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March 21, 2010

初乗りのローカル線

(下から続く)

前橋という土地も、東京に住んでいるとなかなか泊まる機会のない所である。もちろんその日のうちに東京へ帰ることは十分可能ではあったけれど、せっかく、こーいうキップを持っているので、適当な安宿を予約していた。そしてまたこれは、一度自宅に帰ると、翌日はもうかったるくなって出かける気にならなくなんじゃねぇかというオノレの弱い気持ちも予め読んだ上での周到な計画だったのだ。

しかしこの日は、天気予報が悪かったので、どこに行くか細かい予定は決めていなかった。前文と矛盾しておるのだけど。案の定、朝は暴風雨。雨が上がるのを待ってから、ホテルをチェックアウトする。

なんとなく頭の中に思い浮かべていた目的地があった。烏山線、というローカル線である。天気が悪ければ外歩きをするのは億劫だし、まっすぐ帰るのも、もったいない。ツーデーパスのフリーエリアを眺めていて、今まで乗ったことがない路線が目に入った。それが烏山線だった。

烏山線は、宇都宮の近くにある東北本線の宝積寺(ほうしゃくじ)駅から烏山駅に至る約20kmの路線。沿線に何があるのかは、不明。

前橋から、ほぼまっすぐ東北本線の小山へ向かう両毛線に乗る。群馬も栃木も似たような所だから、すぐに着くんじゃねえかと思っていたけれど、予想以上に時間がかかった。考えてみれば東京からの直線距離でいえば群馬も栃木も似たようなものだけど、両県の東西の距離は、それなりに長い。東北本線の列車が強風で遅れていたせいもあって、宝積寺駅に着いたのは正午ごろ。烏山線はローカル線のイメージがある割には本数が多く、1時間に1本程度の列車がある。ほどなくして、2両編成のディーゼル車がやってくる。


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Tochigi, RICOH Caplio GX100***

宝積寺の近くの車窓からは、大きな蔵を持つ家が何軒か目に入る。イニシエの富農が力を合わせて鉄道を誘致したのだろうか、と想像する。

列車に乗って、烏山までの所要時間は約30分。沿線は平凡な田舎の風景が続く。


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Tochigi [MAP] , RICOH Caplio GX100***

終点の烏山駅は、こじんまりとした駅舎を持つ。近くには、食堂・駅前旅館や若干の商店が軒を連ねる。かつて日本の地方都市では普通に見られた光景だけれど、今、こうしたシーナリィが揃っている町は意外に貴重である。

観光イラストマップというのがあったので、見てみる…


1003213guidemap
Tochigi, RICOH Caplio GX100***

…が、結果、あまり長居する気にもならなかったので、折り返しの列車で戻る。

風も強く、コンタクト持ちの我が目には辛かったし。じっくり歩けば、また何かの魅力を発見できたのかもしれないけど。

塗り絵をひとつ完成させた気分で、帰路についた。

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