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August 20, 2006

デジタル時代の単焦点レンズ

一眼レフにおける単焦点レンズのズームレンズに対するアドバンテージといえば、一般的に以下のようなことが考えられる。

(1)単純に割と描写性能がよい
(2) ズームレンズが対応しきれない焦点距離やマクロ域等をカバー
(3) 小型軽量
(4) 開放絞り値が明るいので、暗所に強い

このうち(1)~(3)については、時代と共に両者の差が縮まりつつある。実際に使っていてもそれは感じるし、また、この辺の分野の最新技術(超なんたらガラスやらなんたらかんたら非球面レンズやら)というのが単焦点レンズではなくてズームレンズに採用されるのが多いことからも何となく察しがつく。

しかし(4)の開放絞り値の差は、昔からあまり縮まっていない。開放F2.8のズームは数十年前から存在するけれど、F2.8より明るいズームは、未だにほとんどない(フォーサーズではオリンパスの35-100mm F2がある。また35mm版ではタムロンが20-40mm F2.7-3.5というのをつい最近まで売っていたが)。であるがゆえに、Available Lightで撮影することが多い旅行では単焦点レンズ(特に小型で割と大口径のもの)を持っていくことが多かった。

だがデジタルカメラでは、ISO感度を任意に変えることができる。すると夕闇の中で、フィルムカメラを使っているときのように「ここではISO100で絞りF3.5だと1/15秒しか切れないから開放絞りF2のレンズを使おうかなぁ」などと悩まなくても、ISO感度を二段上げれば、それで済んでしまう。当然感度を上げることによる画質の低下は伴うけれども、絞りF3.5 vs. F2の画質差と天秤にかけてみると、どちらを採るべきかは微妙なところだ。つーか荷物が軽くなる分、感度upで対処しようとするのが旅人の性というものである。

ソニーがα復活に当たってミノルタ時代の単焦点レンズをこれから焼き直して続々発売するけれど、どれくらいが採算ベースに乗るのだろうか。凡庸なスペックの単焦点レンズはデジタル時代にはどんどん淘汰されていくだろう。といってクソ重くて高価な、マニア向けレンズばかりが残るのも面白くないのだが。

060820otsuka
Tokyo, Konicaminolta α-sweet Digital with 24mm***

24日の第34回(!)大塚阿波踊りに向けて、現在、大塚の町は賑々しくライトアップ中。都電とからめて撮ろうとしたけど難しい。ソニーが再発してくれない24mmF2.8で撮影。

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Comments

ご無沙汰です。実は僕も単焦点マニヤとして記事書いてた矢先でした…。

最近28mmF2.8がメインです。
銀塩換算45mmの誘惑と申しましょうか。
24mmF2.8、28mmF2.8、35mmF2、50mmF1.8を地味に愛用していこうかな、と。

Posted by: y.tamaki | August 21, 2006 12:31

人それぞれ、好みの焦点距離というのがありますね。しかしデジタル使っていると、ズーム一本で済ませてしまう傾向がますます強くなるような気がしますです…

Posted by: B.God@管理人 | August 21, 2006 23:05

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