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July 19, 2009

森のいかめし

中学の頃、同じクラスだったF沢君という鉄道マニアが、やはり同じクラスにいた、森君、という男のことを、「おい、森!…森のいかめし!」と呼んでいた。

何ですのんそれは?と尋ねると、北海道にある「森」という駅で売られている「いかめし」が、有名な駅弁なのだそうだった。

…と云う、本当にどうでもいい言葉を数十年ぶりに思い出したのは、『青森・函館フリーきっぷ』を見ながら今日の行先を考えあぐねていたときのことである。

今日の天気予報も、雨。ついでに、風も強いらしい。

天気が良ければ青森に戻って、例によって陸奥の海を見ながらマッタリしようと企んでいたのだけど、とても好天は期待できそうになかった。

しかし函館の町歩きは、もう、お腹一杯である。そこで、何処に行こうかきっぷを眺めていたところ、乗り降りフリーエリアに「森」と書かれているのに気づいたのだ。

列車に乗って駅弁を食いに行く、というのも、雨の日にふさわしい旅の姿のような気がする。

函館から森までは、普通列車で1時間20分。

脳内で描いていたイメージと違って、森駅は、防波堤を挟んで海に面していた。考えてみれば、森(Forest)では、イカは獲れない。


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Hokkaido [MAP] , RICOH Caplio GX100***

めぼしい観光スポットがあるわけではなく、特に大きな町というほどでもない感じだったけれど、ホームは3番線まであり、東京からの寝台特急も停まる、それなりの規模の駅だった。

駅舎内にある売店は、案の定、いかめしグッズを含む、いかめしオンパレード状態だった。ちょうど昼時で、待合室にいる旅行者の多くが、いかめしを食べており、イカ臭かった。

雨が上がっていたので、駅の外へ出た。せっかくだから、弁当でなく、新鮮なイカ料理が食べられる店がないかと思ったのだ。

しかし、その手のメシ屋の類は見つけることができなかった。

駅からしばらく歩いたところに、図書館があった。何とはなしに入ると、「昭和35年の森駅付近の地図」というのが貼られていた。それによれば、当時は、駅前に、今は存在しない大衆食堂や旅館があったようだった。その昔は、この町も、もっと栄えていたのだろう。

来た道を戻り、「いかめし」の幟が目立つ、駅前の柴田商店という店で、結局、いかめしを買う。この店は直販をやっているようで、買ったいかめしは、まだ温かかった。


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Hokkaido, RICOH Caplio GX100***

できたての駅弁を評するというのは邪道のような気もするけれど、まあ旨くて当然っすね。


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Hokkaido, RICOH Caplio GX100***

観光スポットが無い割に、駅で旅行者を多く見かけたのは、どーも、函館からSL列車が来ていたためらしかった。いつも走っているかどうかは、わからん。


090719noheji
Aomori, RICOH Caplio GX100***

帰路、雲が切れてきたのを見て途中下車したくなり、東北本線の野辺地駅で降りて、夕食を食らった。

ああそれにしてもまた車窓から陸奥湾の新しいナイスなビューポイントを見つけてしまいましたわ次回は天候の安定している時期を見計らってリベンジしたいっすねぇいつになるかわかりませんが。

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