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March 31, 2005

のと鉄道廃止

050331-1石川県・能登半島の先端部を走っていた、のと鉄道が廃止された。

この鉄道には、去年、一度乗ったことがある。

そのとき撮った写真には梅の花が写っていたものがあったから、たぶん季節は今と同じ頃だったかと思う。

のと鉄道には各駅停車しか走っていなかったため、金沢からの距離感を非常に強く感じたのが、まず印象に残っている。

そしてもう一つ思い出すのが、このとき訪ねた「七見」という駅のことだ。

別に、この駅の近くに名所旧跡があるわけではなかった。

長い間列車に乗り続けるのに飽きたので、ひと駅歩いてみようと思い、気まぐれに、海の近くの駅で途中下車した。

そうして日本海沿いの道を歩いて辿り着いたのが、七見駅だったのだ。

周囲には人家も少なく、ホームが一つあるだけの無人駅だった。しかし待合室は新しく、椅子には手作りの座布団がくくりつけられていた。

中を見回すと、小さなホームに人が鈴なりになっている写真が飾られていた。この駅ができたときのものだった。「1995年3月」と書かれていたから、10年前だ。鉄道が通ってからだいぶ経って、地元民の要望で駅が新しく作られたようだった。

小さな、ひと気のない駅ではあったけれども、住民の熱意を感じた。

しかし数十分後やってきた列車に乗ったのは、私一人だった。

そして一年。

のと鉄道廃止のニュースを聞き、ネットで検索するうち、北陸中日新聞の『駅の記憶』という記事を見つけて、読んでみた。

泣けた。

050331-2

↑七見駅にて。近くに、六代目横綱「阿武松」の生誕地があるそうだ。 

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