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November 24, 2017

[Journey] まだ乗ったことのないJR西日本の路線に乗る '17.11.24

三江線(川戸-三次)

この日泊まった旅館の部屋から、川戸駅を見下ろすことができた。Station View。


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Shimane, SONY α6000 with SONY E18-55mm F3.5-5.6 (2017.11)

闇の中に浮かぶ駅舎はひと気がなく、静止画の世界。

夕食をいただいたときに女将さんからいろいろ昔の話をうかがうことができた。

旅館は三江線が開通する前から営んでいたという。今は四代目なのだそうだ。当初、旅館は近くを流れる江の川沿いに建てられ、1930年に鉄道が開業したとき川戸駅前に移転した。旅館をはじめた頃には江の川は舟運が盛んで、その関係者を客としていたであろうことが想像できる。しかしせっかく駅前に移ったのに鉄道を利用して旅館にくる客はほとんどおらず、女将さん自身も三江線には昨年はじめて乗ったそうだ(…!)。鉄道がなくなったらこの旅館にも何がしかの影響があるのではないかと少し気にしていたけれど、幸か不幸かその心配は無用のようだった。


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現在地を地図で確認すると、川に囲まれた良さげなロケーションだった。

列車の時間に都合がつけば、朝、町を少し歩いてみたかった。


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Shimane, SONY α6000 with SONY E18-55mm F3.5-5.6 (2017.11)

しかし列車の都合は悪かった。6時23分の始発の次は、13時過ぎまで列車はなかった。

…せめてこの二倍くらいでも本数があれば、もう少し客も増えていたのではなかろうか、と思う。いずれにせよ廃線の危機は避けられなかったかもしれないけれど。そしてこのようなわがままな旅程にも関わらず、女将さんは列車の時間に間に合うように朝食を用意してくれた。感謝。結局、日が落ちてから到着し、日が昇る前に川戸を発つことに。

ところで、そのときは「明るいときの町を知らないまま去るのか」と残念に思っていたけれど、あとで、2013年に列車代行タクシーに乗ったとき、川戸駅近くを通過中に撮った画像があるのを見つけた。


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Shimane, SONY Cyber-shot DSC-RX100 (2013. 9)

そこには、この旅館も端のほうに写っていた。偶然とはいえ、これにはちょっと感動。

駅で列車を待つ。


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Shimane, SONY α6000 with SONY E18-55mm F3.5-5.6 (2017.11)

利用者らしき人が書いたたくさんのメッセージカードが無人の駅建屋の壁に貼られていたのを見つける。


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Shimane, SONY α6000 with SONY E18-55mm F3.5-5.6 (2017.11)

「のったことないけどありがとう」

…利用者ではない人もいた。

やがてやってきた列車の車内には、旅行者のほかマニアらしい方の姿も目立った。みんな江津に泊まっていたのかな。


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Shimane, CASIO HIGH SPEED EXILIM EX-ZR4000 (2017. 11)

途中の駅からもヨソ者らしき人が続々と乗り込み、座席が埋まっていく。


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Shimane, CASIO HIGH SPEED EXILIM EX-ZR4000 (2017. 11)

列車は江の川沿いを走り続ける。山あいを蛇行する川に忠実に沿って線路を敷いてしまったため、かつて舟運で栄えた集落に近いところを通ってはいるのだろうけれど、都市間連絡という意味では時間がかかりすぎることが、三江線の経営が悪化した大きな原因のひとつといわれる。列車は江津から三次までの100kmを3時間半かけて走る。一方、江津から山陰線で30分ほどのところにある浜田駅から出ている高速バスは、三次の先の広島駅まで約2時間。線路は一本でつながっているけれど、三江線では長距離利用はまったく期待できなかった。

終点の三次に着く頃には二両編成の列車の座席は埋まり、立ち客もいた。三次駅では折り返しとなる列車を待つ人たちが長い列を作っていた。これらの人ほぼすべてが三江線が廃止になるからということで来たのであればそれも寂しいことだと、自分もその中の一人にカウントされるだろうに、勝手なことを思う。


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Hiroshima, SONY α6000 with SONY E18-55mm F3.5-5.6 (2017.11)


可部線(可部-あき亀山)

広島県北部にある三次は、広島までJR芸備線で1時間40分くらいかかる。これから乗る可部線は、広島駅の隣駅・横川から北上する路線。芸備線と可部線は途中の駅では接続していないけれど、地図を見ると、広島駅から少し離れたところで太田川という川をはさんで並走しているような場所がある。


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この、二つの路線が近づいているあたりを歩けばショートカットできるのではなかろうかと考える。地図をスクロールして拡大したところ、芸備線の玖村(くむら)駅と可部線の梅林駅の間がいちばん近そうだった…ということで玖村駅で列車を降りる。


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Hiroshima, SONY α6000 with SONY E18-55mm F3.5-5.6 (2017.11)

駅は太田川の土手のすぐ下にあった。

10分ほど歩き、太田川に架かる大きな橋を渡る。


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Hiroshima, SONY α6000 with SONY E18-55mm F3.5-5.6 (2017.11)

この橋は堰も兼ねていた。

橋をわたって直進するとやがて可部線の線路が見え、線路沿いにしばらく歩いて梅林駅に到着。所要時間およそ20分。


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Hiroshima, SONY α6000 with SONY E18-55mm F3.5-5.6 (2017.11)

玖村から梅林まで広島駅経由で列車で行くとすると乗り換え時間を含めておよそ1時間かかるので、ショートカットの効果はそれなりにあるようだ。もっともこの間に路線バスなどが走っている様子はないことからして、需要はあまりなさそうだけど。

可部線の電車は昼間でも30分に1本程度あり、ローカル線にしては本数が多い。この線はもともと横川駅から太田川沿いに、上流にある三段峡駅へ至る約60kmの路線だった。しかし2003年に途中の可部から三段峡までの45kmは廃止された。残った横川と可部の間は広島市の市街地にあり、廃止を免れた。

以前、部分廃線後に可部まで乗ったことがあった。そのときに終点の可部駅で列車を降りて、先にあった廃線跡を見た。


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Hiroshima, SONY Cyber-shot DSC-RX100 (2013. 9)

このとき、廃線から10年経っていた。だが線路は残っていた。

実は、可部からわずか1.6kmの間だけではあるけれど、かつて廃止された区間の一部が今年3月に復活したのだ。今日は、その1.6kmの区間に乗るために可部を再訪した。あらためて可部駅で下車し、その先の線路の様子を見る。


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Hiroshima, SONY α6000 with SONY E18-55mm F3.5-5.6 (2017.11)

架線が張られて電車が走ることができるようになっていた。

一度廃止された路線が復活するのはJRでは初めてのことらしい。復活区間の距離は短いので、まず歩いてみる。線路に沿って道路が通っていた。


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Hiroshima, CASIO HIGH SPEED EXILIM EX-ZR4000 (2017. 11)

ほぼ町なかの雰囲気だ。もともと可部から先は、過疎地仕様のディーゼルカーの列車が走っていた。だが可部から数キロの間までは住宅が多くあり、昔から、電車が走ることができるように住民が熱心に電化促進運動を行っていたという。しかしながらディーゼル区間というわけで、部分廃止のときにこの間も含めてバッサリ切られてしまった経緯があった。だが廃線後も沿線住民の運動は続き、広島市と国が建設費の大半を負担することで、電化+線路復活に至った。

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Hiroshima, SONY α6000 with SONY E18-55mm F3.5-5.6 (2017.11)

新しく作られた、復活区間の終点・あき亀山駅。電車が、子供に受けそうなデザインに思われた。なぜだろう、としばらく眺めているうちに、色づかいがウルトラマンと同じであることに気がついた。

電車に乗り、来た道を戻って終点の広島へ。これで今回の「まだ乗ったことのない…」旅は終了。


And More...

広島に着いたのは午後2時過ぎ。せっかくなので、広島に来る機会があれば行こうと前々から考えていたところへ足を運ぶ。まず広島駅から路線バスに乗って20分ほどのところにある龍蔵院へ。本堂は丘の上のほうにあるようで、登り坂の参道を上る。


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Hiroshima, SONY α6000 with SONY E18-55mm F3.5-5.6 (2017.11)

お堂の前に大きな鳥居があった。鳥居の手前でなびく色とりどりの旗は、チベット教寺院ではお馴染みの経文旗(ルンタ)だ。


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Hiroshima, SONY α6000 with SONY E18-55mm F3.5-5.6 (2017.11)

ここは、日本初のチベット仏教僧院・龍蔵院デプン・ゴマン学堂日本別院でもあるのだ。この「デプン」は、チベット最大の寺院であるデプン寺のことだ。日本でチベット仏教の交流活動を行っている「文殊師利大乗仏教会」が2001年に広島県に拠点を置いてから、来日チベット僧の滞在・活動拠点として龍蔵院が場所を提供するようになったのだそうだ。

だが、たまたまだったのかもしれないけれど私が訪れたときには境内はひと気がなく、うら寂しい雰囲気だけが漂っていた。ルンタと紅葉を無理やり一緒に入れて写真を撮り、寺をあとにする。


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Hiroshima, SONY α6000 with SONY E18-55mm F3.5-5.6 (2017.11)

広島駅に戻り、ホテルに荷物を置いて日が落ちた街へ。


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Hiroshima, CASIO HIGH SPEED EXILIM EX-ZR4000 (2017. 11)

繁華街・薬研堀から少し奥に入ったところにある、広島第一劇場。広島唯一のストリップ劇場だ。

では昔は広島第二劇場や第三劇場があったのかといえばそういうわけではないようで、広島の他には徳山・岡山・高松・神戸・福山に「第一劇場」のチェーン館があったそうだ。そして最後に残ったこの劇場も再開発のために、実は来年2月で閉館してしまう。今回はせっかく間に合う機会に広島へ来ることができたので、入ってみる。


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Hiroshima, CASIO HIGH SPEED EXILIM EX-ZR4000 (2017. 11)

踊り子さんは4名。先日訪れた池袋のミカド劇場より少ない。彼女たちの名前の上に書かれているキャッチフレーズは、広島第一劇場独自のものなのだそうだ。

館内はミカド劇場より広く、ざっと数えて7~80人は入ることができるように見えた。けれども観客の数は20人くらいで、金曜日の晩にしては寂しい。座席はところどころ破けている。さすがに今から直せというのは酷な話か。

きれいめの椅子を選んで、観賞。ここでは、「ポラ」と呼ばれる写真撮影ではデジタルカメラではなくリアルにインスタントカメラが使われていた。撮らせていただこうかどうか迷ううちに機を逸する。オノレがストリップ観賞の場数をまだ踏んでいないことをあらためて認識。


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Hiroshima, CASIO HIGH SPEED EXILIM EX-ZR4000 (2017. 11)

現在、国内には二十数か所のストリップ劇場があるといわれる。しかし今後「まだ行ったことのないストリップ劇場…」もシリーズ化するかというと、そこまでの熱意はあるかなぁ…でもお近くを通りかかった際は気軽に立ち寄る…かも。

以上で全日程終了。

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