中国に侵食されるブータン
『WILL』という月刊誌の広告で、「ブータン国土が小さくなった」という記事を見た。
ブータンに領土問題が存在することを詳しく知らなかったし、こーいうご時世でもあったので、ちょっと興味を持ち、買ってみた。
この本を買うのは初めてだったのだけど、開いてみると、『ゼロ戦DVD』や『自衛隊腕時計』などの広告があるのがやけに目に付いた。その辺の嗜好がある方もターゲットにしているのだろうか。
さて。目当てのブータンの記事は、
[総力大特集: 民主党ハルマゲドン!]
(↑…)
に続く[総力特集: 図に乗るな、中国!]
(↑……)
の中にあった。
その記事によれば、中国(チベット自治区)と接するブータン北西部(下の地図の円で囲った辺り)の領土に中国の人民解放軍がじわじわと侵入し、2006年のブータン政府の発表では、中国領になってしまったとのことだ。以前との差は、約8,000平方キロ。兵庫県とほぼ同じ広さである。

ちなみにGoogleマップのブータン地図では、中国領になったと思われる地域が点線で表示されている。
下の画像は、1999年12月、私がブータンに住んでいた頃、休日に、在住の日本人有志で航空機を貸し切ってブータン国内遊覧飛行をしたときに上空から撮った、ブータン北部山岳地帯の光景である。贅沢そうな企画と思われるかもしれないけど、実際には、一人あたりの負担は30ドル程度だった。
雪はそれほど深くないように見える。だが、人家はほとんど見えない。

BHUTAN, MINOLTA α-9xi with 100-300mm***
中国領とされてしまった地域も、おそらく、こんな感じの光景が広がっているのではないかと思う。町や村と呼べるほどの集落の類があるわけではなく、せいぜい、ヤクを連れた遊牧民がポツポツと住んでいる程度だろうと想像される。警備も比較的手薄だろう。
ブータンの遊牧民は、ヤクの乳を搾ってバターやチーズを作る。冬場には山を下り、その肉を売って生計を立てる。

Paro (BHUTAN), MINOLTA α-9xi with 24-85mm***
しかし最近は「ヤクが山を下りてこない」という。ではどこに行ったのかというと、領土を侵食する人民解放軍に高値で売られているらしい、と、書かれている。またこの地域では、これも中国国内では高額で取引される冬中夏草も多く生育しているとか。
それにしても…中国。
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