« May 2013 | Main | July 2013 »

June 2013の5件の記事

June 29, 2013

[Tour] 近鉄電車で名古屋から大阪へ(4) '13. 6.29

香具山(奈良県明日香村)

最後の目的地は、香具山(かぐやま)。

あの、万葉集に歌われた「天の香具山」も近鉄の沿線にある。とりあえず山に近い大和八木駅へ。駅で観光パンフレットをざっと斜め読みして、眺めがよくて、駅から歩いていけそうな、明日香村の「甘樫丘(あまかしのおか)」を目指す。

近鉄橿原線に乗り換えて、橿原神宮前駅で下車。陽が傾いてきたので、急ぎ足になる。


13062914asukamura
13062915mukasippoi
13062916higasizumu
Nara, SONY α390 with SONY DT18-135mm F3.5-5.6 (2013. 6)

途中で何度か道に迷いながらも、1時間近くかかって、展望台へたどり着く。どうにか日没に間に合う。


13062917kaguyama
Nara, SONY α390 with SONY DT18-135mm F3.5-5.6 (2013. 6)

ちょうど、春がすぎて夏が来たらしい時期に、香具山を見ることができた。ちょい感動。

以上、せわしなくも充実した一日でした。

| | Comments (0)

[Tour] 近鉄電車で名古屋から大阪へ(3) '13. 6.29

大観音寺(三重県津市)

さらに西へ。榊原温泉口という駅で下車。たぶん近くには温泉があるのだろうけれど、目的は温泉ではない。駅の近くで、なぜか巨大なミロのビーナス像を見たのだ。なんでまたこのような所に…と思い、調べると、この像の近くに、なにやら個性的な寺があるらしい。


1306298mironozou
Mie, SONY α390 with SONY DT18-135mm F3.5-5.6 (2013. 6)

これらは、「ルーブル彫刻美術館」のものという。


1306299goannnai
Mie, SONY Cyber-shot DSC-RX100 (2013. 6)

見た目はかなりのインパクトがあるけれど、要は、すべて複製品の展示ということで、あんまり興味をひかれなかったので、当初予定の通り、美術館に隣接している「大観音寺」だけ行くことにする。この寺にはホームページがあり、そこには拝観料の100円割引券がアップされている。そこで割引券をプリントアウトし、持っていくと、本当に使うことができた。しかしなぜか、拝観券とルーブル彫刻美術館の入場券がセットになった、お得な割引チケットを勧められた。経営母体が同じなのだろうか。たしかに芸風は共通しているようだけど。


13062910kinnunnmanekineko
13062911mizuko
13062912hakutaku
Mie, SONY α390 with SONY DT18-135mm F3.5-5.6 (2013. 6)
13062913jizou
Mie, SONY Cyber-shot DSC-RX100 (2013. 6)

ビジュアルに訴える系のオブジェが多い。ひと通り見て回ると1時間近くかかってしまった。

| | Comments (0)

[Tour] 近鉄電車で名古屋から大阪へ(2) '13. 6.29

沈下橋(三重県津市)

四日市から西へ向い、大阪方面と伊勢方面への路線が分かれる伊勢中川駅で各駅停車に乗り換えて、伊勢石橋という無人駅で下車する。

ここで降りたのは、以前、車窓から小さな橋を見たからだ。駅から数百メートルのところにあるこの橋は、沈下橋と呼ばれ、欄干や手すりの類がついていない。シンプルな外観だ。


1306295chinkabashi
1306297kumozugawa
Mie, SONY α390 with SONY DT18-135mm F3.5-5.6 (2013. 6)

橋を渡ってみる。川面からの高さは数メートル程度だけれど、下を見れば、やっぱり怖い。当然、街灯もないし、暗くなってからここを渡るのは一層勇気がいるように思われる。いやいや。


1306296sitawomiru
Mie, SONY Cyber-shot DSC-RX100 (2013. 6)

| | Comments (0)

[Tour] 近鉄電車で名古屋から大阪へ(1) '13. 6.29

先日、近鉄の特急電車に名古屋から大阪まで乗った。その途中、車窓にいくつか気になったものがあった。再び名古屋から大阪まで行く機会を得たので、今回は特急に乗らずに、途中下車しながらそれらを見ていくことにした。

近鉄内部線(三重県四日市市)

最初に降りたのは、四日市駅。ここから近鉄内部(うつべ)線という短い支線が出ている。内部線は、現在、廃線の話があるという。主な理由は、設備の更新費用がかかるためらしい。一般的にローカル線の車両は、他の路線で使っていた中古車を回してくることが多いけれど、内部線は他の鉄道より線路の幅が狭く、互換性がないためにそれが難しいらしい。線路の幅が狭いということは、車両も小作りなはずで、どんなもんかと、乗ってみようと思った。

本線の四日市駅から内部線へ乗り換えるには、一旦改札口を出る必要がある。おそらく、昔は別の鉄道会社だったものを近鉄が買収したのだろう。


1306291yokkaichistn
Mie, SONY α390 with SONY DT18-135mm F3.5-5.6 (2013. 6)
1306292inthecar
Mie, SONY Cyber-shot DSC-RX100 (2013. 6)

停車中の、パステルカラーの3両編成の電車は、たしかに小さい。しかし車内は、日ごろ乗っている都電荒川線の車両とあまり変わらないように見えた。あとで調べたところ、荒川線の線路の幅は1,372mm、車両の幅は2,200mmであるのに対し、近鉄内部線の線路幅は762mm、車両幅は2,130mmだった。ちなみに一般的な通勤電車の幅は2,900mm前後らしい。

線路や車両が小作りということは、新設費用は安くできるので、このような線路幅の狭い鉄道は、「軽便鉄道」と呼ばれ、昭和初期頃までは地方に多くあったという。しかしその中途半端さがアダとなったのか、現在では、廃止されたり、線路幅を普通の鉄道並みに広げたりして、ほとんどが姿を消している。そして「軽便」という言葉自体も、現在は死語となりつつある。

電車は30分に1本程度の間隔で走っている。沿線は四日市市内の住宅地で、旧東海道にも近く、客もそこそこ乗っている。もし鉄道が廃止されたら、路線バスが走ることになるのだろう。小さい電車の代わりは路線バスで間に合いそうだけれど、せっかく今まで残ってきた鉄道を剥がしてしまうのも、少しもったいない気がする。だがしかし、このままの古い車両では、結局、乗客は減っていくだろうし、最終的には、やはり、費用対効果の原理で落ち着いてしまうのだろう。


1306293utsubestn
1306294train
Mie, SONY α390 with SONY DT18-135mm F3.5-5.6 (2013. 6)

四日市から終点の内部、そして途中の西日野駅からひと駅だけ盲腸の如く分かれる八王子線をひと通り乗って、ちいさな旅終了。鉄道マニア的視点で見れば、電車も駅もひなびていて楽しいのだが。

| | Comments (0)

June 01, 2013

[Tour] 滋賀県近江八幡市 ’13. 6. 1

琵琶湖には、いくつか島がある。その中には、市販の時刻表に船便が載っている島(竹生島・多景島)もある。しかしそれらの島へ行く船は観光船であって、島に人が住んでいるわけではない。だが、ひとつだけ住民のいる島がある。そこには、市販の時刻表には載っていない航路が通じている。今日は、微妙に時間をとることができたので、「沖島」という、この島を訪ねる。

港の最寄り駅になる、JR東海道本線の近江八幡駅は、米原と京都の間の、これまた微妙なところにある。駅前には滋賀県を代表する大型スーパー・平和堂があり、街には、古い家並みも目につく。港へ行くバスは1日4本。沖島への船は11便。ネットで調べたところでは8分間でうまいこと船に乗り継ぐことができるはずのバスに乗った。だが、途中で小学生の団体が乗り降りしたため、バスは10分くらい遅れてしまった。船に間に合わなければ、2時間後の次の便まで待たなければならなくなることを覚悟した。しかし、港で船は待っていてくれた。船の運賃は¥500。高いなと思って辺りをよく見ると、島民は¥200と書かれていた。それならば、よい。


1306011200yen
Shiga, SONY Cyber-shot DSC-RX100 (2013. 6)

急かされてバスから小走りで乗り継いだのは、私ひとり。あとは観光客っぽい中年の方々数名のグループと、地元っぽい方たちの合わせて約10名が、船の乗客だった。

10分くらいで沖島に着く。港の周りには、漁協の事務所と、若干の民家が寄せ集まっている。


1306012aroundport
Shiga, SONY Cyber-shot DSC-RX100 (2013. 6)

島の人口は350人、面積は1.5平方km。

本土(…内陸の湖に浮かぶ島から、そう呼ぶのは適当かどうかわからないけれど、要は、近江八幡方面)からの距離が短いためか、チャーター船で来る観光客もいるようで、私が乗ってきた船では見なかった観光客らしき人たちが、ガイドに連れられて列をなしていた。この団体に紛れ込めば、労せずして島内観光できそうだったけれど、それも目立つので自粛。…とは言っても、意識して彼らを避けて歩くのも、別の意味でしんどい。


1306015arounport2
1306014aroundhouse
1306013aroundlake
Shiga, SONY Cyber-shot DSC-RX100 (2013. 6)

とりあえず沿岸の道を歩く。淡水湖だから、当然、潮のにおいはしない。湖に向って洗濯物を干している家が多いのは、そのせいだろうか。島内には平らな場所は少なく、その、貴重な平地の多くは民家が密集している。家々の間の、さらに貴重な空間にある小さな公園では子供がひとりで遊んでいる。そこに私が入っていけば、まさに、わかりやすい不審者だろう。従って、ヨソ者の居場所は、あまりない。


13060110mizuumi
Shiga, SONY α390 with SONY Vario-Sonnar T*DT16-80mm F3.5-4.5 (2013. 6)

チャリに乗った一人の女性と、何度もすれ違う。よく見ると、彼女は郵便配達をしている。島内の道路は狭く、自動車はない。また、道はきれいに周回して通っているわけではなく、人家が密集している地域だけに固まってあるものだから、あてもなく行ったり来たりしていると、しょっちゅう出くわすことになる。


1306016school
Shiga, SONY Cyber-shot DSC-RX100 (2013. 6)

港の東側に小学校があった。休日であるため、子供たちの姿はない。やっと落ち着けるかと思い、朝礼台に腰掛けると、やはり、行き場を探している様子のヨソ者達がワラワラしているのが見えた。彼らに休息の場を譲るべく、ほどなく朝礼台を離れる。

帰りの船は2時間後。港付近で残りの時間をつぶして、船に乗る。

旅行先としては若干物足りなかったけれども、むりやり島おこしなどをして観光客に媚びる姿を見るよりは、数軒のみやげ物屋はあったものの、全体に素っ気無い印象だったこの島は、個人的には、かえって好感が持てた。

島内で何度も遭遇していた郵便配達の女性と、帰りの船で、また一緒になる。どうも私の行程は、郵便配達といっしょだったようだ。

港に着くと、彼女は、停めてあった郵便局の赤い車に乗り、去っていった。

港なのに、店も人家もない。私は、ぽつんと立ったバス停で、近江八幡駅へ行くバスをさらに30分以上待った。


1306017bussstop
Shiga, SONY Cyber-shot DSC-RX100 (2013. 6)

近江八幡の市街地に戻り、この日の目的その2である、町の名産品・ふなずしを買う。ふなずしは、フナを塩とご飯に漬け、発酵させて作られる、熟れ(なれ)寿司の一種だ。基本的に、春に獲れたフナが用いられる。春に作りはじめたふなずしは、晩秋以降に食べられるようになるという。2~3年間漬けられることもあるらしい。つまり、現在売られているふなずしは、最低、1年以上寝かされたものということになる。その製法からして、ふなずしは、珍味や、ときにはゲテモノ扱いされることもある。

一皿(1匹分)2,500円だった。高級食品である。

帰宅し、恐るおそる包装を解いて、まずニオイを嗅ぐ。たしかに独特の臭いがする。だが、悪臭とは感じなかった。


1306019funazushi

ひとくち。しょっぱい。

コメは溶けてヌカのような状態になっており、食べ応えはない。寿司というより、塩漬けである。結果、ふなずしを夕食にしようという企みは失敗し、これは酒のつまみとなったのだった。

| | Comments (0)

« May 2013 | Main | July 2013 »