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February 2016の10件の記事

February 27, 2016

線量 Laos~Thailand

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Vang Vieng (LAOS), SONY Cyber-shot DSC-W730 (2016. 2)
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Nong Khai (THAILAND), SONY Cyber-shot DSC-W730 (2016. 2)

ラオスのヴァンヴィエン・ルアンパバーン・ヴィエンチャンでは、いずれも計測範囲下限(0.05μsv/h)未満だった(実際の画面表示は「0.05」で点滅する)。タイに戻り、ノーンカイのメコン川沿岸で計ったときは0.07μsv/h。メコン川のヴィエンチャン側では計測できなかったのだけど、誤差の範疇か、何か理由ありだったのかは不明。

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February 26, 2016

[Tour] Bangkok / THAILAND '16. 2.24~26

ノーンカイからバンコクには、バスで戻ることにした。ネットで調べたところ、所要時間は10時間くらい。列車より若干早いようだ。前日に買ったチケットは350バーツ(¥1,100)で、思っていたよりもかなり安かった。


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Nong Khai (THAILAND), SONY Cyber-shot DSC-W730 (2016. 2)

当日の朝バスターミナルに行くと、若干くたびれたバスが待っていた。チケットが安かったのは車両のグレードのためかと解釈し、でも10時間程度なら19時頃にはバンコクに着くだろうし、まあよいかと納得して車中の人となる。


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Khon Kaen (THAILAND), SONY Cyber-shot DSC-W730 (2016. 2)

バスはひたすら一般道を走り続け、時には渋滞にはまり、また、1時間くらい走っては、休憩で停まる。しかも一回あたり数十分、昼食時には1時間近く停まった。車両の前面に『BANGKOK NONGKHAI』と大きく書かれていたので直行便かと思っていたのに途中で乗客は頻繁に入れ替わり、客を下ろしたかと思えば、道路沿いで待っていた人までも拾って乗せていった。だが、そういうバスだと知ったときはもう遅く、結局、バンコクの北バスターミナルに着いたのは21時過ぎ。12時間以上かかった。


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Bangkok (THAILAND), SONY Cyber-shot DSC-W730 (2016. 2)

上の画像を撮ったあとでちょっとブレてしまったことに気づいたけれど、撮りなおす気力もなく、電車を乗り継いでホテルへ向かう。

最寄り駅から歩いているとき、野放しのイヌ数匹に吠えられる。

バンコクのような都会で、アジア特有の「夜になると攻撃力がupするイヌ」に遭った経験は、今まであまりなかった気がする。


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Bangkok (THAILAND), SONY Cyber-shot DSC-W730 (2016. 2)

ホテルの前にも別のイヌがうずくまっていたので、ビビりながら脇を通る。もっとも、さすがにヤツは私を客と認識していたのか、目が合っても吠えなかった。

翌朝、町へ出るために駅へ行く途中、昨夜吠えられたところで、たむろしているイヌに会う。


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Bangkok (THAILAND), SONY Cyber-shot DSC-W730 (2016. 2)

たぶんこいつらです。

今回は、翌日の帰国便の出発が朝早いため、スワンナプーム空港周辺のホテルを予約していた。二晩泊まるので、そのあいだに市街地へ出るのに便利そうな、空港とバンコク中心部を結ぶエアポート・レール・リンクの駅に近そうな宿を選んだ。地図では比較的駅の近くにあるように見えたけれど、最寄りのラートクラバン駅(スワンナプーム駅のひとつ手前)から歩いて15分くらいかかった。


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Bangkok (THAILAND), SONY Cyber-shot DSC-W730 (2016. 2)

ラートクラバン駅。昨晩は気がつかなかったけれど、高架のエアポート・レール・リンクの駅(上の画像の左側)に併設されているかのように、地上に、もうひとつ鉄道駅があった。国鉄の駅だった。ちょうどホアランポーン行きの列車が来た。

これに乗ればホアランポーンへ行けるのか。乗らないけど。

しかし逆に言えば、ホアランポーンからスワンナプーム空港のひとつ手前の駅まで国鉄で行くことができることを知ったのは、新たな発見だった。

エアポート・レール・リンクで街に出る。実質、今日が旅の最終日。特に計画はしていなかったけれど、マーブンクロンセンターとその近辺に何軒かあるカメラ屋巡りをする。


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Bangkok (THAILAND), SONY Cyber-shot DSC-W730 (2016. 2)

ビッグカメラ。日本の有名大型量販店の「」ではなく、「」だ。ちなみに日本のグーグルで「Big Camera」を検索しても、勝手に「ク」に変換され、この店は検索結果上位に出てこない。Google Thailandで検索すると表示される。Googleの中の人も、気遣いが大変だ。


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んで、この日買ったブツについては後日報告とする(…)ことにし、謎の二週間旅行の日程終了。

イヌがパワーアップする、夜遅くなる前にホテルへ戻る。

ホテルの近くに英語メニューがある小さな食堂を見つけ、そこで最後の晩餐をとる。


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Bangkok (THAILAND), SONY Cyber-shot DSC-W730 (2016. 2)

がらんとしたオープンテラスで食う夕食が、旅の終わりの侘しさを増長させる。

まーでも日常生活に素直に復帰するためには、こういう締め方も、ありかな。


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Bangkok (THAILAND), SONY Cyber-shot DSC-W730 (2016. 2)

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February 23, 2016

[Tour] Nongkhai / THAILAND '16. 2.21~23

ラオスの通貨・キープは、国外では両替することができない。だからラオスを離れる前に、使い切るか再両替しておく必要がある。だが財布の中には、日本円にして¥1,000程度の中途半端な額のキープが残っていた。

パトゥーサイの前で客待ちしていたトゥクトゥクの運転手に、国境の橋までいくらで行けるか聞いてみる。彼は料金表のような紙を示して「95,000キープ(¥1,320)」と答えた。財布の中身を数えなおして「80,000キープ(¥1,110)でもいいかな?」とダメもとで言ってみると、しばらく思案してから「…O.K」との返事。でも、せっかく公定料金があるようなのに悪いなと思う。


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Vientiane (LAOS), SONY Cyber-shot DSC-W730 (2016. 2)

けれども朝のヴィエンチャンは、想像以上に気温が低い。バスよりも余分に金かけておきながら、吹きさらしのトゥクトゥクの後部座席で数十分の間、寒さに震える身となる。

往路は列車で通ったタイ・ラオス友好橋を、今日はバスで渡る。


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Vientiane (LAOS), SONY Cyber-shot DSC-W730 (2016. 2)

車から見ると、鉄道線路が併設されている割に、橋の道幅が狭いことに気がつく。


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Vientiane (LAOS), SONY Cyber-shot DSC-W730 (2016. 2)

列車が橋を通るときには、車の通行を止めているそうだ。しかしこの橋を渡る車の交通量は結構多い。一日二往復というやる気を感じさせない列車本数も、このあたりに原因があるのかもしれない。


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Nong Khai (THAILAND), SONY Cyber-shot DSC-W730 (2016. 2)

ノーンカイはメコン川に面した、ヴィエンチャンから見ると対岸にある町だ。

ヴィエンチャンでは少なく見えたメコンの流れが、ノーンカイでは豊かに映る。このような場合、川の恵みを多く受けられるタイ側のほうがお得であるように思われる。

ノーンカイには滞在せず、そのままバンコクに向かって南に下りながら途中の町に寄り道していくことも考えたけれど、これといった町が思い浮かばなかったため、ここにとどまることにする。旅が終わりに近づいてきたので、ちょっと贅沢をして、メコン川を臨む、眺めが良さそうなロケーションの宿にした。一泊750バーツ(¥2,400)。ゲストハウスと名がついていたけれど、バンコクの常宿より高い。しかし部屋は新しく綺麗で、中級ホテル以上といっても過言ではない。フロントにいたオーナーのおっちゃんの意気込みが感じられた。


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Nong Khai (THAILAND), SONY Cyber-shot DSC-W730 (2016. 2)

この町には、メコン川以外にもいくつか見どころがある。


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Nong Khai (THAILAND), SONY Cyber-shot DSC-W730 (2016. 2)

市街中心部から数キロ離れたところにあるサラケオク寺院。コンクリート製の奇妙な形の巨大仏像が、たくさんある。


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Nong Khai (THAILAND), SONY Cyber-shot DSC-W730 (2016. 2)

次。

サラケオク寺院のすぐそばに、ワニの口の中にわざわざ顔をつっこんで笑う男性の写真パネルが。「クロコダイル・ショー」と書かれている。ワニ園っすかね。


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Nong Khai (THAILAND), SONY Cyber-shot DSC-W730 (2016. 2)

私が中に入るのとほぼ同じタイミングで小学生の集団もやって来た。彼らと一緒にクロコダイル・ショーを見る。


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Nong Khai (THAILAND), SONY Cyber-shot DSC-W730 (2016. 2)

たぶんパネルの中の人と同じ男性が、ものすごくゆったりした動きのワニを翻弄する。写真では冷静そうに見えるけれど、ギャラリーの小学生が要所要所で大きな歓声を上げていたこともあって、ショーは結構盛り上がっていた。


しかし私にとってこの町で一番魅力に感じたのは、川沿いのひなびた景色だ。


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Nong Khai (THAILAND), SONY Cyber-shot DSC-W730 (2016. 2)

それにしても今回の旅は、夕暮れの写真が多いな。


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Nong Khai (THAILAND), SONY Cyber-shot DSC-W730 (2016. 2)

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February 20, 2016

[Tour] Vientiane / LAOS '16. 2.19~20

ルアンパバーンから首都ヴィエンチャンまで、最も速いバスで8時間で行くことができるらしい。また長距離バスには寝台もあるようだ。


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Vang Vieng (LAOS), SONY Cyber-shot DSC-W730 (2016. 2)

だがしかしわざわざ乗りたくなるような車両には見えなかったので、往路と同様、途中のヴァンヴィエンで泊まり、二日後の午後、ヴィエンチャンのバスターミナルに着く。

ヴィエンチャンの市内バスが、東京の都バスのように見える。


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Vientiane (LAOS), SONY Cyber-shot DSC-W730 (2016. 2)

都バスはというと…


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色だけか。

しかし偶然かもしれないけれど両方とも日本の「いすゞ自動車」製であり、ひょっとしたら何かを意識しているのかもしれない。

ヴィエンチャンの宿は、前日にネットで予約していた。ここも20年前の記憶で、街の中心部にあると思っていたフランスの凱旋門を模した「パトゥーサイ」というゲートの近くにあるホテルにした。


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Vientiane (LAOS), SONY Cyber-shot DSC-W730 (2016. 2)

そのパトゥーサイがバスターミナルから意外と遠い。歩いて30分ほどかかった。20年前の記憶では、ヴィエンチャンは、もっと、こじんまりした町だった。

「こじんまり」だけが記憶に残り、距離感は忘れてしまったようだ。


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Vientiane (LAOS), SONY Cyber-shot DSC-W730 (2016. 2)

横に大きく広がって歩く、若いパッカーの集団とすれ違う。「まーた韓国人かよ」と思っていたら、日本語を話していた。さすがに首都なだけあって、これまで訪れた町に比べて外国人の数が多い。

パトゥーサイは3,000キープ(¥40)払うと、上にのぼることができる。


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Vientiane (LAOS), SONY Cyber-shot DSC-W730 (2016. 2)

町の眺めは、以前とあまり変わらないように感じた。しかしヴァンヴィエンやルアンパバーンのような町から来ると、雑然とした感じばかりが目についた。


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Vientiane (LAOS), SONY Cyber-shot DSC-W730 (2016. 2)

おそらくここがラオスで最大の町であることに疑いはないけれど、歴史や自然の魅力に乏しいのは残念だ。

ヴィエンチャンでもっとも有名な仏塔、タート・ルアンに足を運ぶ。


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Vientiane (LAOS), SONY Cyber-shot DSC-W730 (2016. 2)

この近くに北朝鮮レストランがあることをネットで知り、行ってみることにする。

ラオスと北朝鮮は両国とも社会主義国家であり、このような店が存在するということは、決して悪い関係ではないのだろうと想像する。また北朝鮮を逃れてタイ・バンコクの韓国大使館に亡命を求めて駆け込む脱北者の話を時々聞くけれど、彼らが陸路でバンコクに向かうのであれば、当然、ラオスはそのルート上にあるだろう。調べたところ、ラオス国内には北朝鮮当局の関係者も数多く存在しているため、ここから強制送還される脱北者も少なからずいるのだそうだ。


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Vientiane (LAOS), SONY Cyber-shot DSC-W730 (2016. 2)

"KOREA PYONGYANG Restaurant"と書かれた看板を見つけ、恐るおそる入る。11時30分頃だったけれど、先客は韓国(あるいは北朝鮮?の)旅行者っぽい男性が一人だけ。折りしも「北朝鮮レストランの売り上げは本国に送られてミサイル開発費に当てられているので絶対に行かないように」と韓国政府がお達しを出した直後であり、自分勝手に緊張が高まる。


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Vientiane (LAOS), SONY Cyber-shot DSC-W730 (2016. 2)

北朝鮮といえば冷麺だろうと、平壌冷麺300gをオーダー。60,000キープ(¥840)は、この国の物価を甘めに見積もっても、やや高く感じる。売り上げのうち、それなりの金額が北朝鮮に送られるのだろう。

店員は、可愛い系の若い女性。朝鮮語しか話さない。ほぼ、韓国(あるいは北朝鮮)人のみを客層として考えている店なのだろうか。


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Vientiane (LAOS), SONY Cyber-shot DSC-W730 (2016. 2)

やがて出された冷麺。麺は黒く半透明。出てくるまで日本の冷やし中華を想像していたのだけど、これが朝鮮の冷麺だ。


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Vientiane (LAOS), SONY Cyber-shot DSC-W730 (2016. 2)

上品な見た目だな、と思いつつ、ちょっと味が薄いなとも思いながら食べていると、可愛い系の女性店員がやってきて「そうじゃなくって…」みたいなことを呟きながら、卓上にあった調味料二種類を丼に注入した。そして私の箸を手に取ると、ビビンバの如く、ぐじゃぐじゃぐじゃっとかき混ぜた。すると冷麺は、いかにも的な外観と味に変化したのだった。

食事を終え、会計の時も、可愛い系の女性店員は、かたくなに朝鮮語しか話さなかった。最後に発した「バイバーイ」という言葉だけが、唯一私に理解できた単語だった。いろいろと考えさせられる点があった冷麺だった。


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Vientiane (LAOS), SONY Cyber-shot DSC-W730 (2016. 2)

夕方のメコン川沿いを歩く。乾季の今、水量が少ないことは予想していた。だが、前回(1996年12月)来たときよりも明らかに流れは減っていた。

前にヴィエンチャンに来たとき、私は、こっそり川に小便をしていた。「この小便が海にたどりつくまで何日かかるだろうか」と考えながら。

しかし今日は、川の流れにたどりつくまでにえらく時間がかかりそうだったので、小便はしなかった。…というより、いい年こいてそのようなことに固執するのはさすがにいかがなものかと考えたのが正直なところでございます。しかし小便の記憶のおかげで、私はメコン川の水量の減少に気がついたわけであります(…なぜ文体が変わるかな)


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Vientiane (LAOS), SONY α6000 with SONY E18-55mm F3.5-5.6 (2016. 2)

上の画像を撮ったところで、α6000のメモリカードが一杯になった。ヴィエンチャンでもメモリカードは買えるだろうけれど日本に比べて割高だし、カメラはもう一台持っているので、ここから先はサブとして使っているCyber-shot DSC-W730一台勝負で旅を続けることとする。

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February 18, 2016

[Tour] Luang Phabang / LAOS '16. 2.16~18

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Kasi (LAOS), SONY α6000 with SONY E18-55mm F3.5-5.6 (2016. 2)

ヴァンヴィエンからラオス北部の町・ルアンパバーンに通じる国道13号線は、以前は治安が悪く、山岳ゲリラがたびたび出没し外国人が襲われたこともあった。もし20年前にルアンパバーンに行こうと考えていたら、陸路を避けて飛行機を利用せざるをえなかった。


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Kasi (LAOS), SONY α6000 with SONY E18-55mm F3.5-5.6 (2016. 2)

その国道13号線を、学生がチャリで軽快に通りすぎていく。私が乗ったミニバンも順調に走り、ヴァンヴィエンから4時間でルアンパバーンに着いた。

かつて現在のラオス領プラス若干の周辺地域までを支配していたラーンサーン王国の首都があり、1975年まで王宮も置かれていたルアンパバーンには伝統的な建造物が多い。1995年に町全体が世界遺産に登録されている。先に述べたように、当時は陸路で行くことが困難だったことから、世界遺産登録によって、この町は神秘性が高まったように感じていた。

バスターミナルから30分ほど歩くと、市街地に入る。小さな中級ホテルを見つけたので、料金を訊いてみた。部屋は広めだけれど、暗くてややくたびれた雰囲気だったから、せいぜい日本円にしたら¥3,000程度かと見当をつけた。しかし一泊35USドル(¥3,960)との答え。連泊するからディスカウントできないかな、と頼んでみたけれど、だめだった。

二泊分の宿代を払い、荷物を置いて街へ出る。

もしこの町の居心地がよければ、あさって以降は別の宿を探してみようと思った。


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Luang Phabang (LAOS), SONY α6000 with SONY E18-55mm F3.5-5.6 (2016. 2)

街の中心部はお寺と古い作りの建物が目立つ。ここを世界遺産に推薦したICOMOS(NGO・国際記念物遺跡会議 〔International Council on Monuments and Sites〕)は、その理由を「ルアンパバーンは、伝統的な建造物、都会的建造物、19世紀から20世紀の植民地建造物の他に類を見ない優れた融合の代表である。その景観は見事に保存され、二つの違った文化の混合を鍵となる段階を描いている」と挙げたという。

たしかにベトナムの町にも似た植民地的な雰囲気も感じられる。だが、町なかには外国人観光客の姿ばかりが目立ち、あまり住民の生活感がないようにも見える。


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Luang Phabang (LAOS), SONY α6000 with SONY E18-55mm F3.5-5.6 (2016. 2)

町が一望できるプーシーの丘に登る。ここでも韓国人女子が写真を撮っていた。


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Luang Phabang (LAOS), SONY α6000 with SONY E18-55mm F3.5-5.6 (2016. 2)

この丘から見る夕日は美しいと聞いたので、西のほうを見ると…


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Luang Phabang (LAOS), SONY α6000 with SONY E18-55mm F3.5-5.6 (2016. 2)

なんか大変な様子になっていたので、夕日を撮るのはあきらめる。

日没後、プーシーの丘の麓にあたるシーサワンウォン通りではナイトマーケットが開かれる。


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Luang Phabang (LAOS), SONY Cyber-shot DSC-W730 (2016. 2)

16021812shioriシブいしおりを見つけ、買うことにする。

どうせ大した値段ではなかろうと、言い値で買うつもりで売り子の女性に念のため聞くと、8,000キープ(¥110)とのこと。しかし財布から金を出すと、彼女は「5,000キープ(¥70)」と言い直した。お金を出す間に、なぜか勝手にディスカウントされていた。周囲を見ると、他の観光客は判で押したように、皆、値引き交渉をしていた。売り手のラオス人も、ここでは値引きされるものだと最初からあきらめているようにも見えた。

私も、若かったら、もっとガツガツとディスカウントするよう言っていただろう。だが今は、高いと感じなければ、いちいち底値を探ろうとは思わなくなった。

「そういえばホテルは値引いてくれなかったなー」

しおりを買って、なぜか荷物を置いてきたホテルの無愛想なスタッフの顔を思い出す。

翌朝、夜明け前に、これもルアンパバーンの名物と聞いた托鉢を見に行く。

東南アジアの仏教国では一般的に托鉢はよく目にするけれど、ルアンパバーンの托鉢は、他に比べて多くの僧侶が長い列をなして歩くのが特色なのだそうだ。

僧侶が来る道路では、多くの観光客がカメラを持って待ち構えていた。供物を用意してスタンバっている外国人もいる。やがて数十人の僧侶の列が現れ、カメラの砲列の中を黙々と歩いていった。


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Luang Phabang (LAOS), SONY α6000 with SONY E18-55mm F3.5-5.6 (2016. 2)

私もカメラを持って待ち構えていたうちの一人なので、他人をどうこう言えた立場ではない。

だが、失礼を承知で書かせていただくならば、これほど見世物感が強い托鉢は初めて見た。

観光客は特定のスポットに集中しているように見えた。皆、同じことを考えて同じところに足を運ぶのだ。

私は、この町に居場所がなくなってきたように感じた。

当てもなく歩くうち、河原に下りる道を見つけた。川は、メコン川だ。ノーンカイやヴィエンチャンよりだいぶ上流にあたるため川幅はこれでもそのとき見たものより狭く感じられるけれど、相変わらず流れは緩やかに見える。


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Luang Phabang (LAOS), SONY α6000 with SONY E18-55mm F3.5-5.6 (2016. 2)

ガイドブックには載っていないらしく(…)、観光客の姿は少なかった。

川は西の方向にあった。ここでも夕日が見られるのではないかと思い、手ごろな石を見つけて座り、日没を待った。

空が赤く染まり始めた頃、缶ビールを手にした旅行者が数人現れた。彼らと一緒に、黙って夕日を見た。


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Luang Phabang (LAOS), SONY α6000 with SONY E18-55mm F3.5-5.6 (2016. 2)

結局、延泊はせずに、次の日の朝、ルアンパバーンを発つ。

バスターミナルへ向かう道で、数人の僧の「小さな」托鉢を目にする。


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Luang Phabang (LAOS), SONY Cyber-shot DSC-W730 (2016. 2)

ルアンパバーンで初めて、生活感のある光景を見たような気がした。

少し、後ろ髪を引かれる思いだった。

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February 15, 2016

[Tour] Vang Vieng / LAOS '16. 2.15

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Vang Vieng (LAOS), SONY Cyber-shot DSC-W730 (2016. 2)

ヴァンヴィエンは、昔のガイドブックには「ワンヴィエン」と表記されていた。タイ語のローマ字における "v" は日本語におけるワ行にあたるのに対して、ラオス公用語であるラーオ語の "v" は「ヴァヴィヴヴェヴォ」に近い音になるのだとか。

ヴァンヴィエンには、昔からこれといった有名な見どころがあったわけではなかった。私が20年前に訪れた理由も、首都ヴィエンチャンのほかにもう一ヶ所どこか比較的容易に行けそうな町にも行こうという程度のものだった。

その頃、ラオスに行くには、日本人はビザが必要だった。そして私が行った20年前ごろまでは、事前にホテルや交通手段を予約しなければ入国できなかった。

当時、ある旅行会社に問い合わせたときには「ラオスは手配旅行しかできない」と言われ、ヴィエンチャンのホテルと市内自由行動付きのお手軽パッケージツアーを勧められた。だが念のために別の旅行会社にも聞いてみると「ビザは旅行会社を通して取らなければならないけれど、ビザを持っていれば基本的に自由に旅行できる」という回答を得られた。

インターネットを使っておらず現在に比べて情報も不十分だった当時、なぜ手間ひまかけて複数の旅行会社を聞いて回ったのか、その理由は憶えていないけれど、結果としてヴァンヴィエンを訪れたのは、そのときの熱意の産物だった。

その頃のラオスは、外国人旅行者は現在より明らかに少なかった。たまに見たのは旧・宗主国の、フランス人の物好きな若者くらいだった。

ヴァンヴィエンでは、まだ町に数軒しかなかったゲストハウスに泊まった。翌朝、宿を出ようとするとき、宿の主人は寝ていたようで、私は母屋のドアを何度もノックし、寝ぼけまなこで姿を見せた親父に宿代を押し付けてチェックアウトしたことを憶えている。

今泊まっているゲストハウスでは、チェックインするときに宿代をしっかり全額前払いで請求された。ラオスに限らず、現在、料金後払いの安宿はだいぶ少なくなった気がする。


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Vang Vieng (LAOS), SONY α6000 with SONY E18-55mm F3.5-5.6 (2016. 2)

昔より旅行者が増えていることは予想していたけれど、中でも目についたのが、韓国人の多さだった。ここを訪れる外国人を国別で調べたらフランスと一、二位を争うのではないかと思うくらいだ。


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Vang Vieng (LAOS), SONY Cyber-shot DSC-W730 (2016. 2)

そういえば昨日バスで隣に座った男子大学生も韓国人だった。大邱(テグ)から来たという彼に「時期的に、卒業旅行かな?」と尋ねたら、「いや、今月の23日から兵役につくので…」と答えられて、兵役前旅行というのもあるんだと新しい発見をしたのだけど、こんなに韓国人が多いのであれば、なんでまた韓国人はヴァンヴィエンを目指すのかについても聞いておけばよかった。


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Vang Vieng (LAOS), SONY Cyber-shot DSC-W730 (2016. 2)

ヴァンヴィエンの町外れにはナムソン川という川が流れている。カヤックや川下りの船が頻繁に行き交う。

この川は、水が浅い。

それを知っているのは、昔、橋がない川を自動車が渡る様子を見ていたからだ。


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Vang Vieng (LAOS), MINOLTA α-5xip with MINOLTA AF ZOOM 24-50mm F4 (1996.12)

日が暮れる頃には、子供たちも川の中を歩いて集団下校していた。


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Vang Vieng (LAOS), MINOLTA α-5xip with MINOLTA AF APO TELE ZOOM 100-300mm F4.5-5.6 (1996.12)

このとき焼きついた光景が、私を再びこの町に来させたひとつの要因だった。

今、川にはいくつもの小さな橋が架かっている。

素朴な橋のたもとで、韓国人女子が写真を撮りあっていた。彼女たちには、橋は昔からここに当然あるように見えているだろう、と思った。


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Vang Vieng (LAOS), SONY Cyber-shot DSC-W730 (2016. 2)

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February 14, 2016

[Tour] Vang Vieng / LAOS '16. 2.14

ノーンカイ行きの列車は、よく揺れたようだった。私は、緊急地震速報のアラームが鳴る夢を見ていた。


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Nong Khai (THAILAND), SONY Cyber-shot DSC-W730 (2016. 2)

7時前にノーンカイに着いた。

ここから、国境を越えてラオスへ行く列車が走っている。きっぷを買いなおすためにいったん改札を出て出札窓口に向かう。

「ヴィエンチャンまで行かないのか?きっぷを売るよ」

駅員が示した紙には「V.T」と書かれていた。鉄道が通じているのは国境を越えてすぐの所にあるターナレーンという駅までなので、ターナレーンからヴィエンチャンへのタクシーかバスのチケットも込みなのだろう。「V.T」は、たぶん Vien Tiane の略だ。

私は、「V.T」と行き先が書かれた紙に「V.V」と併記されていることに気がついた。

「V.V は、もしかしてヴァンヴィエンのこと?」

駅員は答えた。

「そう。 Van Vieng だ」

ヴァンヴィエンは、1996年にラオスへ行ったときにヴィエンチャンと共に訪れた町だった。当時、まだ自由に旅をするには制限が残っていたラオスで、ヴァンヴィエンには一泊しただけだったけれど、首都・ヴィエンチャンよりも強く印象に残っていた。

ヴァンヴィエンまでのチケットを買い、ターナレーン行き国際列車に乗る。


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Nong Khai (THAILAND), SONY α6000 with SONY E18-55mm F3.5-5.6 (2016. 2)

ターナレーン行きは一日に2本しかなく、うち1本がバンコクからの夜行列車に接続するようになっていた。国際列車といっても2両編成のディーゼル車。時刻表には「Express」と書かれているけれど、ターナレーンまでの途中に駅はなく、ひと駅だけ走って終点である。

列車は出発して間もなく、国境のメコン川に架かるタイ・ラオス友好橋に入った。


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Nong Khai (THAILAND), SONY α6000 with SONY E18-55mm F3.5-5.6 (2016. 2)

路面電車のように、アスファルトで舗装された道の真ん中をソロソロと走っていく。この橋は鉄道と自動車道の併用になっている。

タイ・ラオス友好橋が完成したのは1994年。前にラオスに行ったときにも、この橋をバスで渡った。20年前から橋には線路が敷かれていたけれど、たしか、ラオス側の鉄道建設が遅れているという理由で、列車は走っていなかった。列車が走りはじめたのは、2009年だった。


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Vien Tiane (LAOS), SONY α6000 with SONY E18-55mm F3.5-5.6 (2016. 2)

15分ほどでターナレーン着。下りたホームで入国審査が行われる。なんか適当に隙を見つければそのまま通り過ぎてしまうことができそうなユルい雰囲気のイミグレだったけれど、ハンコをもらわないで入国するわけにもいかないので、係員に言われるがままに手続きを済ませる。

駅を出たところで待っていたワゴン車に乗り、途中でバスに乗り換えてお昼過ぎにヴァンヴィエンへ。


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Vang Vieng (LAOS), SONY Cyber-shot DSC-W730 (2016. 2)

バスを降りて、町を見回した。きれいに舗装された道路の両側に旅行者向けの小ぎれいな店が軒を連ねる。外国人観光客が歩いている。記憶に残る光景と、全く一致しなかった。

ヴァンヴィエンの街は小さい。過去の記憶を辿るのは明日以降にゆっくりすることにしようと、とりあえず一服。


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Vang Vieng (LAOS), SONY α6000 with SONY E18-55mm F3.5-5.6 (2016. 2)

日が沈んだ街を歩く。市街地の向こうに、奇妙な形の山を見た。


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Vang Vieng (LAOS), SONY α6000 with SONY E18-55mm F3.5-5.6 (2016. 2)

ああ、これだ。20年前の記憶が重なった。

そうだ。ここは、ヴァンヴィエンだ。


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Vang Vieng (LAOS), MINOLTA α-5xip with MINOLTA AF ZOOM 24-50mm F4 (1996.12)

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February 13, 2016

[Tour] Bangkok / THAILAND '16. 2.13

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Bangkok (THAILAND), SONY α6000 with SONY E18-55mm F3.5-5.6 (2016. 2)

ヤワラーで最も有名な寺院、ワット・トライミットに、「Yaowarat Chinatown Heritage Center」(直訳すると「ヤワラー中華街の遺産センター」)という施設ができたことを最近知った。

ワット・トライミットには数え切れないほど足を運んでいる割に、その存在を知らなかった。

今朝、早めにワット・トライミットに来て「Heritage Center」の案内を探してみたけれど、なかなか見つからない。聞くと、寺の建物の有料エリア内にあるということだった。考えてみれば、お金を払ってワット・トライミットの有料エリア内に入ったことはほとんどなかった。

入場料100バーツ(¥320)は、タイの物価を考えると結構高めだ。しかし展示物は想像していた以上に本格的で、ヤワラーの歴史が事細かに綴られた説明に、思わず見入ってしまった。


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Bangkok (THAILAND), SONY α6000 with SONY E18-55mm F3.5-5.6 (2016. 2)

その中で特に私の目を引いたのは、昔の街並みを再現したジオラマだった。


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Bangkok (THAILAND), SONY α6000 with SONY E18-55mm F3.5-5.6 (2016. 2)

メインストリートの脇に単線の線路が敷かれていた。

私が初めてバンコクを訪れた1990年ごろ、たしか、ヤワラー通りと並行するあたりのチャルンクルン通りで、路面電車の線路跡を見たことがあった。当時は「ふーん」と感じただけで特にそれ以上の思いはなかったのだけど、後でその線路が、廃線後相当時間が経ったものだったことを知った。

バンコクの路面電車はその前身として1888年に馬車鉄道が開業し、1894年にはアジア初の路面電車が走り出したという。調べてみると、日本で最初の路面電車である京都市電が開通したのは、その翌年の1895年だった。

バンコクの路面電車が廃止になったのは1968年。私が見た線路跡は、電車が通らなくなって20年以上経ったものだった。

そのときにあった線路跡はいつの間にか消えていた。しかし最近、路面電車の痕跡がまだどこかに残っていないか、気になり始めた。実はこの1年くらい、バンコクに来るたびに、合間を見てはそれらを探していた。

ワット・トライミットを後にチャルンクルン通りを南へ歩く。

ヤワラー中心部の線路跡はとっくに消えていたけれど、この辺りでは、昨年春にはまだ残っていた。


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Bangkok (THAILAND), SONY α6000 with SONY E18-55mm F3.5-5.6 (2015. 5)

日本の路面電車の多くは道路の中心部に線路が通っているのに対して、バンコクのそれは道路の脇に線路が寄せられているのが特徴的だ。

ところで今日、およそ9ヵ月ぶりにここを歩いたのだけど、線路跡を見つけることができなかった。

埋められたのだろうか。正確に場所を記録していたわけではないので見落としただけかもしれないけれど、もしこの間に線路跡が埋められたとすれば悲しいことである。40年以上も残っていたのに。


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Bangkok (THAILAND), SONY Cyber-shot DSC-W730 (2016. 2)

チャルンクルン通りをしばらく歩いてソイ43という横道に入ると、古いお屋敷がある。ここは現在「バンコキアン博物館」となっていて、昔のバンコク市民の生活物が展示されている。


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Bangkok (THAILAND), SONY Cyber-shot DSC-W730 (2016. 2)

おそらくこの近くも走っていたであろう路面電車の写真がいくつか飾られていた。

ここまで路面電車の線路跡と写真と模型(線路だけだが)を見た。

電車は残されていないのだろうか。ネットで調べたところ、数年前、保存されている路面電車の車両を見たという情報を二つ見つけた。というわけで、次にそれらを調べてみる。

まずBTSエカマイ駅近くにある科学博物館へ足を運ぶ。ここの構内に、昔の飛行機などと共に蒸気機関車や路面電車が保存されているという。

だが、飛行機はあったけれど、電車を見つけることはできなかった。そばにいた人に尋ねてみると、身振りで「それは撤収されたわ」的なニュアンスの動きをされた。


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Bangkok (THAILAND), SONY Cyber-shot DSC-W730 (2016. 2)

「それは撤収されたわ」的な身の動きを今ここで再現しろと言われても自信はないけれど、とにかく既に車両は存在しないようだった。

次に、BTSモーチット駅に隣接する、チャトゥチャック公園の中にある「鉄道博物館」を目指す。

結構広いチャトゥチャック公園の中を道を尋ねつつ歩くこと30分ほどで到着。


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Bangkok (THAILAND), SONY Cyber-shot DSC-W730 (2016. 2)

しかし建物はシャッターが下りていた。予め仕入れていた情報によれば土日のみ開館しているということだったので、あえて土曜日である今日を狙ったのだけど、ここでもまたハズしてしまったようだった。

仕方がないので窓から中をのぞく。


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Bangkok (THAILAND), SONY α6000 with SONY E18-55mm F3.5-5.6 (2016. 2)

蒸気機関車や古い客車と共に陳列された車両の中で、左側に見える小さな客車はひょっとしたら路面電車ではないかと思ったけれど、よくよく見ると運転台や集電器(パンタグラフとかポールとか)が見当たらないので、やっぱり単なる客車の可能性が大のようだ。

夜、ヤワラーへ戻り、ホアランポーン駅へ。今度はリアルな列車が待っている。行き先は、タイ最果ての町・ノーンカイだ。


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Bangkok (THAILAND), SONY α6000 with SONY E18-55mm F3.5-5.6 (2016. 2)

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February 12, 2016

[Tour] Bangkok / THAILAND '16. 2.11~12

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Bangkok (THAILAND), SONY Cyber-shot DSC-W730 (2016. 2)

ホアランポーン駅の周りは、おそらく地下鉄延伸のためと思われる工事の影響で以前にも増して渋滞がひどくなっていた。

上の画像を撮ったのは、地図の★印のあたり。


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道を塞いで工事を進めているため車の量が増えているうえに信号もロクにないので、道路を横断するのに苦労する。普通ホアランポーン駅から常宿までは徒歩10分程度で行けるのに、このために時間が倍くらいかかる。おまけに危険も増している。

今回の旅は、いろいろとわけがあって(…)、二週間後の帰りのチケットと帰国直前のホテル以外の行程は全く決めていない。海外で次の行き先を考えるという旅だ。

宿の近くの渋滞を体感してしまうと、バンコクに長居する気持ちにはならなかった。

昨晩、塩ラーメンを食っていたときは、漠然とアンコールワットに行こうかと考えていた。たしかカンボジアはビザを国境で取得できたはずだ。

しかしネットで調べてみると、ビザを準備せずに入国しようとすると、カンボジアの入国審査官は賄賂を要求するなど難癖をつけてくるようで面倒くさそうだった。

そこまでして行きたいところでもない。

ではどこにしよう。

ミャンマーは、タイから陸路で行くことができる町はあらかた既に行ったし、国境付近の町から先へ進むには制限があったはずなので、今ひとつ魅かれなかった。マレーシアは、わざわざタイから陸路で行くこと自体に魅かれなかった。

いや、あとで考えれば、別に陸路にこだわる必要もなかったのだけど。

さて。そんなわけで候補に残ったのは、ラオスだった。

ラオスには20年前に一度行ったことがある。そのときはビザが必要だったけれど、現在は、短期間の場合は必要ないと聞いていた。

あらためてネットで調べたところ、15日以内の滞在はビザ不要だった。そうとわかれば即、ホアランポーン駅へ。国境の町・ノーンカイまでのきっぷを買う。


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Bangkok (THAILAND), SONY α6000 with SONY E18-55mm F3.5-5.6 (2016. 2)

派手にライトアップされるようになったホアランポーン駅をあとに、夜のヤワラーを歩く。


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Bangkok (THAILAND), SONY Cyber-shot DSC-W730 (2016. 2)

車を避けて回り道をするうちに、迷ってしまった。

夜道にしゃがんでいた立ちんぼ(…?)の女の子から突然手を握られて、真剣にビビる。よく見ると、その近くには、やはり、人の良さそうな立ちんぼのおばちゃんもいた。おばちゃんは道行く男性に声をかけまくっていたけれど、なぜか私は声をかけられなかった。

そういうもんなのか。

ヤワラーを初めて訪れたときから25年。しかし今でも、新しい発見がある。


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Bangkok (THAILAND), SONY Cyber-shot DSC-W730 (2016. 2)

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February 10, 2016

[Tour] Bangkok / THAILAND '16. 2.10

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Bangkok (THAILAND), SONY Cyber-shot DSC-W730 (2016. 2)

「塩らーめん」の張り紙に誘われるように店に入る。


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Bangkok (THAILAND), SONY Cyber-shot DSC-W730 (2016. 2)

ほのかにパクチーの香りがする。

塩ラーメンにパクチーは合うようだ。

しばらくここに留まることにする。

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