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February 18, 2016

[Tour] Luang Phabang / LAOS '16. 2.16~18

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Kasi (LAOS), SONY α6000 with SONY E18-55mm F3.5-5.6 (2016. 2)

ヴァンヴィエンからラオス北部の町・ルアンパバーンに通じる国道13号線は、以前は治安が悪く、山岳ゲリラがたびたび出没し外国人が襲われたこともあった。もし20年前にルアンパバーンに行こうと考えていたら、陸路を避けて飛行機を利用せざるをえなかった。


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Kasi (LAOS), SONY α6000 with SONY E18-55mm F3.5-5.6 (2016. 2)

その国道13号線を、学生がチャリで軽快に通りすぎていく。私が乗ったミニバンも順調に走り、ヴァンヴィエンから4時間でルアンパバーンに着いた。

かつて現在のラオス領プラス若干の周辺地域までを支配していたラーンサーン王国の首都があり、1975年まで王宮も置かれていたルアンパバーンには伝統的な建造物が多い。1995年に町全体が世界遺産に登録されている。先に述べたように、当時は陸路で行くことが困難だったことから、世界遺産登録によって、この町は神秘性が高まったように感じていた。

バスターミナルから30分ほど歩くと、市街地に入る。小さな中級ホテルを見つけたので、料金を訊いてみた。部屋は広めだけれど、暗くてややくたびれた雰囲気だったから、せいぜい日本円にしたら¥3,000程度かと見当をつけた。しかし一泊35USドル(¥3,960)との答え。連泊するからディスカウントできないかな、と頼んでみたけれど、だめだった。

二泊分の宿代を払い、荷物を置いて街へ出る。

もしこの町の居心地がよければ、あさって以降は別の宿を探してみようと思った。


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Luang Phabang (LAOS), SONY α6000 with SONY E18-55mm F3.5-5.6 (2016. 2)

街の中心部はお寺と古い作りの建物が目立つ。ここを世界遺産に推薦したICOMOS(NGO・国際記念物遺跡会議 〔International Council on Monuments and Sites〕)は、その理由を「ルアンパバーンは、伝統的な建造物、都会的建造物、19世紀から20世紀の植民地建造物の他に類を見ない優れた融合の代表である。その景観は見事に保存され、二つの違った文化の混合を鍵となる段階を描いている」と挙げたという。

たしかにベトナムの町にも似た植民地的な雰囲気も感じられる。だが、町なかには外国人観光客の姿ばかりが目立ち、あまり住民の生活感がないようにも見える。


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Luang Phabang (LAOS), SONY α6000 with SONY E18-55mm F3.5-5.6 (2016. 2)

町が一望できるプーシーの丘に登る。ここでも韓国人女子が写真を撮っていた。


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Luang Phabang (LAOS), SONY α6000 with SONY E18-55mm F3.5-5.6 (2016. 2)

この丘から見る夕日は美しいと聞いたので、西のほうを見ると…


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Luang Phabang (LAOS), SONY α6000 with SONY E18-55mm F3.5-5.6 (2016. 2)

なんか大変な様子になっていたので、夕日を撮るのはあきらめる。

日没後、プーシーの丘の麓にあたるシーサワンウォン通りではナイトマーケットが開かれる。


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Luang Phabang (LAOS), SONY Cyber-shot DSC-W730 (2016. 2)

16021812shioriシブいしおりを見つけ、買うことにする。

どうせ大した値段ではなかろうと、言い値で買うつもりで売り子の女性に念のため聞くと、8,000キープ(¥110)とのこと。しかし財布から金を出すと、彼女は「5,000キープ(¥70)」と言い直した。お金を出す間に、なぜか勝手にディスカウントされていた。周囲を見ると、他の観光客は判で押したように、皆、値引き交渉をしていた。売り手のラオス人も、ここでは値引きされるものだと最初からあきらめているようにも見えた。

私も、若かったら、もっとガツガツとディスカウントするよう言っていただろう。だが今は、高いと感じなければ、いちいち底値を探ろうとは思わなくなった。

「そういえばホテルは値引いてくれなかったなー」

しおりを買って、なぜか荷物を置いてきたホテルの無愛想なスタッフの顔を思い出す。

翌朝、夜明け前に、これもルアンパバーンの名物と聞いた托鉢を見に行く。

東南アジアの仏教国では一般的に托鉢はよく目にするけれど、ルアンパバーンの托鉢は、他に比べて多くの僧侶が長い列をなして歩くのが特色なのだそうだ。

僧侶が来る道路では、多くの観光客がカメラを持って待ち構えていた。供物を用意してスタンバっている外国人もいる。やがて数十人の僧侶の列が現れ、カメラの砲列の中を黙々と歩いていった。


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Luang Phabang (LAOS), SONY α6000 with SONY E18-55mm F3.5-5.6 (2016. 2)

私もカメラを持って待ち構えていたうちの一人なので、他人をどうこう言えた立場ではない。

だが、失礼を承知で書かせていただくならば、これほど見世物感が強い托鉢は初めて見た。

観光客は特定のスポットに集中しているように見えた。皆、同じことを考えて同じところに足を運ぶのだ。

私は、この町に居場所がなくなってきたように感じた。

当てもなく歩くうち、河原に下りる道を見つけた。川は、メコン川だ。ノーンカイやヴィエンチャンよりだいぶ上流にあたるため川幅はこれでもそのとき見たものより狭く感じられるけれど、相変わらず流れは緩やかに見える。


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Luang Phabang (LAOS), SONY α6000 with SONY E18-55mm F3.5-5.6 (2016. 2)

ガイドブックには載っていないらしく(…)、観光客の姿は少なかった。

川は西の方向にあった。ここでも夕日が見られるのではないかと思い、手ごろな石を見つけて座り、日没を待った。

空が赤く染まり始めた頃、缶ビールを手にした旅行者が数人現れた。彼らと一緒に、黙って夕日を見た。


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Luang Phabang (LAOS), SONY α6000 with SONY E18-55mm F3.5-5.6 (2016. 2)

結局、延泊はせずに、次の日の朝、ルアンパバーンを発つ。

バスターミナルへ向かう道で、数人の僧の「小さな」托鉢を目にする。


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Luang Phabang (LAOS), SONY Cyber-shot DSC-W730 (2016. 2)

ルアンパバーンで初めて、生活感のある光景を見たような気がした。

少し、後ろ髪を引かれる思いだった。

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