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September 10, 2013

[Tour] まだ乗ったことのないJR路線に乗る ~'13. 9.10

そういうわけで、結局、まとまった休みは取れなかった今年の夏。

それでも全く休めなかったというわけでもなかったので、隙を見ては、いろいろと足をのばしていた。出張の行き帰りが若干早朝深夜になっても、できる範疇で寄り道するとか、出張する前後の日が週末にかかっていたら、とりあえず現地に泊まって、その前後の日に寄り道するとか。

しかしながら、仕事の前後ではラフな格好はできないし、暑い中をガシガシ歩くのもしんどい。そこで、最小限のエネルギーで旅気分を味わおうと考えた、この夏のテーマ。それは、「まだ乗ったことのないJRの路線に乗る」ことだった。

列車に乗っていればいいのだから、身体は動かさない。車内は冷房が効いているだろうし、汗もあまりかかないだろう。懸念されるのは、退屈さだろうか。だけど、基本的に初めての土地に行くわけだから、おそらく新鮮さのほうが上回るんじゃなかろうかと予想した。

「青春18きっぷ」を買った。このきっぷをフルに使うのは、ひょっとして大学生のとき以来かもしれない。約2ヶ月の有効期間内に5回、普通列車だけで旅行する機会を作るのは、勤め人にとっては簡単なことではない。もっとも、最近は金券ショップで、これの使いかけを安く売っていることがあるので、それを買ったことならある。

んで、この夏に乗ったJR線。東海地方や中国地方の路線が多かった。言い換えれば、今まで私がその辺りにあまり行かなかったということでもある。しかし事前に調べて感じたのだけれど、たとえ近くを通っても、よほど意識しない限り乗らないであろう路線が、これまで残っていたことも事実だった。


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Gifu, SONY Cyber-shot DSC-RX100 (2013. 7)

みのおおた。そういえば「みの麺多」って、いつの間にか閉店していたな…ということはともかく、この、岐阜県にある高山本線の美濃太田駅から、中央本線の多治見へ向かう「太多線」という路線がある。高山本線から中央本線に乗り継ぐ方法としては、岐阜駅から名古屋を経由するルートが、まず頭に浮かぶ。しかし太多線に乗れば、それをショートカットできる。…その他に、この線に乗る理由が思いつかなかった。だが、ショートカットする機会はこれまでなかった。というか、そういう需要は、一般的に、多くはないだろう。けれども実際に乗ってみて、沿線が名古屋に近いせいか郊外の住宅地っぽく、地元住民らしき乗客の需要が多いことを知った。まーしかし、やはり地元でなければ、この線を利用する機会はほとんどないだろう。


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Hiroshima, SONY Cyber-shot DSC-RX100 (2013. 8)

変わって、広島県の山中にある備後落合駅。この駅は、三方向に路線が分岐している。島根県の宍道へ向かう木次線、岡山県の新見と広島県の三次へ向かう芸備線。山陽にも山陰にも行くことができる、交通の要所だ。木次線だけでなく、芸備線の列車も、すべてここで一旦乗り換えになるので、ターミナルの様相も呈する。

だが、列車の本数が異常に少ない。宍道方面は1日3本、新見方面も3本、三次方面は5本。すべて普通列車。各々の列車同士の接続は、それなりに考慮されている。けれども、乗り過ごすと次の列車は半日後ということもありうるので、迂闊に寄り道することなど決して許されない。

10年くらい前までは、広島行きの急行列車が走っていたり、普通列車も本数が多かったり(少なくとも今よりは)で、そこそこ賑わっていたようだ。けれども、バスに客をとられたためか過疎化が進んだためか、現在のような姿になってしまったらしい。

しかし現状がこれでは、仮にこの近辺を旅行する機会があっても、まず、鉄道を利用しようとは思わないだろう。せっかく敷かれた線路が、もったいない気がする。


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Yamaguchi, SONY Cyber-shot DSC-RX100 (2013. 9)

山口県・山陽小野田市を走る小野田線は、途中駅から2.3kmの支線が分かれている。この支線も1日3本しか電車が走っていない。短い距離なので、電車の先回りをして線路沿いを歩いてみた。予想に反して、沿線は住宅が転々とあるところで、特に寂れていたり過疎地であったりという感じには見えなかった。終点の長門本山駅でお迎えした夕方6時過ぎの3番電車(つまり終電)も、1両っきりながら十数人の客が乗っていた。なんでこの線に1日3本しか電車が走らないのか、よくわからない。せっかく敷かれた線路が(以下同文


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Yamaguchi, SONY Cyber-shot DSC-RX100 (2013. 9)

んな感じの、よっぽど意識しなければあえて乗ろうとは思わない路線の列車に乗ってきた、今年の夏。このテーマを思いついたときには、乗換え時間を使ったり、道中、途中下車をしたりして、汗をかかない程度に駅の周りをぶらつくくらいのことを企んでおったのだけど、実際は、本数の少ない路線は、かえって列車同士の接続がよく、きっちり立てた計画通りの列車に乗ることを強いられた。だが、退屈さは、あまり感じなかった。むしろ自由に列車を降りられないことの不満のほうが大きかった。

しかし以前、JR全線に乗った人の中で誰かが「日本中を旅行していたら、いつの間にかほとんどのJR線に乗っていた」と言っていたのをどこかで聞いたことがあったけれど、実際には、それはありえないのではないだろうか。今回挙げたような路線は、一般人のみならず、旅行者でも、普通は、そう簡単に利用することはないだろうと思いましたですわ。

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