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February 10, 2007

ブータン新国王、始動

先日即位したばかりのブータンのJigme Khesar Namgyel Wangchuck新国王が、隣国インドを訪問。二国間の新しい条約に署名した〔クエンセルのサイト(英語)〕。日本の新聞にもいくつか記事が掲載されていたけれども、新国王は26歳で若くて男前だとか、あんまり事の本質には触れられていなかったような。

現在、ブータンはインドの保護国という立場にある。保護国では、外交権や国防権などの一部の限られた主権が他の国に仕切られている状態にある。言い換えれば、緩めの植民地のようなものである。

このような状態がブータンにとって面白いわけはないだろうが、チベット人を弾圧している中国が北側に隣接している地理的現状を考えれば、インドと手を結んでおくのは、現実的に考えて決して悪い選択ではない。私が住んでいた頃、ブータンの中国との間の国境警備はインド兵が行なっているのだと聞かされていた(集落から徒歩2日かかる山間地帯の話であり、実際に外国人が簡単に確認しに行けるような場所ではなかったので、あくまで伝聞である)。

今回の新条約により、ブータンの外交権などの独立性が高まるらしい。もちろんそれはそれで結構なことではある。しかし一方、この国の国家歳入の半分以上は、各国ODA他の援助によるものである。あたしゃそれを知ったとき、この国には独立国の資格があるのか?と失礼ながら感じてしまったのだが。

大した産業がないこの国の将来を考えると、新国王にかかる責任は、日本の某コクバル知事など比較にならないくらい重い。

070210endurance
Unknown teahouse on the pass (Bhutan), Olympus CAMEDIA D-400 ZOOM


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