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March 01, 2010

日本のチベット

民主党の石井一選挙対策委員長が「鳥取や島根は『日本のチベット』みたいなもの」と発言したことに対して、鳥取・島根県民から抗議が寄せられていると言う。

このニュースを聞いたとき、私には、石井氏が何をもって鳥取や島根をチベットに例えたのか分からなかった。だから、何で鳥取や島根の人たちが怒っているのかも理解できなかった。

調べたところ、「少し語弊があるかもしれないが、人が住んでいるのか、牛が多いのか、人口が少ない所…」と続けたらしい。つまり、「牛が多い」または「人口が少ない」という事象をチベットに例えたようだった。

ワタクシごとではあるが、ブータンに住んでいた頃、わずかな期間ではあったけれど、チベットから亡命してきた人の家に世話になっていたことがあった。

そのとき、チベット人のおばさんから聞いた話の中で最も印象に残っているのが、

「チベット人は世界に600万人いるの。中国だけでなく、世界中に住んでいるのよ」

と誇らしげに語っていたことだった。

事実、当時、人口70万人と言われていたブータンでは、チベット人は決して少数民族ではなかった。

んなわけで、私の「チベット」に対する第一印象は、「ときに生まれ育った地を離れて(いろいろな事情のため…)世界中に住む600万の民の故郷」なのである。だから、日本の、ある地方をチベットになぞらえられたところでピンと来ないし、怒ることに対してもピンと来ない…というか、怒る人は、チベットのことをどう思っているがゆえにそんなに怒っているのだろうか、と、逆に勘繰ってみたくなる。

もっとも、当の石井氏も、後に「「チベットは風光明媚で人柄が良いと言われている。釈明やおわびをすることは何もない」と話しているとのことで、やっぱりこの人もチベットのことは何も知っちゃいねえんじゃないかという気が濃厚にするのだが(どこが知っちゃいねえのかという説明については割愛)。


100301tibetaninbhutan
Paro (BHUTAN), MINOLTA α-807si with 24-85mm***

余談だが、外国の地に関する例えで私が最も気になるのは、「メッカ」である。

「ピ●サロのメッカ」とか「ソー●ランドのメッカ」とか言う例えは、ムスリムの方が知ったら間違いなく激怒するよ。穏便でない人に知られでもしたら、攻撃の標的にされるわ。ったく。

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