうじて通じた英語でチェックイン。朝食付き一泊558元(¥9,598)。西安で泊まったホテルの3倍の値段だったけれど、仕方がない。中国の場合、もともと外国人を泊めることが許可されていない宿というのもあり、安宿が簡単に見つからない可能性があったので、泊まれそうであれば躊躇せずそこに決めるつもりだった。

荷物を置き、町へ出る。蘭州は、町の中を流れる黄河と蘭州ラーメンで知られる。黄河とは、あの「黄河文明」の黄河だ。もっとも紀元前7000年ごろに成立したといわれる黄河文明が早くから栄えたのは川の下流域であり、蘭州がその名を知られるようになったのはシルクロードの要衝の町としてだった。紀元前4世紀ごろ、秦の昭王の時代に隴西郡の地となり、漢代に金城郡、そして隋代の582年に現在の名称の蘭州が設置された。人口は314万。西安に比べて肌寒く感じたので標高も調べたところ、1,600mもあるようだ(西安は400mだった)。この旅は単純に東から西へ移動するだけだと思って事前に標高差のことは考えていなかったけれど、実際には結構起伏に富んだところを行くようだ。


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Gansu (CHINA) , SONY α6000 with SONY Vario-Tessar T* E 16-70mm F4 ZA (2018. 4)

まず黄河を見に行く。川は駅から2~3km離れたところにあった。黄河という名の由来は、上流の黄砂が混ざって黄色く見えたためという説がある。今日の川の水は、黄色というより茶色かった。


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Gansu (CHINA) , SONY α6000 with SONY Vario-Tessar T* E 16-70mm F4 ZA (2018. 4)

次はラーメンだ。

「蘭州ラーメン」というものを初めて意識したのは、2016年に中国南部・雲南省のシーサンバンナを訪れたときだった。


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Yunnan (CHINA), SONY Cyber-shot DSC-W730 (2016. 9)

ラオスやミャンマーとの国境に近いこの場所で、モスクの絵が描かれた看板がある蘭州ラーメンの店を見つけたとき、なぜここに中国の地方都市の名前がついたラーメン屋があるのか理解できなかった。のちに蘭州ラーメンが中国全国に広がる一大ブランドであることを知った。そして数年前には日本にも蘭州ラーメンの店がオープンしたことを聞いたけれど、これは日本人向けでなく在留中国人向けに作ったのではないかと思った。というのは、シーサンバンナで蘭州ラーメンを食べたときに「これは、進化しすぎたラーメンに慣れた日本人には合わないだろうな…」と感じたためだった。だが一方で「ラーメンはシンプルなほうがいい」というポリシーを持つ私には、簡素な蘭州ラーメンのコンセプトは、いたく理解できた。

さて。蘭州に来たからには本場もののラーメンを食べようと、繁華街へ。町には麺を扱う飲食店が多くあった。せっかくなのでシブめのところにしたいと思い、店頭で麺打ちをしていた小さな店へ入る。身振りで注文すると、しばらくして料理が手元に。


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Shaanxi (CHINA), CASIO HIGH SPEED EXILIM EX-ZR4000 (2018. 4)

…なんか期待していたのと違う。

しかしこれはこれでシンプルに旨かった。

だがラーメンを食べたいという思いはまだ達成されていない。幸いにして量も少なかったので、これをいただいた後、別の店をあたる。一軒目より少し大きめの店。カウンターの奥で調理をしている。適当にメニューを指差して注文(あとで考えると、この適当さが思い通りの料理に巡りあえない原因だったのだけど)。


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Shaanxi (CHINA), CASIO HIGH SPEED EXILIM EX-ZR4000 (2018. 4)

出てきた料理はまた、思っていたものと違っていた。今度は、丼いっぱいに入れられたきしめんのような太麺の上に、こまかく切ったジャガイモ・にんじんとパクチーが乗っている。スープはカレー味。これ、最初のひと口ふた口は結構おいしく感じたのだけど、いかんせん量が多かった。食べ終えると、これ以上蘭州ラーメンを追求することはあきらめざるをえなかった。

今日の総括。

「蘭州にはラーメン以外の麺屋さんも多いぞ」。

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